2023/8/13 UP!
本日も番組をお聴きいただき、ありがとうございました!
今日のテーマは「夏休みの宿題」。夏休みの絵日記や、読書感想文、自由研究などなど、ベイサイドリスナーの皆さまの心に残るエピソードを教えていただきました。面白かった~。
メスがオスを食べるシーンに衝撃を受けた鈴虫の観察、夏休みが終わってからやることになった朝顔の観察日記、何か賞を取りたいと一念発起して取り組んだラジオ天気図…。皆さんの子供の頃の様子が目に浮かびました。そして、夏休みの宿題は、少なからず人を育てているんだなぁと。時計を巻き戻して、ちょっと子供の頃の夏休みをまた体験したくなりました。それにしてもですよ。お子さんの宿題を手伝っている親御さんたちは本当に大変!ですが、その作業もまた、親たちを育てるのかも。なんて。

さて、今日の「由美の駅」は、自由研究にはうってつけ、そして避暑にもうってつけのスポットをご紹介しました。千葉市あすみが丘にある「ホキ美術館」です。ここは、世界でも珍しい、写実絵画を専門とした美術館。創設者の保木将夫氏が収集した写実絵画が展示されています。
写実、と一口に言っても、その味わいは作品によってかなり異なります。まるで写真のようなものから、画家の筆遣い、息づかいが感じられる作品まで、幅広い絵画を観ることが出来るのですが…、私がここで色々書くよりも、まずはあなたご自身が、ホキ美術館に足を運び、作品と向かい合っていただければと思います。

番組でもご紹介しましたが、ホキ美術館は建物自体もとてもユニーク。建築科の学生さんも多数やってくるのだそうですよ。そして、作品をゆっくり味わえる工夫が随所に施されているのです。ピクチャーレールのない展示室、長時間鑑賞しても疲れないゴム素材の床、絶妙な照明。なにより、建物の形が素晴らしい!平面図を見ると、長細い、刀のような緩やかな弧を描いた形なのですが、その壁面に展示された絵を辿りながら、1階、地下1階、地下2階と進んでいくと、アートのやわらかい渦の中にじわじわと入り込んでいくようで、とても面白い鑑賞体験となりました。
今回お話をうかがった広報の後藤さんは、しきりに「非日常を感じる空間」という言葉を使っていらっしゃいましたが、まさに、日常とは明らかに違う空間を、目だけでなく、体全体で味わうことができました。今回は取材ということでざっくりの鑑賞だったのですが、いつかプライベートで出掛けたいと思います。そのときには1日がかりで、絵画を味わい、レストランやカフェで食事やお茶を味わい、お隣の公園で自然を味わって再び絵画を味わい、そう、ミュージアムショップではグッズ(可愛いもの、ユニークなものが多数!)を味わうという、フルコースを楽しみたいと思っています。

「ホキ美術館」、とても素敵な美術館です。あなたもぜひ、時間をたっぷりとって、写実のアートの美しさ、面白さに浸ってください。広報の後藤慧さん、興味深いお話の数々、ありがとうございました!
さて、次回ベイサイドは8月20日(日)。テーマは「食後の○○」。あなたがいつも食後に食べているもの、飲んでいるものはなんですか?食後に必ずすることはありますか?「由美の駅」では、食後のデザートにぴったりなイタリア生まれのカッサータを紹介しますよ。
来週もぜひお聴きくださいね!
(ゆみのしん)