2024/3/17 UP!
本日も番組をお聴きいただき、ありがとうございました!
今日のテーマは「肉は裏切らない」。ベイサイドリスナーの皆さまの、この美味しさは裏切らない!と思った肉体験、肉の食べ方のこだわりなどを伺いました。メッセージはいつにもましてぞくぞく、まさに「肉は裏切らない」でした。肉。皆さん、好きなんだな~と思いました。いえ、私も好きですけれどね。今日のオンエアで、今度私も作ってみようと思った肉料理。ふきのとうの肉巻き、手羽先のレモンサワー煮、ベビースターラーメンで唐揚げの衣。食べに行こうと思ったのが、オーストラリアのカンガルー肉、埼玉県東松山市のやきとり。さて、あなたは?

そして、今日の「由美の駅」は、知る人ぞ知る成田の肉料理、ジンギスカンをご紹介!
え?ジンギスカンって北海道じゃないの?そんな方が多いと思うのですが、実は、成田はジンギスカンと深い関係にあり、「ジンギスカン発祥の地」とも言われているんです。成田空港ができる前の三里塚には、かつて御料牧場がありました。ここは、元は明治8年に、日本初の羊毛の自給自足と羊肉の生産を目的に開設された牧場でした。昭和初期には、日本でも羊肉を食べていたんですね。この時使われていたジンギスカンの鉄板は、今も三里塚御料牧場記念館に展示されているそうです。
さて、戦後、ジンギスカン料理は、御料牧場を訪れた外国人外交官やその家族をもてなし、国際親善の発展に大きく貢献しました。そのころ、羊の飼育者が集まってできた「緬羊協会」はジンギスカンの試食会を開催。これが好評を呼び、ジンギスカンは成田の名物となっていきました。昭和40年代以降、三里塚街道にはジンギスカン料理の看板を掲げるお店が10数件もあり、「ジンギスカン街道」と呼ばれるほどだったそうです。御料牧場自体は、成田空港の建設に伴い栃木に移転しましたが、ジンギスカン料理は成田に残っていったわけなんです。
「由美の駅」のコーナーをお届けした直後、お父様がその御料牧場で働いていらしたリスナーさんからのメッセージが届いて、とても嬉しかったです!取り上げた甲斐がありました。
さて、今では数えるほどになった成田のジンギスカンのお店ですが、まだ楽しめるお店は残っています。私が今回出掛けたのは、成田駅からほど近い「メーモーブー」というお店。ここは、ジンギスカンではめずらしい長方形の鉄板を使っているのですが、店員さんが焼いてくださって、ひじょうに美味しいジンギスカンを味わえました。普通はタレで食べるジンギスカンですが、このお店は塩だけで味わう「塩ジンギスカン」もあり、これもとても美味でした!
成田といえば鰻、という方が多いと思いますが、ぜひ今度は、成田でジンギスカンをお楽しみください。そして、知られざる成田の歴史にも思いを馳せてくださいね。
さて、次回ベイサイドは3月24日(日)。テーマは「茶色イメージ向上委員会」。茶色にどんなイメージをお持ちですか?身の回りの、素敵な茶色いものの話を教えてくださいね。「由美の駅」では茶色いジャージー牛からとれたおいしい牛乳を紹介します。来週も聴いてくださいね。
(ゆみきち)