2024/3/24 UP!
本日も番組をお聴きいただき、ありがとうございました!
今日のテーマは「茶色イメージ向上委員会」。
茶色、といいますと、身の回りによくある色でありながら、なんだか地味で目立たなかったり、「うちの母さんの作る弁当、茶色くて恥ずかしい」とか、「きれいな紅葉もだいぶ茶色くなってしまった」とか、マイナスなイメージで使われることが多いですよね。そこに茶色があれば他の色は引き立つのに、そこに茶色があればバラバラになりがちな色も統一が取れるのに、茶色ってホント、損な役回り。というわけで、今回のベイサイドは、縁の下の力持ち、茶色のイメージを少しでもアップできたらとこのテーマにしてみました。
はたして、ベイサイドリスナーから届いた素敵な「茶色」は…?フクロウカフェのフクロウ、ゴンタ君、鰻、茶色いお弁当、マデイラシトリン…「茶色」がキラキラ輝き始めた気分♪そうそう、今日の番組ⅹ、よかったらご覧になってくださいね。素敵な「茶色」が目白押しです(ただし、エンディングでお話ししたインパクトありすぎの熊の手のお料理も)。
そして、今日の「由美の駅」は、先日発表された「ちばガストロノミーアワード(※)」生産者部門の大賞に輝いた、館山市の須藤牧場をご紹介。4代目代表取締役の須藤健太さんにお話を伺いました。
須藤さんの曽祖父が始めたという須藤牧場。その歴史は約100年にもなります。現在は100頭の乳牛を飼育し、アイスクリームや牛乳などを自社で加工、直営店ではソフトクリームの販売などを手掛けます。
「ちばガストロノミーアワード」受賞の決め手は、「とにかく牛乳のうま味が圧倒的だった、と言われました」と須藤さん。実際に私たちも、須藤牧場の「ジャージー牛乳・ブレンド牛乳の飲み比べセット(1980円税抜き)」をお取り寄せしましたが、驚きの美味しさ!特にジャージー牛乳は、とろりとして濃厚で、甘み・うま味があって、そのまま冷やすとアイスクリームになるのではないか、というお味。ちなみに、このジャージー牛は、今日のテーマの大元。イギリス原産の「茶色い」牛で、採れる牛乳の量は少ないのですが、栄養価の高い、甘くて美味しい牛乳が採れるという特徴があります。一方、ブレンド牛乳は、ジャージー牛乳よりすっきりした飲み口ではありますが、しっかりとしたミルクのうま味が味わえました。とにかく、いずれも、いつも飲んでいる牛乳とはまったく別物なのです。
それにしても、須藤牧場では、なぜこんなにも美味しい牛乳を生産することができるのでしょうか?須藤さん曰く「まず牛が健康であることがだいじ。健康でなければ味に雑味が出ます。なので、牛1頭1頭の健康に配慮し、性格に合わせた飼育を心掛けているのです」。100頭の牛にはそれぞれ名前を付け、顔を見ればどの子かわかるのだそうです。それは須藤さんに限ったことではなく、ほかのスタッフも同じような心構えで日々の仕事に取り組んでいるとのこと。「僕たちの仕事は、スポーツ界で言うマネージャーのようなもの」。牛たちへの愛、酪農の仕事に対する情熱が伝わってくるインタビューでした。
今回の受賞をきっかけに、酪農発祥の地・千葉の魅力を広く国内外の観光客に発信したいと語る須藤さん。その視線は、目の前の牛たちはもちろん、一緒に働く仲間にも、そして千葉の未来にも注がれていることを感じ、聞いていてわくわくしました。
須藤牧場にはオンラインショップもあります。牛乳、アイスクリーム、モッツアレラチーズなどのお取り寄せができますよ。また、先月館山にオープンした「道の駅 グリーンファーム館山」でも、須藤牧場のジャージー牛乳を使ったソフトクリームや、生シェイクなどが楽しめます。この生シェイクとは、須藤牧場のジャージー牛乳の特製アイスを使ったドリンクで、須藤牧場では県内の飲食店と協力して「生シェイク祭り」なるものを展開しているのです。今年は6月1日スタートだそうですよ。詳しくは、須藤牧場のホームページ、またインスタグラムをご覧くださいね。須藤さん、お忙しいなかインタビューに応じていただき、ありがとうございました。たいへんなお仕事でしょうが、これからも頑張ってくださいね。このインタビューはradikoのタイムフリーで聴くことができます。聴き逃した方、もう一度聴きたいという方、ぜひ。
※ちばガストロノミーアワード
千葉県の“食”の魅力を表現する飲食店と生産者をたたえるもの。ガストロノミーは直訳すると「美食学」。文化や歴史の意味も併せ持つ。「ちばガストロノミーアワード」は、味に加え、食材・店舗・料理人など、食に関する“ストーリー性”も評価するのが特徴で、県内初の取り組み。審査では単なる美味しさだけでなく、「千産千消」といった地域とのかかわりも含めて評価。県内の飲食店・生産者からの自薦・他薦を含む500を超える応募の中から、厳正な審査の下、大賞、特別賞を決定した。飲食店部門の大賞は、佐倉市のイタリア料理店「プレゼンテスギ」。
さて、次回ベイサイドは3月31日㈰。わたくし帆足由美、最後の登板日です。テーマは「帆足由美以外にありがとう」。なぜにこんなテーマなのかというと、私の降板をお伝えしてからというもの、ありがたいことに私へのありがとうメッセージが沢山届いておりまして。それは本当に嬉しいことですが、それを読んでいると、ワタシ泣いちゃう。最後のオンエアは、帆足由美以外の人&もの、家族、友だち、その他周囲の人たち、ペット、愛用の道具、環境などなど、リスナーの皆さんの思う、自分を支えてくれるものへの感謝の気持ちを投稿していただき、「ベイサイドリスナーって素敵だなあ」というあったかい気持ちで番組を終わりたい、という私のワガママです。ぜひ、帆足由美以外で、あなたが今、感謝の気持ちを伝えたい人&ものを教えてください。
さらに、みなさんがどこでラジオを聴いているのかを調査する「白地図塗りつぶし大作戦」も、最後の最後にやっちゃいます!これまで2回トライしてきたこの企画、2年前の前回は、かなり塗りつぶせたのですが、残念ながら塗れなかった市町村も。書いてしまいますよ。旭市、芝山町、富里市、白子町、長生村、一宮町、長柄町、長南町、富津市、鋸南町。ここが前回白いままで終わったところ。ラストの来週こそ、チーバくんを真っ赤に塗りあげたいのです!ぜひぜひ、ご協力ください!
楽しいラストにしたいと思います。来週もぜひお聴きくださいね。
(ゆみきち)