2024/3/31 UP!

本日も番組をお聴きいただき、ありがとうございました。
帆足由美ラストランのテーマは「帆足由美以外にありがとう」。
オンエアでも言いましたが、あえて「帆足由美以外に」としたのは、私の最終回ということで私にありがとうが集中するかもしれない、それはあまりに手前味噌が過ぎるし、何より私の涙腺が決壊してしまう、ということ。それでも「ありがとう」というテーマにしたかったのは、最後のオンエアこそ、ベイサイド・リスナーの皆さんの温かいメッセージをたくさん紹介して、幸せな気持ちで終わりたいという私のワガママです。そんなワガママに付き合ってくださって、皆さん本当にありがとうございました。しかも、「できればクスッと笑ってしまうようなありがとうメッセージも欲しいなあ」などと難しい注文までつけたのに、ベイサイドリスナーはすごい!心温まる「ありがとう」や、自分もそうだなあと共感できるお話に混ざって、本当にクスッと笑えるエピソードが良い塩梅に届くのです。さすがはベイサイドリスナー!と最後の最後も大いに感心してしまったのでした。ありがとう!
そして、「帆足以外に」としたものの、私へのありがとうメッセージも実はたくさん頂戴しました。読むと泣いてしまいそうなので、オンエア中は読みませんでしたが、これからじっくり読ませていただきますね。
そして、リスナーの皆さんがどこで番組を聴いているのかを調査した「白地図塗りつぶし大作戦」。メッセージが来た千葉県の市町村すべてを赤で塗りつぶし、チーバくんを出現させようという企画です。これまで2度トライしてきたものの達成できなかったのですが、今回はみごとコンプリート!!嬉しかった~!!真っ赤に塗りつぶされた白地図はなかなかの迫力。本当に千葉県中でBAYFMが、ベイサイドが聴かれているんだと感動しました。これもまた、ベイサイドリスナーの皆さんのおかげです。ありがとう!
そして、最後の「由美の駅」で取り上げたのは、「流鉄流山線」。最終回にあたって、これまでの総括をする手もありましたが、ずっと紹介したいと個人的に思っていたこのローカル線をご紹介しました。全長わずか5.7キロメートル、全6駅。そのすべての駅に下車する旅。今回は車内の音もたっぷり盛り込みつつのご紹介でしたが、流山線に揺られる気分は味わっていただけたでしょうか?
大手町から35分にも関わらず、レトロな雰囲気いっぱいの流山線。単線を行く二両編成の電車は、馬橋-流山間をのんびりと11分で結びます。車両はカラフルに塗られ、それぞれに愛称が。極め付きは、交通系ICカードが使えない!切符を買って乗るのです!しかも、希望すれば懐かしい硬券を購入できるのです!!実は私、取材の最後にこの硬券を購入、鋏も入れてもらったのですが、帰宅すると、ない!どこにもない!失くしてしまったのです。まだしつこく探していますが、それよりも、プライベートでまた乗りに行った方が早いか、なんて。
今回の取材は全駅下車がメインでしたが、流山線は終点の流山を散策するのもおすすめです。流山は、江戸時代から明治・大正にかけて商業が栄えた土地。その歴史を感じさせる木造建築の店舗、蔵や古民家を改築したレストランやカフェなどが点在して、散策にはもってこい。また、取材に行った先週金曜日は、江戸川の岸辺の菜の花が満開!実に美しい光景でした。江戸川沿いには桜並木もありますので、これからさらにそぞろ歩きが楽しくなること間違いなしです。この春は、ぜひ流鉄流山線の鉄道旅と流山散歩をお楽しみください!今回の取材は、流鉄の松本浩美さんに大変お世話になりました。御礼申し上げます。
1990年10月7日の初オンエアから33年半。こうして文字にすると、なんと長い月日をベイサイドと過ごしてきたのかと思いますが、皮膚感覚的にはあっという間。実はここ数年、毎回のオンエアの出来を100点満点で自己採点していたのですが、満点を取ったことはなく、83点とか、78点とか…、次こそは!と思ってオンエアに臨んでいたら、33年半経っていた、という感じです。33年半、飽きることはまったくなかった。どんなにへこんでいるときも、ベイサイドでお喋りをすれば元気になれました。秘薬でしたね、私の。
ラジオの変遷も目の当たりにしてきました。初期の音源はアナログレコードとCDが半々、それがみるみるうちにCDのみとなり、最近はデータ。リスナーの皆さんの投稿ツールも、はがき、FAX、メールと変わり、今やXも。そして、FMラジオ番組の形態も、かつての「more music,less talk」から一転、今やFMでもトーク中心の番組が多くなりました。そんななか、ベイサイドは、音楽もたっぷり、トークもたっぷりでお届けしてきて、そのバランスはなかなか良かったのではないかと自負しています。
ベイサイドは4月から新しいDJで新しいスタートを切ります。ぜひ新生ベイサイドも可愛がってあげてください。そして、ラジオを変らず愛してくださいね。私自身は、オンエアでもお話しした通り、4月以降は白紙状態で何も決まっていないのですが、まだまだ喋り手の仕事は続けていくつもりです。動き出したくなったら、SNSなどで発信しますので、待っていてくださいね。
皆さま、33年半、本当に、本当に、ありがとうございました。またいつか、どこかで。
(帆足由美)