文化・芸術・エンターテインメント・衣・食・住など、
様々な分野で活躍するクリエイター達。

何かを生み出すそのエネルギーの「核」「根源」はどこから発せられるのか?
クリエイター達、1人1人の中にある“好き”を追求すると、
その答えが見えてくるのではないか?

LIKE LABOはクリエイター達の“好き”を研究するSPACE。
何がきっかけでLIKEになり、どれほどLIKEしているのか?
それを知ることでゲストへのLIKEが増殖していく。

Every Tue. 24:00~24:27

BAYFM CREATORS BANK #LIKELABO 第84回 DJ #松風雅也 ゲストは、#カマチ陶舗 #蒲地勝 

2022/11/9 UP!

時代を彩るクリエイターたちの“好き”研究スペース!
「BAYFM CREATORS BANK~LIKE LABO~」

第83回と第84回

ゲストは、カマチ陶舗 代表取締役 蒲地勝さん
カマチ陶舗は、ミシュランガイドと並ぶ、フランス発祥のレストランガイドブック
「ゴ・エ・ミヨ」ジャポン2022で、イノベーション賞を受賞しました。

Podcast 32分33秒以降~では、蒲地社長お気に入りのカマチ陶舗の有田焼を紹介。

その1位がこちら。

有田焼 洋食器第1号
「円盤」~

フランスのレストランに有田焼の洋食器を使ってもらおうと、初めて足を運んだとき、
こちらを、ドミニク・ブシェさんに見せたところ、
フランス人の手が入るように、フチを高くしてといわれて。
厨房全員の指の太さを測り、平均値をとった。(このあたりは、前回のPodcastにて)

焼く前はフラットだけれど・・・。有田焼の弱点でもあるフチがダレるため、厚みなども改良した。

右が改良前、左が改良後

横から見ると。

確かに、改良後の左の方が指が入りやすい。

ここから、有田焼の洋食器が始まりました。

他、2位、3位は、このHPの後半にて。

今回は、蒲地社長の「好き」な話。
「好きレベル初級」は「考古学」

Podcastでは、さらに、「好きレベル中級」は「レストランビジネス」
「最上級レベルの好き」は「仕事」「レストラン」「娘と遊ぶこと」も。

「レストランが好き」を上回りすぎて、お皿をオーダーするシェフと戦ってしまう場面も。
「何をしたいの?」とか「どうしたいの?」が分からないとお皿が作れないという話も。
「〇〇シェフみたいにやりたいんです」という人もいますが、
「それだと「〇〇シェフ」を越えられないのでは?オリジナルはできないのでは?」・・・と。
「会話して自分のオリジナルを作らないと勝負にならないんじゃない?」といったら、
「お皿やさんにそんなこと言われると思ってなかった」と、怒って帰っちゃった人がいたとか。

レストラン好きということもあり、レストランは特別な場所と思っていらっしゃる蒲地社長。そんなレストランの特別なものを作るという意識の高さから、一般では売らないとのこと。

Podcastでは、そのカマチ陶舗の洋食器の中から、蒲地社長のお気に入りのお皿ベスト3を伺いました。

第3位「パン皿」(テーブルにずーっと置いてある)
直径14センチ。真ん中がくぼんでいる(ダレる~弱点を利用して傾斜を作った)。
大理石のような・・・。布に絵の具を付けて描く。
実は中は空洞。

同率3位 フランスのグランメゾン【トロワグロ】用に作ったもの。

前菜用に作った。風景画に見える。

乾燥させているときに、ちょっとまげて戻す。。。失敗品のやつ。飛行機から見る景色。山々が連なる。ひび割れているから、窯で焼くとき、割れちゃうことも。

そして、第2位 「シルバーモザイク」
プラチナが表面。前菜だったらアミューズだったり。

松風さんがちょっとぶつけちゃってしまったのですが、社長はすかさず「有田焼は丈夫だから割れないです」と。
モザイクを出していく方法、何回も窯にいれて、細かい柄を出していく。
ベースがあって、中間材があって、上にプラチナがのってる。
ある温度に達すると中間材が割れる。すると、プラチナが入っていく。
海とか、北極とか・・・ナチュラルなイメージ。
これは、原口さんが、本当はプラチナのミラー仕上げにするつもりで作っていたのですが、
プラチナを塗る順番を間違え、一番上にプラチナを塗ったそうです。
するとひび割れて、慌てた原口さんはなんとかならないかと4回焼いた・・・。その結果、全部にひびが入り、これ以上、社長はごまかせない・・・って。50枚全部の失敗を告白。
でも、これ、かっこいい・・・って話になって、失敗が、成功の皿となった。

そして、1位が有田焼の洋食器 第1号。「円盤」でした。
これに興味をもってくれたドミニク・ブシェさんの注文どおりに改良し、カマチ陶舗は無事海外進出を果たしました。

そんな中、オリジナルで作ったカマチ陶舗のお皿がコピーされることも。
でも、焼き物はコピーの歴史と寛容な蒲地社長。
大量生産の焼き物業界だけれど、有田焼だけが、少量多品種生産をしていると。
それを利点にして、こまわりがきいて、どんどん新しいものが作れる。
このスピード感で、勝負するのが有田。
これを大事にしないと・・・・。ただ、意外とこの利点を有田の人たちが気づいてなくて・・・。
1つ1つの作品をもって、有田焼の価値を自ら挙げていくカマチ陶舗 蒲地社長でした。

カマチ陶舗のHP
https://www.kamachi.co.jp/

映画のようなカマチ陶舗のエピソードは、ぜひ、2回分のPodcastで、チェックしてください。


11月8日分は、radikoタイムフリーで。
BAYFM CREATORS BANK~LIKE LABO~ | bayfm78 | 2022/11/08/火 24:00-24:30 https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20221109000000

お気に入りのお皿については、11月8日分のPodcastで、どうぞ。

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PODCASTトーク1 (11月1日のものです)

蒲地勝(カマチ陶舗 代表取締役) トーク1:蒲地勝社長の豪快人生のダイジェスト版!
未公開トークでは、1つ1つのエピソードを深堀り!有田焼の魅力もたっぷり。

https://omny.fm/shows/bayfm-program02/ad997405-9f82-4cb1-bcdf-af3f0083b2de

PODCASTトーク2 (11月8日のものです)

蒲地勝(カマチ陶舗 代表取締役) ドーく2:蒲地勝社長の「好き」!
未公開トークでは、蒲地社長のお気に入り食器ベスト3を大公開!
カマチ陶舗の個性たっぷり。ぜひ、HPで写真を見ながら楽しんでください。

https://omny.fm/shows/bayfm-program02/3db4ca5f-854a-4bbb-a660-af470020c1b6




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