2021/1/15 UP!
今回は、長生村を取り上げます。この番組、いろんな話を地元の方に伺ってきていますが、今回はちょっと違います。長生村の話なんですが、長生村のことをあまりよく知らなかった方にお話を聞いています。映画監督、映像作家の安田瑛紀さんです。映像制作会社エレファントストーンで仕事をされている安田さんの元に、長生村のPR動画の制作依頼があったのがきっかけで、最終的に短編映画を作ってしまったというエピソードを紹介します。

会社に依頼があって安田さんが担当になり、まずは現地に行ってみようということで訪れたところ、「とにかく高い建物がない。」「抜けの良さ、空が広いという印象」「撮影しやすそう」というのが第一印象だったそうです。
個々のものは素晴らしいものが多いが、「これ」というインパクトがあるものに出会えなかったと振り返っています。綺麗なところや美味しそうなものを撮影してそれをつなぐだけでは見劣りしてしまうのではと心配になったそうです。そこで、発想を変えてみることにしたのだそうです。長生村を舞台とした映画を作ったらどうか考え方を変えたのです。準備の段階で役場の皆さんや家をロケで貸してくれたみなさんの 優しさをストーリーに落とし込みたいと思いが強くなってきました。
そこでできいた短編映画が「長生ノスタルジア」という作品です。これは現在もYouTubeで無料で見ることができます。

視聴はこちら「千葉県長生村 presents 映画『長生ノスタルジア』」
撮影エピソードを伺うと「ここではお雑煮に青のりをたっぷり振りかけて食べているんですよ。撮影の時もそのシーンがあって、後で自分も食べようとしたが、時間の都合で自分だけ食べることができなかった。別のインタビューでそのお雑煮を食べられなくて心残りと発言すると、それを知ってか、後日、映画の完成披露の時、長生村の村長が用意してくれた。ものすごくおいしかった。よかったです。食べられて。」
地域で実際にやっているお祭りなどを撮影したのですが、全くよそよそしさがなかったそうです。みなさんとってもとても自然でそれに安田さんは驚きました。村のいいところを皆さんに聞くというシーンがあるのですが、実際、悪口、文句を言う人が一人も出なかったのはちょっと驚き。あったら編集でカットしようかと思っていたが本当になかった。長生村は本当にいいところなんだと思う。と振り返っています。
今回は、東京のエレファントストーンのオフィスで安田監督にインタビューを行ったのですが、代わりにチーバくんに長生村にいっていただきました。その時のショットをいくつかご披露いたします。







長生村は東京などの都市部からの移住も積極的に誘致しているそうです。
この映画が、長生村に興味を持つ大きなきっかけになるといいですね。