三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第54回 一宮町

2021/7/16 UP!

今回は一宮町に行ってきました。

サーフィンの町として、そして東京オリンピックのサーフィン競技の会場として、知られています。

ちなみに「一宮」の意味なんですが、ここはかつて上総の国と呼ばれていまして、その「一之宮」一番格が高い神社の玉前(たまさき)神社がここにあることから、その名前が付きました。ちなみに下総の国の」の国一宮は香取市の「香取神宮」、安房の国の一宮は館山市の「安房神社」となっています。今日は、「サーフタウン一宮町」を紹介していきたいと思います。

昭和50年代には、すでに多くのサーフショップがオープンしていた一宮。現在では年間に60万人ものサーファーが訪れ、町も「一宮版サーフォノミクス」を総合戦略として掲げて「サーフタウン一宮町」のブランドづくりを進めています。2009年には 役場に移住促進担当を設置して「サーフィンと生きる町」を目指しているそうです。

今回は一宮町のサーフィンや魅力についてお二人の方にお話を聞いています。一人目は、一宮町の老舗のサーフショップ カルフォルニア ハワイ プロモーション通称「CHP」に所属されている、地元出身のプロサーファー河野正和さんです。

河野さんは12歳でサーフィンを始め、高校3年の時に全日本選手権ジュニアクラス優勝。さらにその年プロトライアルに合格。17歳でプロデビューを果たし、2009年に22年間の選手を引退するまで活躍。’97年 2001年2002年と3度のグランドチャンピオンを獲得されている方です。 河野さんに、一宮の海になぜ、サーファーたちが集まるのか教えていただきました。

「このエリアは日本を代表するトップproから、ビギナーの方まで遊べる波があるんですよ。すごい狭いエリアなんですけど、違う波質の波がこういろんなところにあって、ビギナーでも安心してできる場所もあれば、TO Pの方が技を磨いたりする場所もあって、すごい波質の豊富な場所ですね。バラエティにすごい富んでいる場所だと思います。全然ビギナーの方とかも是非のサーフショップでいろんなサーフショップでスクールとかやったりもするんでそちらとか参加して頂くと色々教えてもらえて、そのビギナーのやりやすい場所とかも色々教えてもらったりとかできますよ。」

と、お話しいただきました。

もうおひとりお話を伺ったのはサーフィンのために一宮町に移住してきたというつい先日も大会に出場したプロロングボーダーの高橋浩二さんです。まずは移住をしてきたいきさつを伺いました。

「出身は東京です。中学校3年生の時に友達の先輩のお兄さんがやっていたので、見に行くようになりました。湘南に行ったり千葉に先輩に連れて来てもらったり、あとショップの社長なんかと全国でこう回ってサーフィンしてました。でも僕が(一宮に)来た時は堤防とかがなかったんで、沖が深くてサーフィンするような場所ではなかったんですよ。まあ台風とか低気圧がきた時に、沖で割れて、こうブレイクする。そこで、大きい時だけやれるような感じでした。コンスタントに波があるし、やっぱ一宮町の先輩とかサーファーが結構ウェルカムな感じで。人が良かったりとか、そういう部分でいいなと思って住み始めました。

もう移住して人生の半分以上は行きましたけど、やっぱり毎日、時間がない中でも必ずサーフィンもできるし、あと野菜なんかもすごく美味しいし、本当来て良かったなと思います。僕なんかはサーフィンスクールをやってて以前70歳の方でも、自分で乗って楽しんだりとか、できるようにまでなったので、もしやりたい方がいたら、ぜひ波音まで来て、いろんなご質問なんかを受け付けますので、是非一宮に来てサーフィン楽しんでみてください。一宮の人達はサーフィンの町なんでウェルカムだと思います。僕なんかも受け入れてもらって、自由にサーフィンをやらせても頂いているんで、 ぜひみなさんもきてください。」ということでした。

現在は釣ヶ崎海岸のすぐ近くで「波音(なみおと)」という海の見えるビーチレストラン&カフェバーを奥様のチカさんとされて います。

世界が認める「サーフタウン一宮町」。千葉県一宮町で繰り広げられる世界トップレベルの波乗りを楽しみにしたいと思います。地元出身の河野さんも住んでいて心地いいとおっしゃっていますし、越してきた高橋さんも、もう離れるつもりがないとおっしゃっているそうです。そんな町の雰囲気も合わせて世界の方々に知っていただければと思います。

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