2026/4/24 UP!
皆さんのお宅には「畳のお部屋」ありますか?
最近の住宅はフローリング多いような気がしますが、やはり日本人、畳の部屋があるとホッとしますね。
奈良時代に書かれた日本最古の歴史書である古事記にも、畳の原型となるものが書かれています。今のように部屋全体に敷き詰めるようになったのは室町時代あたりからとされています。それだけ日本人にとっては大切な文化の一つでもありますね。今回は、銚子で畳店を営む方に、畳への思いや新たな取り組みを伺います。

銚子電鉄犬吠崖っぷちラインの終点、外川駅から歩いて数分のところにある長崎地区。ここに、世界の有名人にも愛用されている畳グッズを作られている青柳畳店というお店があります。一体どんなお店なのでしょうか?店主の青柳健太郎さんにお話を伺っています。まずは、青柳畳店について、その歴史をうかがいました。

青柳さん:東京で修行していたひいおじいさん(曽祖父)が銚子に戻ってきて創業したのが最初で、今年100年を迎えることができました。私自身は4代目を今継がせていただいてます。高校卒業したときには一度横浜のデザイン学校に入らせてもらって、その後デザイン会社に就職をして、都内で10年弱ぐらいデザインの仕事をさせていただいて、地元に戻ってきて今畳屋を継いでいるっていう状況です。そうですね、昔から父親の友人とか関係者の方々に畳屋を継ぐもんだ、みたいな話をずっとされてたのでそのときは何とも思わなかったんですけど、父親の一緒に仕事してるとこについて行ったりとか、工場で遊んだりしてるうちにやっぱその父親の背中っていうんですかね、そういう姿だったりとかお客様と父親が接してる姿を見てるものの記憶がやっぱすごく強くて、なんかすごく輝いて見えて、こっちが仕事させていただいてありがとうなのになぜかお客様に感謝されるっていうこういう仕事って世の中探すとそんなにないんじゃないかなと思って。はい。

お父様である3代目からは「継いでくれ」とは言われなかったそうですが、自然に継いでからは琉球畳のようなへりなしのものの張り替えや製作もなさっています。

畳屋さんて力仕事。お疲れ様です。畳って昔の人の知恵が詰まっているという話を聞いたことがあります。実は、皆さんあまり知られていないと思うんですが、畳って日本家屋の中でこんな役割を果たしているんです。

青柳さん:畳自体イグサ自体に抗菌性があるっていうものもあるんですけども、生活の中で出た細かい埃とか塵とかそういったものを畳自体が呼吸をして吸着してくれるっていう機能があるので、お客様に説明する時には、空気清浄機のフィルターが部屋に敷き詰めてあると思ってもらった方がいいですよっていうような、そういう話をよくさせていただいてます。その埃はもう畳の中に取り込まれていくので、パンパン叩けば出てくると思うんですけども通常の生活でまた埃が出てくるってことはないので自分たちが畳を張り替える工事をいただいたときに、それをまた掃除して綺麗にしてお客様の家に戻すっていうよな、そういう形をとってます。昔、お茶ガラをまいてほうきで掃いてたっていう時代があったと思うんですけど、今ね、少ないですけどねお茶ガラを撒いて埃を吸着させて掃除をするっていうものと、他に諸説あると思うんですけども、そのお茶の成分のカテキン。カテキンで畳自体を殺菌消毒してたっていうような、そういうようなお話もあるので、昔の人の知恵っていうのはすごいなって思いますね。
床に空気清浄機フィルターを敷き詰めているような役割!畳の張り替えって、実は、そのフィルターの役割をしている部分の取り替えという感じなんですね。

日本人のDNAの中に刻み込まれていると言っても過言ではない「畳」。日本だけでなく、もっといろんな人に知ってもらおうと活動を始めた青柳さん。その活動で作られたものが、なんとアメリカのトランプ大統領やオバマ元大統領、イギリス王家にも届けられているというんです。
親子四代、100年にわたって畳作りを続けている「青柳畳店」。国産天然素材にこだわった畳は、地元銚子はもとより、県外さらには海外へも販路を広げています。さらに、国産イグサを使った畳グッズは、外交の場でも贈り物として使われ、世界のVIPにも愛用されているというんです。きっかけは、勉強のために畳の原料であるイグサの生産地・熊本県に行ったことでした。
青柳さん:熊本のイグサ農家さんのご紹介をいただいて、いろいろイグサの話を聞きに行ったんですけども、イグサ農家さんのこだわりってこんなにすごいんだっていうのを知って、自分たちこの情報全然知らないなっていうのもあって。イグサの長いものと短いものっていうものに自分はすごくっていう感銘を受けるものがあって。自分はこの長いものは流通に乗るから、それは業者さんたちに任せて、この短いものに何か自分のキャリアを生かして世の中に発信できるものはないかなということで、あの短い畳の農家さんに編んでもらって、それを製品化していこうっていうような形を考えました。自分は、元々デザイン業界にいて設計だったりそういうソフトが使えたので、それでいろんな形のものを自分で描いているうちに、当時すごく若いママさん。子供が生まれたママさんたちの発信力に期待をして、まず生まれてきた子供に対してお出迎えするような気持ちもあって、あのマザーズバッグっていうものを作らせていただきました。
イグサって、ある程度の長さがながいと畳にできない。でも、植物だから短いのもある、それは価値がないから捨てられていたのをなんとかならないのかと、短いイグサで編んだ畳でグッズを作っていったんですね。

最初に作ったのは赤ちゃんを連れているお母さんのための「マザーズバッグ」。厚い布地に革と畳があしらわれています。バッグの外側には赤ちゃんサイズに切ったマットのような畳が丸めて取り付けられていて、これがとってもオシャレ。ママさんたちの口コミで人気に火がつきました。
スタジオにも手帳とネームタグが届きましたので拝見しています。
さて、こういった畳グッズなども手掛けている青柳さん。トランプ大統領やオバマ元大統領の手元にも青柳さんデザインのものがあるということですが、一体どういうことなのでしょうか?そこには元総理大臣 安倍晋三さんの奥様、昭恵さんの存在がありました。
青柳さん:当時、昭恵さんは農業にすごく興味を持たれてたので、そのときにお会いしたときに、実は今、畳業界のイグサ農家さんたちってこんなに頑張ってるけどこういうこともあって、こういう困り事もあるんだよという話をしたときに、すごく感銘を受けていただいて、そこから本当に家族ぐるみのお付き合いが始まって、外遊先に、あるときに、日本のものっていうときに畳って思っていただいて小さな畳を作って、当時はトランプさんだったんでトランプ柄側の畳のへりをつけてそういうご縁をいただいて。その繋がりでオバマさんのときは、ファーストレディと一緒に、ファーストドッグっていうワンちゃんも注目されてたので、そのワンちゃんの首輪を作って安倍さんにお土産として持っていっていただきました。そうですね王室もシャーロット王女さんが生まれたときに、昭恵さんが個人的にマザーズバッグを献上という形で持っていっていただいて、メインは安倍さん名義になるんですけども、王室のお礼状もいただいて、何かすごくいい記念になりました。

トランプさんやオバマさん、そしてイギリス王室にまで、青柳さんの作られた畳グッズが!海外の方の方がその価値を感じやすいかもしれませんね
今から10年ほど前、とある会合で昭恵さんと出会った青柳さん。畳について、イグサ農家さんのお話を訴え、短いイグサでこんなものを作っていますと紹介するとその話に感銘を受けられた昭恵さんが、外遊の時などに日本らしいお土産として持っていったのだそうです。そんなこともあって、最近では海外でのお仕事も増えてきて、例えばアメリカのボストンで、子供博物館の畳を現地で張り替え工事とか、香港の大学教授の家の畳の張り替えなどもなさっています。

畳の表替えは、毎回、その規模や程度が違います。何十畳という大きなところもあれば4畳半もあります。それぞれの畳の上で人々の生活が行われています。新しい畳は青々としていて何か清々しい気持ちになりますよね。青柳さんの畳における新しい挑戦、これからも応援していきたいと思います。青柳畳店のホームページ、インスタグラムに、現在の活動、ご紹介した畳グッズなどが掲載されています。ぜひそちらご覧ください。

/https://www.instagram.com/explore/locations/1015826045/qing-liu-die-dian/




