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◆ 冬場の運転の注意ポイント

2021/1/8 UP!

今週ご紹介したのは「冬場の運転の注意ポイント」です。

【凍結した路面に注意】1月4日(月)放送分

冬場は、雪や気温の低下などによって、道路状況が大きく変化するシーズンです。だから運転には、冬ならではの注意が必要です。今週は、「冬場の運転の注意点」をテーマに、お送りしていきたいと思います。まずは、「路面の凍結」と「運転のポイント」について。

ひと口に路面凍結といっても、氷の状態は一様ではありません。中でも特に気を付けなければいけないのが、ブラックアイスバーンと呼ばれる状態です。これは、一見すると路面が黒く濡れているだけに見えるものの、実は薄い氷が張っているという状態。ブラックアイスバーンと濡れた路面を見分けるのはとても難しく、その上をうかつに通過すると、タイヤがスリップする恐れがあります。特に、前日の雨が上がったあとの冷え込んだ朝は十分注意してください。また雪が降ったあとは、溶けた雪が夜の間に凍りますので、もちろんこちらも要注意です。

道路の中でも凍結しやすい場所としては、風通しのいい橋や高架橋の上、トンネルの出入り口付近、そして山間部や峠道のように太陽が当たらない場所などです。冷え込んだ朝など、黒く光る路面を見かけたら凍結していると思ってスピードを十分に落とし、可能なら避けて通行しましょう。
            

【雪が降っている時の注意点】1月5日(火)放送分

首都圏では、雪が積もる度に、たくさんの渋滞や事故が発生するなど、交通が大混乱します。そこで、積雪時に注意しなければいけないポイントについて、取り上げてみたいと思います。

まず、積雪時に事故が多発する原因として、最も多いのが、ノーマルタイヤで走行することです。天気予報で雪が降る可能性があると分かった時は、スタッドレスタイヤなどを装着するか、タイヤチェーンの用意をしてください。

もし、これらの対応ができない場合は、運転をあきらめることも大事なポイントです。そもそも積雪した道路で、滑り止めの措置を取らないで運転することは、沖縄県を除く各都道府県で法令違反となります。改めて十分注意してくださいね。


そして、こうした準備を整えていても、運転自体に注意しなければいけないポイントがあります。その代表的なものが、「急」のつく運転をしないことです。急発進、急ハンドル、急ブレーキ。これらはいずれもスリップして事故につながる可能性があります。ブレーキも効きにくくなりますので、車間距離はいつもの2倍は保つようにしましょう。

また、事故が多発するのが、そう、坂道です。特に下り坂の場合は、十分に速度を落とし、いつでも止まれる速度でエンジンブレーキを使いながら下りるようにしましょう。

【大雪が降った後の注意点】1月6日(水)放送分

きのうは、雪が降ったときの注意点をご紹介しましたが、今朝はそのつづき。近年では、千葉などの南関東でも、大雪に見舞われることが度々あります。そんなとき道路には、翌日以降も注意しなければいけないポイントがあります。それは「路面の凍結」です。


雪解け水が夜の間に凍ると、単に路面が濡れているだけに見えても薄い氷が張っている「ブラックアイスバーン」が出来やすくなります。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着して、凍結を予想しながら、慎重に走行するようにしましょう。そして車道の雪が消えた後も、道路わきに積み上げられた雪は、しばらくの間融けずに残ります。すると、どうしても道幅が狭くなってしまいますので、対向車とすれ違う時など、接触しないよう注意してください。

さらに、積み上げられた雪で、小さなお子さんなどの歩行者が見えづらくなるため、急に車道へ出てくる状況に備え、学校周辺や住宅地ではとくにスピードを落とすよう、細心の意識をもって運転してくださいね。

【冬は日差しに注意】1月7日(木)放送分

ところでみなさんは、冬場の運転で、朝夕など、「太陽がまぶしい!」と感じたこと、ありませんか?特に、交差点を曲がってクルマの進行方向が変わった時など、突然太陽の光が目に入って一瞬ヒヤリとするケース、多くの方が経験されているのではないでしょうか。


そんな状態で目がくらむと、歩行者の発見が遅れたり、信号を見落とすなどして、重大事故につながる危険性があります。運転をする上では、決しておろそかにできない事象で、最大限の注意が必要です。

そもそも、なぜ冬は、太陽をまぶしく感じるのでしょうか?それには太陽の高さが影響しています。冬は、太陽が低い高度を動くため、どうしても太陽の光が、直接目に入りやすくなってしまうんです。それに、日の出や日の入り時間も違いますよね。冬は日の出の時間が遅くなり、日の入り時間が早くなります。その結果、多くの方がおクルマを運転する、通勤時間帯や帰宅時間帯だけでなく、ビジネスアワーでも、太陽がまぶしく感じる高さになってしまうんです。

ということで、冬場の運転では、サンバイザーを活用したり、サングラスをクルマに常備しておくなどして、太陽のまぶしさを上手に防ぐよう、努めてくださいね。

【体調が悪い時は運転しない】1月8日(金)放送分

ところで皆さん、今、体調はいかがですか?冬場は、風邪やインフルエンザなどにかかる人が増えるシーズンです。さらに最近でいえば、新型コロナウイルスへの感染も心配されます。もし体調が悪いと感じたら、決して無理はせず、運転は控えることが何より大切です。

頭痛や発熱、鼻水、ノドの痛み、倦怠感など、さまざまな症状によって運転への集中力が低下すると、判断や対応が遅れ、事故へとつながる可能性が高まります。実際に、体調不良が原因で起きた事故は少なくありません。そのため道路交通法でも、正常な運転ができない恐れがある病気などの時には、クルマを運転することを禁じています。

また、風邪やアレルギーなどの薬の中には、飲むと眠くなりやすい成分が含まれたものがあり、クルマを運転するのが危険なことはもちろん、場合によっては、道路交通法違反に問われるケースもあります。

冬場に限ったことではありませんが、体調の悪い時は、積極的に運転を控え、 外出もできる限り見合わせるよう心がけましょう。

今週は「冬場の運転の注意点」をご紹介しました。

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