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◆ 非常時の対処法

2021/1/29 UP!

今週は、「非常時の対処法」を特集しました。

【パンク修理(応急修理キット)】1月25日(月)放送分

クルマを運転していると、思わぬトラブルに見舞われることがあります。でも、その対処方法を知らないと、途方に暮れたり、パニックになったり、場合によっては、より深刻な事態になることもあるでしょう。そこで今週は、「非常時の対処法」をテーマにご紹介します。まずは、「タイヤのパンク修理」についてです。

近年では、スペアタイヤよりも、パンクの応急修理キットを積んでいるクルマが増えていますね。このキットは、タイヤに釘やネジなどが刺さった程度の軽いパンクを応急修理して、販売店や整備工場まで移動できるようにするものです。その使用方法は製品によって違いますので、詳しい手順は、取扱説明書をご確認ください。

タイヤのパンク時に共通して注意しなければいけない点があります。まず、タイヤに刺さったクギなどは抜かないでください。抜いてしまうと応急修理ができなくなる場合があります。また、大きな亀裂や、タイヤの側面の破損など、補修できないパンクの種類もあるので、こちらも詳しくは、取扱説明書を確認しておきましょう。

みなさんに知っておいて頂きたいのは、応急修理したタイヤは、再利用のための修理費用が高くなったり、修理できずに交換しなければならなくなる可能性があるということ。ご注意ください。

応急修理キットによる補修は、一時的な処置です。できるだけ早く、正式な修理やタイヤ交換を行ってくださいね。

【スペアタイヤを使用したパンクの修理】1月26日(火)放送分

今朝は、「スペアタイヤを使用したパンクの修理」についてです。

まずパンクに気づいたら、安全な場所にクルマを停車し、エンジンを止め、パーキングブレーキをしっかりかけます。続いて、パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤの前後に、輪止めを施します。輪止めがない場合は、大きめの石などでも代用できますよ。

つぎに、スペアタイヤのほか、ジャッキやホイールナットレンチなど必要なものを取り出します。そしてホイールナットを少しだけ緩めてから、交換するタイヤに近い、所定のポイントにジャッキを掛けて、ジャッキアップします。この時、違う場所にジャッキを掛けると、クルマが変形したりジャッキが転倒したりするなど、大変危険です。分からない場合は、取扱説明書で、ちゃんと確認しましょう。

タイヤが路面から少し離れるまでジャッキアップできたら、ホイールナットを外し、パンクしたタイヤをスペアタイヤと交換します。ホイールナットの締め付けは、対角線を描く順番で、タイヤがガタつかなくなくなるまで、2回から3回にわけて仮締めします。そして車体を下ろし、ジャッキを取り外してから、仮締めのときと同様の順番で、ホイールナットをしっかり締めます。以上でタイヤ交換は終了です。

ただし、スペアタイヤは、あくまで緊急用です。速やかに修理をするなど、通常のタイヤに交換してくださいね。

【バッテリー上がりの対処法】1月27日(水)放送分

気温の低い冬は、バッテリーの働きが悪くなる季節です。そこで万一、バッテリーが上がってしまった場合に備えて、その対処法を取り上げてみましょう!

バッテリーが上がったとき、他のクルマから電気を分けてもらい、エンジンをスタートさせる方法があります。それが「ジャンピングスタート」!今朝は、通常のエンジンのクルマを例に、その方法をご紹介します。このとき必要なのが、ブースターケーブルです。赤と黒の2本のケーブルで、カー用品店などですぐ手に入るので、念のために備えておくといいですね。

手順はまず、双方のバッテリーにケーブルが届くよう、バッテリーがあがったクルマと電気を供給する救援車を向かい合わせに停め、両方のエンジンを切ります。続いてボンネットを開け、ケーブルをつなぐんですが、その順番が大切なんです。

まず、動かないクルマのバッテリーのプラス端子につなぎ、その反対側を、救援車のプラス端子につなぎます。次に、救援車のマイナス端子にケーブルをつなぎ、その反対側をバッテリーがあがったクルマのエンジン本体で塗装されていない金属部分につなぎます。マイナス端子にはつなぎませんので、注意してくださいね!そして救援車のエンジンをかけ、回転数を少し上げます。

これでバッテリーが上がったクルマのエンジンをかけてみて、スタートしたら成功!あとは、接続と逆の順番で、ケーブルを外しましょう。これで走行はできますが、念のため、バッテリーなどの点検を受けるようにしてくださいね。

【交通事故の対処法】1月28日(木)放送分

もし交通事故を起こしてしまったら、あなたはどのように対処しますか?ひとつ誤ると、人の生死に関わりますし、より大きな危険を招く可能性もあります。ということで今朝は、その対処法を確認しておきましょう!

まず何より大切なのが、負傷者の救護です。必要と判断すれば、近くの病院に連れて行ったり、救急車の手配を行うようにしましょう。

次に、二次災害の発生を防ぐことも重要です。事故を起こしたクルマを安全な場所に移動したり 後続車に事故の発生を知らせたりするなど、道路上の危険を取り除くように努めてください。

そして、必ずしなければいけないのが、警察への通報です。軽微な事故だと、これを躊躇する人もいるようですが、人身事故・物損事故問わず、必ず通報してくださいね。さらに、現場の道路状況や衝突地点・停車位置など、写真や図面で証拠を記録しておくと、その後の手続きに役立ちますよ。目撃者がいる場合は、住所や氏名・連絡先などを聞いておくことも大事なポイントです。

また忘れてはいけないのが、保険会社への連絡です。これが遅れると、保険金が支払われない可能性もありますので注意してくださいね。

事故を起こすと、慌ててしまうのは無理ありませんが、なるべく落ち着いて対応するように心がけましょうね!

【走行中にエンストしたら】1月29日(金)放送分

ところで、おクルマを運転中に、前触れなく、突然エンジンが止まってしまったら、あなたはどうしますか?実際、何らかの理由で、そんなおおごとが起こってしまうんです!

まず、走行中に警告灯が一斉に点灯したら、エンストした可能性があります。タコメーターが付いているクルマであれば、チェックしてみてください。回転数がゼロを示していたら、間違いなくエンストです。エンジンが止まったことが分かったら、ハザードランプを点灯させ、後続車にトラブルが発生したことを伝えましょう。そして惰性で進みながら、安全な場所に停車させます。ただエンジンが停まると、パワーステアリングなどのアシスト装置が停止してしまいます。ハンドルが重く、ブレーキも効きにくいと感じたら、いつも以上の力で操作してください

停車したら、エンジンが再始動できるか試してみましょう。それでも、エンジンの警告灯が点灯したり、 エンジンからおかしな音がする場合は、すぐにスイッチを切って、カーディーラーやロードサービスなどに連絡します。もし再び動いたとしても、できるだけ早く点検されること、おススメしますよ。

今週は「非常時の対処法」をテーマにご紹介しました。非常時には落ち着いて対処して、ワンダフルドライブ楽しんでくださいね。

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