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◆ 運転にひそむ「鬼」

2021/2/5 UP!

今週は2月2日の節分にちなんで「運転にひそむ鬼」をテーマにお届しました。

【あおり運転】2月1日(月)放送分

今年の節分は2月2日。いつもは2月4日の立春が、2月3日となり、節分が2月2日になるのはなんと124年ぶりなんだそうです。

節分といえば、「鬼は外」がお決まりのフレーズ。そこで今週は、「運転に潜む鬼」をテーマに「危険な運転」について、取り上げていきたいと思います。まずは、「あおり運転」について。

去年6月、改正道路交通法が施行され、あおり運転に「妨害運転罪」が適用となり、厳罰化されたのは、皆さんもご存知ですよね。「妨害運転罪」は、車間距離を極端に詰めるだけでなく、他のクルマなどの通行を妨害する目的で、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたりするほか、執拗にクラクションを鳴らす、パッシングをするといった行為も、これに当たります。「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数25点、即免許取り消しとなります。さらに、あおり運転によって事故など、大きな危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となり、違反点数35点、もちろん即免許取り消しです。

理由はどうあれ、「あおり運転」は、重大な交通事故につながる極めて悪質・危険な行為です。運転中、多少イラっとすることがあっても、心の中の鬼をグッと抑えることが肝心。ぜひ、思いやり譲り合いの気持ちを忘れずに運転してくださいね。

【あおり運転の対処法】2月2日(火)放送分

きょうは節分ですね。そこで今週は、節分の鬼にひっかけて、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。

きのうは、「あおり運転」についてお話しました。では、もし、あおり運転をされる側になったら、そのときあなたはどうしますか?ということで今朝は、その対処法について、チェックしてみましょう。

まず大切なことは、他のクルマにあおられても、絶対に張り合おうとしないでください。お互いに熱くなってエスカレートすると、大変危険です。争う気持ちは捨て、冷静な運転を心がけてください。そして、安全な場所に避難することを考えます。高速道路なら、最寄りのサービスエリアや料金所。一般道なら、警察署や消防署はもちろんのこと、コンビニなど人がいる場所への駆け込みもいいでしょう。もし、赤信号などで止まった時に、相手がクルマを降りて近寄ってくるようなら、窓を閉め、ドアをロックします。暴言を発したり、クルマを叩くなどしてきても、応じないようにしてください。そして相手にも見えるように、携帯電話で警察へ通報するようにしましょう。クルマにドライブレコーダーが付いていれば、警察へ届け出る時、相手の危険運転の証拠となります。ドライブレコーダーがない場合には、同乗者に携帯電話などで、危険行為の動画を撮影しておいてもらうのも有効です。

あおり運転という「無謀な鬼」の退治には、とにかく冷静に対処することが肝要ですよ。

【アンガーマネジメント】2月3日(水)放送分

今週は、節分にちなんで、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。

月曜日・火曜日と、「あおり運転」について取り上げました。そんなあおり運転の多くは、「通行の邪魔をされた」などと加害者側のドライバーが思い込み、腹を立てたことがきっかけとなっているようです。ささいなことでイラっとして、その怒りのままに、あおり運転をしてしまう・・・。これはとても危険なことですよね。ここで大切なポイントとなるのが、上手に怒りを制御できるかどうかです。
そんな中、最近注目されているのが「アンガーマネジメント」。これは文字通り、「アンガー」つまり「怒り」をコントロールする技術のことです。その方法にはいろいろなものがありますが、中でも有名なのが「6秒ルール」。何か腹の立つことがあっても、反射的に行動しないで、6秒間我慢すると、怒りの反応が収まり、冷静に対処できるようになる、というものです。その他にも、「家族の写真など、大切なものをいつも見える所に置いておく」「気持ちが落ち着く言葉を言い聞かせる」さらには「深呼吸する」といった方法も、怒りをコントロールするのに有効だそうです。

あなたも運転中に、もしイラっとすることがあっても、これらの方法を活用して、心に芽生えた怒りという「鬼」に、冷静に対処するようにしてくださいね。

【高速度のリスク】2月4日(木)放送分

今週のテーマは、「運転に潜む鬼」。節分の鬼にひっかけて、危険な運転を取り上げています。

ところで、そんな危険運転を代表するひとつに、スピードの出し過ぎがあります。中にはスリルを求めたり、自己顕示欲を満たすために、スピードをわざと出す人もいます。しかしそうした心理は、安全な道路交通を脅かすまぎれもない「鬼」と言えるでしょう。

では、そもそもスピードを出し過ぎると、どんな危険性があるんでしょうか?まずスピードが速くなると、運転操作が難しくなります。危険を発見しても、ハンドル操作ではそれを避けることができなくなるでしょう。そして、危険を避けるためにブレーキをかけても、停止するまでの制動距離が長くなるので、止まり切れず、衝突事故を起こす可能性が高くなりますよね。また、スピードが速くなるにつれて、人の動体視力は低下し、視野も狭くなるといいます。これでは、危険を見落とす可能性がグンと高くなるでしょう。さらに、スピードが速くなることによって、万一事故を起こした時、その衝撃も格段に大きくなります。壁などに衝突した時の衝撃力は、スピードの2乗に比例して大きくなっていくといいます。つまり、スピードが2倍になると衝撃力は4倍に、スピードが3倍になると9倍にもなってしまうんです。

スピードの出し過ぎは、あらゆるリスクを増大させます。くれぐれもスピードは抑え、安全運転でお願いします!

【先急ぎ運転のリスク】2月5日(金)放送分

今週は、2日の節分にちなんで、「運転に潜む鬼」についてお送りしています。

事故へとつながる危険な運転の一つに、「先急ぎ運転」があります。約束の時間に遅れそうな時など、少しでも早く先へ進もうと、つい運転が荒くなりがちです。例えば、スピードを出し過ぎたり、信号が黄色から赤に変わっても強引に交差点へ進入したり・・・。さらに、追い越しや車線変更を繰り返すほか、一時停止や安全確認も不十分になりがちです。また急いでいると、自分の運転を妨げるものにイライラしやすいため、あおり運転にもつながりやすくなります。まさにそんな運転は、危険極まる「鬼」そのもの。

しかし、そんな危険を冒しても、「先急ぎ運転」には、本人が思っているような効果はほとんど期待できないそうです。というのも、特に信号の多い一般道路では、どうしても走行が制限されてしまい、ほとんど時間短縮にはつながらない、とのこと。

ということで「先急ぎ運転」は、ただ危険が増すだけで、これほど無駄なことはありません。ぜひ早めに出発することを心がけて、ゆとりある安全運転を心がけて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。

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