2021/3/5 UP!
ドライブ中、交通事故に遭った時、私たちの命を守ってくれる代表的なもの。
ドライブ中、事故にあったときに私たちを守ってくれるもの。それが、シートベルトです。ということで、今週の「千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「シートベルトなどの重要性」についてご紹介します。
【シートベルトは後部座席も忘れずに】3月1日(月)放送分
まず現状で、どれくらいの人が、実際にシートベルトをしていると、皆さんは思いますか?
JAF・日本自動車連盟は、今年1月、警察庁と合同で行った「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表しました。この調査は、去年10月から11月にかけて、全国887カ所で行われたそうです。それによりますと、運転席での着用率は、一般道路で99.0%、高速道路などで99.7%。また助手席でも、それぞれ90%を超える高い着用率だったといいます。一方、後部座席はといいますと、一般道で40.3%と、半分以下。高速道路などでも75.8%という結果で、運転席や助手席に比べると、かなり低い結果でした。しかし、これでも2002年の合同調査開始以来、過去最高の結果だったんだそうです。
皆さんもご存知だと思いますが、シートベルトの着用は、全席で2008年に義務化されました。それから10年以上経っていますが、いまだにこれだけ低い数値が続いているのは、残念なことです。車内において、前の席だから危険、後ろは安全、ということは決してありません。全ての席で、シートベルトの着用を徹底するようお願いしますね!
【シートベルトをしないと何が危険?】3月2日(火)放送分
「シートベルトなどの重要性」がテーマの今週ですが、きのうは、後部座席でのシートベルトの着用率が低いというお話をしました。確かに、運転席や助手席は、すぐ目の前がフロントガラスですから、シートベルトをしていないと“危険”ということが、よりイメージしやすいでしょうね。一方、後部座席は、目の前に柔らかそうな前の席の背もたれがあるので、一見、安全そうに感じるのかもしれません。
では、後部座席でシートベルトをしていないと、どんな危険があるんでしょうか?まず、交通事故が起きると、その衝撃によって、前の席や天井、ドアなどに、すさまじい力で叩きつけられることになります。それだけでも大きなケガを覚悟しなければいけません。そして、その衝撃によって窓ガラスなどを突き破って、クルマの外に放り出されてしまう危険性もあるんです。そうなると、固いアスファルトに体をぶつけたり、後続車にひかれたりして、最悪の場合、命を落とすことだってあります。さらに、衝突の勢いで前方の背もたれに激突すると、前の席に座っている人が、シートとエアバッグに挟まれ、大ケガをしたり、命を奪われたりすることがあるので、後部座席の人がシートベルトをすることは、前の席の人の命を守ることにもつながるワケなんです。
ということでクルマに乗ったら、全ての席でシートベルトを必ず着用すること、皆さん、しっかり肝に銘じて下さいね!
【妊婦とシートベルト】3月3日(水)放送分
ご存知の通り、クルマに乗ったら、全ての人がシートベルトを着用するのがルールです。ただし中には、シートベルトを着けるのがためらわれるケースもありますよね。そのひとつの例が、妊婦さんでしょう。
ただ法律的に見ると、やはり妊婦さんでも、原則、シートベルトを着用することが求められています。しかし例外もあって、妊婦さんはもとより、ケガや障害などで、シートベルトを着用することが、療養や健康上、悪い影響を及ぼす時に限り、シートベルトの着用が免除されることになっているんです。例えば、陣痛が始まったなどの緊急時が、そうした例外に当たると考えられます。
では、妊婦さんはどうすればいいんでしょうか?実はシートベルトを着用するにあたり、ポイントがあるんです。まず、腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、下腹部の低い位置を通すようにしましょう。そして肩ベルトは、胸の真ん中を通してお腹を避け、脇腹の方へ回すように装着します。こうすれば、お腹への負担を軽減できるはずですよ。また、「マタニティシートベルト」といった商品名で、お腹にベルトがかからないようにする補助器具も市販されていますので、活用してみるのもいいかもしれませんね。
ただし、妊娠の状態は個人や時期によって異なりますので、心配な場合は、かかりつけのお医者さんへ相談するようにしてくださいね。
【チャイルドシートの重要性】3月4日(木)放送分
今週は、「シートベルトなどの重要性」をテーマにお送りしています。
ところで、大人用のシートベルトが使えない小さなお子さんにとって欠かせないのが、チャイルドシートですよね。6歳未満のお子さんには、チャイルドシートの着用が義務付けられているのは、すでに、みなさんもご存知だと思います。
ところが中には、チャイルドシートではなく、お母さんなどが抱っこして、クルマに乗せているケースを見かけることがあります。もしかしたら、お子さんがチャイルドシートを嫌がるので、可愛そうに思って・・・とか、しっかり抱いているから大丈夫・・・などと、安易に考えているのかもしれませんね。でもこれ、絶対に止めてください!というのも、万一交通事故が起きた場合、大切なお子さんを守ることができないからです。
例えば、こんなデータがあります。時速40キロで壁に正面衝突した場合、ぶつかる瞬間に体重5.5キロの赤ちゃんが、なんと110キロもの重さになってしまう、というんです!急激に飛び出す重さ110キロのものを、しっかり抱きとめておくことができますか?そんなこと、きっと無理ですよね。
チャイルドシートは、たいせつなお子さんの命を守る、救命装置です。取扱説明書をしっかり読んで、正しく、そして確実に装着するようにしてくださいね。
【チャイルドシートを卒業したらジュニアシート】3月5日(金)放送分
今週は、「シートベルトなどの重要性」をテーマにお送りしています。
6歳未満のお子さんには、チャイルドシートの着用が義務付けられていることをお話しました。では、6歳になったら、チャイルドシートは卒業して大人用のシートベルトにしていいのでしょうか?
答えは・・・、まだダメ! です。
というのも、大人用のシートベルトは、身長140センチ以上で安全に使えるように設計されています。そのため、それ以下のお子さんだと、ベルトが首やお腹にかかってしまい、事故の時に、重大な障害を負う可能性があるんです。
では、6歳以上のお子さんは、どうすればいいかというと、学童用のチャイルドシート、いわゆる「ジュニアシート」を装着する必要があります。ところが、このジュニアシートは使用率がかなり低く、「小学生になったら、既存のシートベルトをすれば安全」、と思い込んでいる大人が少なくないようです。ちなみにジュニアシートには、背もたれが付いたタイプと背もたれのないブースタータイプの2種類があります。ブースタータイプは、ベルトによるお腹の圧迫を防いでくれますが、体格によっては、肩ベルトが首にかかる可能性があります。背もたれ付きなら、そうした心配はありませんよ。
ということで、小学生からのジュニアシートの必要性、くれぐれも忘れないでくださいね!「シートベルトなどの重要性」ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!