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◆ 春の運転の注意点

2021/3/26 UP!

季節はすっかり春ですね。ポカポカ陽気に、つい気持ちも緩んでしまいがちですが、ハンドルを握ったら、そうはいきませんよ。運転にあたり、春ならではの注意したい点があります。そこで今週は「春の運転の注意点」を取り上げます。

【強風への注意】3月22日(月)放送分

まず、今朝お話するのは、「強風への注意」です。

ご存知の通り、春は風の強い日が多い季節。ただ強風自体、事故の直接の原因になることが、それほど多い訳ではありません。気を付けなければいけないのは、「強風に驚いて運転操作を誤る」ことです。

例えば、強風でクルマがふらつくと、驚いて急ハンドルを切ってしまう場合があります。するとクルマが横転したり、車線を外れたりする危険性があるんです。さらに、スピードが速くなればなるほど、風の影響を大きく受け、横滑りや横転する危険性が増すといいます。

そこで、風の強い日に運転する時は、ハンドルをしっかりと握り、速度を十分落として走行することが大切です。また、風の影響を受けやすい場所では、あらかじめ身構えて、慎重に運転するようにしましょう。

例えば、トンネルの出口や橋の上、海沿い、そしてビルの谷間や切通しなどは、急に強い風が吹くことがあります。速度を落とし、注意して通過するようにしてくださいね。

【新入学児童への注意】3月23日(火)放送分

春といえば、新入学の季節ですね。

もうすぐ、ピカピカのランドセルを背負った小学一年生の姿を、街のあちこちで見かけるようになるでしょう。ただドライバーさんは、そんな新一年生を路上で見かけたら、特に注意しなければいけません。

というのも、新一年生たちは、これまで幼稚園や保育園への行き来は、通園バスやママ・パパによる送り迎えが当たり前でした。遊びに行く時も、一人で行動する機会は、それほど多くはなかったでしょう。そのため、道路交通について教育や経験が十分ではありません。ところが小学校に入学すると、登下校は、ほとんどの場合、子どもたちだけでするようになります。それに行動範囲もグーンと広くなって、放課後など一人で友達の家へ遊びに行くことだってあるでしょう。そこでつい、危険な行動を無意識にしてしまいがち。特に気を付けなければいけないのが、飛び出しです。子どもたちは、興味のあるものを見つけたり、道路の反対側から友達に呼ばれたりすると、安全確認せず、急に飛び出すことがあります。

登下校の時間帯など、子どもたちが歩いている場所では、誰がいつ飛び出してきてもおかしくないと考え、スピードを落として慎重に運転するようにしてください。さらに公園や、子どもたちが多く集まる場所の近くでも、十分注意してくださいね!

【初心者ドライバーへの配慮】3月24日(水)放送分

ところでこの時期は、4月からの新生活に向けて、運転免許を取得する人が多いシーズンです。そのため、どうしても路上に、初心者ドライバーが多くなります。こうした初心者ドライバーは、当然、運転に不慣れなため、ベテランドライバーからすると、ついイライラしてしまう思わぬ動きをすることがあるでしょう。ただそれを理由に、クラクションを鳴らして焦らせたり、あおり運転をしたりするようなことがあってはいけませんよ!

そもそも道路交通法では、初心者マークをつけている新人ドライバーを、周囲のドライバーは保護する義務があって幅寄せや、割り込みなどの行為を行なってはならないと定めています。つまり初心者ドライバーに、多少ミスがあったとしても、それを攻撃するのは法律違反なんです。

ベテランドライバーのみなさんにも、初心者だった頃がもちろんあるはずです。最初は誰だって、緊張しながら運転していたことでしょう。そこで、初心者マークのクルマを見かけたら、ぜひ、ハンドルにしがみつきながら路上をのろのろ走っていた、自分のデビュー当時のことを思い出し、スペースを空けたり、スピードを抑えたりして、ビギナーさんが走りやすい環境を作ってあげてください。それが、先輩ドライバーのゆとりではないでしょうか。みなさん、今日も安全運転でお願いしますね。

【居眠り運転に注意】3月25日(木)放送分

今週お送りしているテーマは、「春の運転の注意点」です。

「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、春は、光とともに暖かさを増した穏やかな気候で、ついウトウトしてしまいそうになりますよね。でも運転中は、絶対にダメ!居眠り運転は、重大な事故につながる危険な行為です。

「交通事故総合分析センター」が、以前行った統計では、運転前日の睡眠時間が4時間以下になると、居眠り運転事故の発生率が急上昇したといいます。居眠りによる事故を防ぐためには、十分な睡眠時間を取ることが最も大切です。では、運転中に眠気を感じた時には、どうしたらいいのでしょうか?まず大切なのは、疲れたな~と思う前に休憩することです。最低でも、2時間に1回は休憩を取るようにしましょう。その際は、なるべくクルマから降りて、新鮮な空気を吸うとともに体を軽く動かし、血液の循環を良くすることがポイントです。それでも眠い場合は、15分程度の短い仮眠をとるのがオススメ。長く寝すぎると、余計に頭がボーっとしてしまいます。そんな時は、体を動かすなどして、しっかり脳を覚醒させてから運転してくださいね。

またガムなどをかむと、脳の血行が良くなって、眠気を一時的に抑えることができると言われています。カフェインが入ったコーヒーなどを飲むのも有効ですが、効き始めるのは、飲んだあと15分から30分ほどたってからだということを、覚えておいてくださいね。

【新しい環境の道路をチェック】3月26日(金)放送分

就職や進学などで、この春、新しい街での生活が始まるという方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。そうしたみなさんにオススメしたいのが、前もって、周辺の道路を確認しておくことです。

というのも新しい街は、初めて通る場所が多く、道にも不慣れですから、不安やキケンがつきまとうものです。あらかじめ、地図で周辺道路を確認したり、通学や通勤ルートを事前にたどったりしておくと、安心です。特にクルマやバイクなどを運転する人は、要注意。歩いている時には気付かなかった道が一方通行だったり、時間帯によって、スクールゾーンやバス専用レーンなどに変わったりする場所もあります。標識に注意して、ぜひチェックしておきましょう。また、見通しの悪い交差点や人通りの多い道も確認しておくと、いざ運転する時、ゆとりを持って対応できるはずです。

そして慣れないうちは、お出かけの際、時間に十分余裕をもつようにしてくださいね。不慣れな道を、時間を気にしつつ運転していると、注意力が散漫になって、危険の発見が遅れる可能性もありますからね。

今週は、「春の運転の注意点」をテーマにお送りしました。引き続き、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!


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