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◆ 死角に注意

2021/4/23 UP!

今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「死角に注意」と題して、クルマの運転で生まれるさまざまな死角について、取り上げてみたいと思います。ぜひチェックして、安全な運転をお続けくださいね!

【運転席からの死角】4月19日(月)放送分

クルマの運転をしている時に、常に意識しておかなければいけないのが、ドライバーさんから確認しても見えない範囲、いわゆる「死角」です。今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「死角に注意」と題して、クルマの運転で生まれる様々な死角について、取り上げてみたいと思います。

まず、クルマの運転席には、座っただけで大きな死角が生まれます。例えば、車体の前方や後方がそうです。特に後方の死角は、前方のものより大きくなりますので、注意しましょう。また、ワンボックスカーやRV車のような車高が高いクルマは、死角がより大きくなるので、そこに子どもなどが入り込むと、発見が遅れることがよくあります。おクルマへ乗り込む際には必ず周囲をまわって、安全を確認して下さい。そして、クルマのすぐ横も、ウィンドウより低い部分は、全て死角となります。

特に、助手席側の死角は大きいので、十分な注意が必要です。運転中は、死角の位置が常に変化します。さらに、他のクルマや自転車、歩行者なども移動しながら死角へと入ってきます。そんな頻繁に状況が変わる中では、「多分、大丈夫だろう」という思い込みは、間違いなく事故の元。「見えない所に危険があるかも」と常に意識しながら、安全確認を怠らないよう心がけてくださいね。

【ピラーの死角】4月20日(火)放送分

「死角に注意」をテーマにお送りしていますが、ところで皆さんは、クルマの「ピラー」という言葉、分かりますか?

「ピラー」とは英語で「柱」という意味。文字通り、ボディとルーフをつないでいる窓の柱のことです。クルマの屋根部分を支えるほか、衝突した時の衝撃を抑え、ボディの剛性を高めるために大切なモノで、前から順に、Aピラー・Bピラー・Cピラーと呼ばれます。そんなピラーですが、意外にも大きな死角を生みます。

特に、日本車の場合、右のAピラーはドライバーさんのすぐ目の前に位置しますから、死角が大きくなるんです。そのため交差点を右折する時など、歩行者や自転車が隠れてしまうことがあります。さらに右折するクルマの動きと、横断中の歩行者の動きがシンクロして、ドライバーさんからは、歩行者がずっとAピラーに隠れたままとなってしまうこともあるので、要注意です。もちろん左折の際も、小さいですが左のAピラーで死角ができますので、気をつけましょう。

ピラーの死角を解消するには、頭を左右に振って視点を動かすのがポイントです。ピラーの向こう側にいる歩行者などを見落とさないよう、日頃から習慣づけましょうね。また、後方のBピラーやCピラーも、同様に注意を要します!進路変更などをするときは、ルームミラーだけでなく、サイドミラーによる確認と、直接みる目視を組み合わせて、見落とすことのないよう努めてくださいね。

【バックモニターなどの死角に注意】4月21日(水)放送分

後方の映像を表示するバックモニターをクルマに装備している方、たくさんいらっしゃると思います。クルマをバックさせるとき、後ろの様子が分かって便利ですよね。

でも、このバックモニター・・・、頼りすぎるのは、あまりよくありません。というのも、映し出されているのは限られた範囲で、その周囲の死角が大きいからです。例えば、バンパーの両コーナー付近やその下の部分は、見ることができない死角になります。また、左右から近づいてくる歩行者や自転車なども映りません。それなのに、モニターだけを見ていたら、後方の状況が全て映し出されているような感覚に陥ってしまい、そのままバックをつづければ、思わぬ事故へとつながる恐れがあるんです。

ということで、バックする際には、バックモニターを見るのは最小限にして、必ず目で見たり、ミラーを使ったりして周囲の安全を確認すること、くれぐれも忘れないでください。また最近は、複数のカメラを使って、クルマを上から見たような映像を映し出す、「パノラミックビューモニター」などと呼ばれる機能を搭載したクルマも増えてきました。しかしこちらの場合も、安全確認は目視が基本です。

モニターは、あくまでも補助システムであることを、しっかりと覚えておきましょうね。

【道路上の様々な死角】4月22日(木)放送分

運転席から目視やミラーで確認しても見えない範囲、それが「死角」です。ただその死角は、自分のクルマの周りにだけできるものではありません。

例えば、住宅地の道路などは、家や塀などによって囲まれているので、見通しの悪い交差点がたくさんあります。こうした死角から、歩行者や自転車が飛び出してくることがありますので、十分な注意が必要です。さらに、他のクルマも死角を生みます。2車線道路で並走するクルマや、対向車によって隠れる位置なども、死角をつくることになります。例えば、右折するとき、対向車が停まって道を譲ってくれたような状況では、その対向車の陰に、バイクや自転車などが走ってきている可能性があります。「道を譲ってくれたので、急いで右折しなきゃ!」と思う気持ちは分かりますが、右折中に一旦停止し、安全を確認したのち、曲がるようにしてくださいね。

また、走っているクルマだけではありませんよ。路上に駐停車しているクルマも死角を作ります。特に注意したいのが、停車しているクルマの陰からの歩行者などの飛び出しです。そして、信号のない横断歩道の手前にクルマが止まっている場合は、その陰で、歩行者が横断を始めている可能性があります。

いきなり追い抜かず、横断歩道の手前で一時停止して、安全を確認するのが正しいルールですよ!

【死角による事故を防ぐために運転前にできること】4月 23日(金)放送分

今週は、運転席から見えない範囲・死角について様々なケースをご紹介してきました。

そんな死角による事故を防ぐために、運転する前でもできることがあります。

まず、クルマへ乗りこむ前には、周囲に障害物がないことや人がいないことを確認しましょう。特に身長の低いお子さんは、運転席から全く見えなくなる可能性があります。「なにも、イナイだろう」とハナから決めつけず、クルマへ乗りこむ前に、必ずチェックすることが、たしかな事故防止となります。

そしてクルマに乗ったら、正しい運転姿勢をとることも大切です。JAF・日本自動車連盟が行った実験でも、シートを倒して姿勢を崩した悪い運転姿勢の場合、正しい運転姿勢に比べ、死角がより大きくなることが分かったそうです。クルマによってはシートの高さを調整できますので、無理のない範囲で目線を高くすると、死角を減らすことができます。また、ルームミラーとドアミラーを正しく調整することも、死角を減らすのに効果があるそうですよ!

今週は、「死角に注意」をテーマにお届けしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

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