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◆ 自転車に対する運転中の注意点

2021/5/14 UP!

新緑がまぶしいシーズンですね。こんな季節には、自転車で走ると、さぞ気持ちいいことでしょう!
さらに健康ブームや、コロナ禍の影響などもあり、公共交通機関を避けて、通勤・通学などに自転車を利用する人が、増えているそうです。そこで今週は運転中の「自転車への注意」をテーマに、様々なポイントを取り上げていきたいと思います。

【自転車への基本的な注意点】5月10日(月)放送分

初日のきょうは、自転車に対する基本的な注意点をチェックしておきましょう。

まず、道路の左端を通行する自転車は、前方に駐車中のクルマなど障害物があると、それをよけるため後方を確認せずに、車道へ急に出てくることがあります。前方を自転車が走行している時は、その先の状況にも目を配り、自転車の動きを予測することが大切です。自転車が進路変更すると思った時は、スピードを落として、先に行かせるようにしましょうね。

また、住宅街の十字路などでは、自転車がいきなり現れる可能性があります。仮に自転車側に一時停止の標識や表示があっても、無視して飛び出てくることが珍しくありません。見通しの悪い十字路や丁字路などでは、自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、あらかじめスピードを落とし、飛び出しに備えましょう。

そして自転車は、路面の変化や横風によって、走行中、突然ふらつくことがあります。横を追い越す時には、安全な間隔を取るようにしてくださいね!
 

【逆走する自転車に注意】5月 11日(火)放送分


逆走車というと、クルマの逆走がよく話題になりますが、自転車の逆走も、十分注意が必要です。


みなさんもご存知だと思いますが、自転車は軽車両に分類されていて、車道の左端を通行するのが交通ルールです。しかし街なかを見てみると、そのルールを知らないのか、車両という意識がないのか、進行方向の右端を走行、つまり逆走している自転車が少なくありません。

クルマの側から見ると、この逆走してくる自転車はなかなか厄介な存在です。接近してくるスピードが速いうえ、クルマのほうも走っているため、前からあっという間に迫ってくることになり、早めの判断と対処が必要となります。すれ違う際、自転車との距離を十分に保てないような状況なら、ヒヤリとさせられることもあるでしょう。

さらに危険なのが、障害物などの陰から急に逆走の自転車が現れるケースです。例えば、駐車中のクルマや、前のクルマの陰になって、逆走する自転車を前もって見つけられない場合があります。そんな障害物の死角から、自転車がいきなり飛び出してくると、避けきれない事態もあるでしょう。前方に駐車中のクルマがあったり、前のクルマが急にブレーキを踏んだりした時は、その死角に自転車が隠れているかもしれないと考えて、十分注意するようにしてくださいね。

【自転車の巻き込みに注意】5月 12日(水)放送分

今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしています。クルマを運転中、自転車などに対して、注意しなければいけないのが巻き込み事故です。特に左折の時、自転車などを巻き込む事故は、長年に渡って、数多く発生しています。そんな巻き込み事故を防ぐ方法は、みなさんも教習所などで習ったと思いますが、ここで今一度、確認しておきましょうね。

まず、左折しようとするときは、左側後方に自転車やバイクなどが走っていないか、早めに確認します。ミラーだけでは映らない範囲もあるので、直接、後方を目で見て確認することも大切です。そのあとは、速やかにウインカーを出し、左折することを、後ろを走る相手に知らせます。そして、自転車などがクルマの横をすり抜けないように、あらかじめできるだけ道路の左端に寄せ、交差点の淵に沿って徐行しながら、歩道の状況や、左折した先の道路の状況に注意して左折します。

ただ、視界のいい昼間でさえ、自転車などを見落として巻き込む事故が多く発生しています。夜間となると、さらに見落とす可能性が高くなります。自転車は、車体が小さいため夜間は見つけにくく、
ライトの光も小さいので、バイクに比べ見落としがちになります。さらに無灯火の場合は、発見するのがとても困難になります。そこで夜間、交差点を左折するときは、後方とクルマの横を何度か確認し、スピードを落としてゆっくりと曲がるようにしましょう。

【トンネル内の自転車に注意】5月  13日(木)放送分

ところで、2019年7月、岐阜県恵那市で、こんな事故がありました。

国道257号線のトンネル内を走行していた乗用車が、前を走行していたツーリング中の自転車2台と衝突。後ろの自転車に乗っていた男性が、死亡したそうです。このようなトンネル内で、自転車が追突される事故は、度々発生しています。特に千葉県は、トンネルが多く、その数は、大分県、北海道に次いで全国で3番目といいますから、より注意が必要といえますね。

トンネル内を走行している自転車が、後続車に衝突される原因は、いくつか考えられます。その一つが、トンネルの中は路側帯が狭く、左端に寄って走ることができないため、車道を走行しなくてはいけないことがあります。また、トンネル内の暗さのために、後続車が自転車を発見しにくいということもあるでしょう。そもそも「トンネルの中を、まさか自転車が走っているとは思はなかった」という人が多く、そういった意識から発見が遅れることもあるようです。

自転車に乗る方は、後ろからも目立つように、反射板やテールランプを必ず装着してください。そしてクルマを運転する方も、トンネルの中でも自転車が通行することを忘れず、くれぐれも注意を払うようにしましょう!

【電動アシスト自転車に注意】5月 14日(金)放送分

今週は、「自転車への注意」がテーマの千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

自転車の中でも、近年よく目にするようになったのが、電動アシスト自転車です。モーターがペダルをこぐ力を補助してくれるので、脚力が弱くても楽にこぐことができます。そのため、子供の送り迎えや通学のほか、高齢者の移動にも使われる機会が増えているようです。道路交通法上は、普通の自転車に分類されていますが、その特徴から、様々な違いがあって、クルマを運転するドライバーさんも注意が必要です。

まず、こぐ力が弱くてもスピードが出てしまう、という特徴があります。スピードを出せば出すほど、危険を察知してブレーキをかけても、すぐには止まれません。そのため、電動アシスト自転車による、交差点などでの出会い頭の事故が多く発生しているそうなので、皆さん、十分気をつけましょう。

車体の重量は、機種によって違いはありますが、30キロを超えるものもあります。そこに子どもを乗せるような場合だと、大人とあわせ、全体で100キロを超えてしまうこともあるでしょう。自転車は重心が高く、重くなればより不安定にもなります。特に、走り出す前の電動アシスト自転車の近くを走行する際には、転倒などに注意してくださいね。

今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

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