2021/6/25 UP!
大切なクルマを盗む卑劣な犯罪・自動車盗難。件数自体は全国で減る傾向にあり、千葉県でも、この20年で大幅に減少しています。とはいえ、千葉県での被害はまだまだ多く、去年は茨城県・大阪府に次ぎ、全国でワースト3位でした。そこで今週は、愛車を犯罪から守るため、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお届けします。
【クルマの防犯対策】6月21日(月)放送分
今朝は、基本的な対策について、チェックしておきましょう。
まず一番大切なのが、クルマを離れる時は、たとえ短い時間だとしても、全ての窓を閉めて、ドアロックすることです。そして普段、クルマを保管する場所も重要です。
盗難の被害に遭いやすいのが、屋外の駐車場。特に、フェンスやゲートなどがなく簡単に侵入でき、また中の見通しも悪く、照明や防犯カメラなどが設置されていないような駐車場は、犯人に狙われやすくなります。盗難防止対策がとられた契約駐車場を選んだり、自宅の車庫なら、しっかりと対策しておくのがポイントです。
近年のクルマは、ほとんどにイモビライザーが標準装備されています。これはキーに内蔵されたIDと車体のIDを照合することで、エンジンを始動させることができる装置です。しかし最近では、そのIDを無効化してしまう「イモビカッター」が使われて、盗難にあうケースが増えているようです。そこで、警報器やタイヤロック、ハンドルロックといったアイテムも併せて活用すると、より安心できますよ。皆さんも油断せず、十分気をつけてくださいね!
【車上荒らしに注意】6月22日(火)放送分
千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。昨日は自動車盗難についてお話しましたが、クルマに関連する犯罪といえば、車上(しゃじょう)荒らしがありますよね。今朝は、その手口や対策について、チェックしたいと思います。
車上荒らしの一番の狙いといえば、高額で売れるものを盗むことでしょう。例えば、エアロパーツを中心に、カーオーディオやカーナビ、ETC車載器、そしてアルミホイールなどが、よく被害にあうようです。その他、車内に置いてある小銭やバッグ、そしてアクセサリー類やゴルフの道具など、時間がかからず盗み出せるものを狙う犯人も、多いそうです。その手口として、もっとも一般的なのが、窓ガラスを割って車内に侵入する方法です。とはいえ、対策としては、やはりクルマを離れる時は、たとえ短時間でも、窓を閉めてドアをロックするのが基本です。さらに、防犯カメラが設置されている駐車場を利用することも抑止力になりますよ。またクルマの中に、モノを残さないことも大切です。車内をのぞいてみて、何か盗めそうなものがあれば、それが車上荒らしのきっかけになります。財布やバッグ、電子機器類などはもちろん、何か入っていそうな箱のようなモノも、放置しないようにしましょう。
犯罪者はどこで、あなたのおクルマを狙っているか分かりません。日頃から十分注意してくださいね!
【リレーアタック】6月23日(水)放送分
今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。
最近、クルマを狙う犯罪でよく耳にするのが、「リレーアタック」という手口です。これは、スマートキーを使っているクルマを狙うモノで、近年、被害が増えているといいます。スマートキーは微弱な電波を出して、それをクルマが受信し、ワンタッチでドアの開閉やエンジンなどをスタートすることができます。その電波は、通常1メートル程度しか届かないのですが、犯人はその電波を特殊な機器で受信し、クルマの近くで待機している仲間の元へ増幅して中継します。そして、クルマに電波を受信させてロックを解除し、車内の物を盗んだり、乗り逃げしたりするワケです。犯人は、クルマから離れたドライバーさんを尾行して、近くでバッグなどに入れているスマートキーの電波を拾ったりするといいます。また、自宅の玄関や窓から、漏れ出ている電波を拾うこともあるので、自宅の車庫に停めている時でも安心はできません。
では、どのように対策したらいいんでしょうか?まず外出先では、クルマから離れる時に、周囲に不審な人物がいないか、よく確認しましょう。自宅では、玄関や窓の近くにキーを置いていると、電波を外から拾われる可能性があります。そこで、市販されている電波を遮断するキーケースを利用するか、金属の缶に入れておくと、電波を通さないので安心ですよ。
犯罪は、日々進化しています。「自分は大丈夫」などと、決して思わないでくださいね!
【ナンバープレートの盗難対策】6月24日(木)放送分
「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。
車上荒らしで狙われるものとして、クルマのパーツがあります。中でも最近、よくニュースなどで取り上げられるのが、ナンバープレートの盗難です。でも、ナンバープレートは、全て登録されていますので、すぐに持ち主が分かるはずですよね。しかも、それほど高く売れなさそうです。そんなモノをわざわざ盗む理由って・・・、皆さんは、いったい何だと思いますか?
実は、そうした盗まれたナンバープレートは、犯人らが他で盗んだクルマを走らせる時に、ナンバーから足が付かないよう、カモフラージュとして使われることが多いんだそうです。盗まれた自分のナンバープレートが、知らないところで犯罪に悪用されているなんて、想像しただけで、心中とても穏やかではいられませんよね!
しかも、ナンバープレートの盗難はあとも厄介で、警察に被害届を出したり、自分でお金を払ってナンバーの再交付を受けたり、さらには、保険の登録や車検証の変更をしたり・・・など、いろいろと面倒なんです。そんなことにならないためには、盗まれないための対策が重要です。そこでオススメしたいのが、ナンバープレートを固定しているボルトを、簡単に外せない盗難防止用のロックボルトに交換すること。気になるという方は、お近くのカーディーラーなどで、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
【ホイール・タイヤの盗難対策】6月25日(金)放送分
今週は、「クルマの犯罪への備え」がテーマの、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。きのうは、ナンバープレートの盗難対策について取り上げましたが、一方で、タイヤやホイールが盗まれるケースも、依然と多く発生しています。それを防ぐのに有効なのが、タイヤロックです。
これはホイールごとタイヤを固定する器具で、自動車盗難の対策としても高い効果があります。その他、最近人気になっているのが、「キー付きホイールナット」を使うことです。これは「ロックナット」とも呼ばれ、普通のソケットレンチや十字レンチでは回せない形になっているホイールナットのこと。取り外すには、専用のキーアダプターが必要です。いろいろな種類のモノが市販されているのですが、例えば、ナットの表面に工具がひっかかる凹凸がないモノや、また、花柄のような溝が彫ってあるモノもあります。この花柄のパターンは数多くあって、それにピタリとはまるキーアダプターがなければ、回すことができないようになっているんです。
もし、キー付きホイールナットを使いたいという方は、お近くのカーディーラーなどへ、お気軽に問い合わせてみてください。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしました。ぜひ再確認して、これからもワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。