2021/7/2 UP!
交通事故というと、道路上で起きるものと思いがちですが、実は、駐車場でもたくさんの事故が起きているのを、皆さんはご存知でしたか?その数、なんと交通事故全体のおよそ3割を占めているといわれています。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「駐車場での注意点」をテーマに、チェックしていきたいと思います。
【駐車場での安全のポイント】6月28日(月)放送分
まず今朝は、大きめの施設の駐車場を例に、ポイントを見ていきましょう。
駐車場では、停まっているクルマや柱の陰など、思わぬところから、歩行者が出てくることがあります。そこで場内を通行する時は、いつでも停まれる時速10キロ以下の徐行運転をしましょう。また、場内に一時停止ラインや標識があれば、必ず守るようにしましょう。駐車スペースを探すのに、キョロキョロしてこれを見落とすと、事故につながる危険性が高くなりますよ。
そして、駐車場内で一番多い事故が、駐車スペースにバックで入れる時です。両サイドのクルマにぶつかったり、塀や柵に接触したりするケースが多くなっています。そこでバックするときは、ミラーやバックモニターだけに頼らず、後方などの安全確認を、ちゃんと自分の目でも行うようにしましょう。もしバックしていて、他のクルマなどにぶつかるかも・・・と思ったら、決して無理はせず、切り返しましょう。
気持ちの焦りは、ペダルの踏み間違いなどの操作ミスにつながります。落ち着いて駐車するようにしてくださいね。
【機械式立体駐車場では注意】6月29日(火)放送分
今週は、「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
ひと口に駐車場といっても、いろいろな種類がありますが、その一つが、商業施設やマンションなどに多く設置されている「機械式立体駐車場」です。少ないスペースで、多くのクルマを停めることができる便利な駐車場ですが、実は、人が挟まれるなどして大ケガをしたり、亡くなったりする事故が何件も起きています。そこで今朝は、利用する時の注意点を取り上げてみたいと思います。
こうした「機械式立体駐車場」のうち、特に事故が多く起きているのがマンションなどにある、利用者が自分で操作するタイプです。では操作の際、どんなことに気をつければいいのでしょうか?まず重要なのは、ドライバーさん以外は、パレットなどの駐車装置内へ入らないことです。同乗者の乗り降りや、荷物の積み下ろしは、必ず駐車装置の外で行ってくださいね。そして駐車装置の近くに、人がいないことを、しっかり自分の目で確認してから操作します。操作中は、同乗者などを装置に近寄らせないようにしましょう。特に小さなお子さんは、手をつなぐなどして十分注意してください。また駐車装置の操作は、扱い慣れた利用者が行い、不慣れな人や子供には、絶対に触れさせないでください。それでも、万一装置内への閉じ込めなど、緊急事態が発生した場合は、迷わず非常停止ボタンを押して、緊急連絡先に通報してくださいね。
【有料駐車場の出入り口では無理しない】6月30日(水)放送分
「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
おクルマでお出かけすると、入口の自動発券機で駐車券を受け取り、出る時に料金を機械に投入する有料駐車場を利用することが、皆さんもよくあるでしょう。でも、駐車券を受け取ったり、料金を支払ったりする際に、機械のすぐ近くへクルマを寄せきれず、手が届きにくくて苦労したことありませんか?そんな時、皆さんはどうしていますか?おそらく多くの方が、運転席から思いっきり手を伸ばしているんじゃないでしょうか?でもこの行為、あまり無理をし過ぎるのも良くありません。
というのも、手を懸命に伸ばすあまり、ブレーキを踏んでいる足が、ペダルから離れてしまうことがあるんです。するとオートマ車なら、クリープ現象によって動き出してしまいます。そんな時は慌てずに、体勢を戻してブレーキペダルを踏めばいいだけなのですが、つい焦ってしまい、冷静な判断ができなくなる可能性もあります。そうなると、どんな事故につながるか分かりません。安全のため、駐車券の受け取りや料金お支払いの時は、面倒でも必ずシフトをパークングに入れて、サイドブレーキを掛けてから行うようにしましょう。
それでも届かないという場合は、クルマから降りて対応するようにしてくださいね。
【コインパーキングの料金に注意】7月1日(木)放送分
お出かけ先で、コインパーキングを利用されること、皆さんもよくあると思います。ただし、その料金については、看板に大きく書かれている金額を見ただけで判断してしまうことが、多いんじゃないでしょうか?でも、その料金表示については、しっかり確認する必要があるようです。
というのも、全国の消費生活センターなどに、「一日最大○○円のはずなのに高額な料金を請求された」、「平日料金と休日料金の違いが分かりづらい」などといった、コインパーキングの料金表示に関する相談が多く寄せられているそうなんです。例えば、こんなケースがありました。「当日最大600円」と大きく看板に書かれたコインパーキングを、週末2日間利用したそうです。当然、利用料金は1200円だと思っていたら、なんと4000円を請求されたといいます。そこで看板をよく見ると、「土日祝日を除く」と小さく書かれていたそうです。
つい看板に大きく書かれた、「1日最大○○円」ところばかりに目が行きがちですが、その他に、様々な条件が書かれている場合があります。前もって、そうした条件をよく確認するようにしましょう。また、駐車券を紛失したことを理由に、高額な料金を請求されるケースもよくあるそうです。駐車券の紛失には、くれぐれも注意してくださいね。
【コンビニワープはルール違反】7月2日(金)放送分
「駐車場での注意点」ラストは、駐車場でクルマ側が絶対にやってはいけない、マナー違反のお話です。
みなさんは、「コンビニワープ」という言葉を聞いたことがありますか?これは交差点での信号待ちを避けるために、その交差点の角にあるコンビニや飲食店などの駐車場や敷地をショートカットして、右折や左折する行為をいいます。やっている側からすると、「コンビニに立ち寄って、道路に出ていくのと同じなんだから、問題ないでしょう」と考える人が多いようです。確かに、道路上で信号無視をしているワケではないので、法律的に取り締まることは難しいかもしれません。しかし実は、とても危険な行為なんです。
というのも、駐車場の中では、店やクルマの陰から、いつ歩行者が出てくるか分かりません。さらに、通過するための侵入ですから、そこそこ速いスピードで走るクルマが多いようです。歩行者も、まさかそんな目的でクルマが走り抜けるとは思っていませんので、十分な注意を払っていないでしょう。そんなコンビニワープが原因で、歩行者がはねられて死亡する事故も、実際に起きています。身勝手なコンビニワープは、重大なマナー批判で、危険な行為だということ、しっかり覚えておいてくださいね!
「駐車場での注意点」ぜひ再チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!