2021/7/23 UP!
今年は、東京オリンピック開催のため祝日移動が行われ、「海の日」が今週木曜日・22日になっていますね。三方を海に囲まれた千葉は、海との関係が深い県です。そこで今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしていきたいと思います!
【海辺のドライブ】7月 19日(月)放送分
初回の今朝は、海辺をドライブする時の基本的な注意点について、チェックしておきましょう。
まず、海沿いの道は、晴れている日でも風が強い場合が多いです。海の景色がキレイだからと見とれるあまり、ついハンドルを持つ手が緩んだ際に強い風が吹くと、クルマが大きくふらつくことがあります。さらに、それに驚いて急ハンドルを切ったりすると、対向車線に飛び出したり、
最悪、海に転落なんてことにもなりかねません。ハンドルはしっかり握って運転するようにしましょう。
また海といえば、遠くまで砂浜が広がっている場所もありますよね。そんな砂浜を、気持ちよく走ってみたいと考える人もいるかもしれませんが、千葉県ではほとんどのビーチで、車両の乗り入れを禁止しています。仮に乗り入れが認められた場所でも、砂にタイヤがはまって、動けなくなる可能性もあります。砂浜には、うかつに入らないようにして下さい。
そして海沿いには、街灯が少ない道路も多いです。そんな道路では、日が暮れると周囲の安全を確認するのが難しくなります。海辺からのお帰りは、日が暮れる前の明るい時間帯に出発するようにしましょうね。
【カーブでの注意点】7月 20日(火)放送分
昨日は、海辺のドライブの注意点についてお話ししましたが、海沿いの道路を走る時には、もう一つ気をつけたいことがあります。それが、カーブです。海沿いの道は、どうしてもカーブが多いもの。そこで今朝は、カーブが続く道で安全に走るポイントをチェックしておきましょう。
まず、カーブを走る時の基本は、手前で十分に減速することです。スピードが速いままカーブへ進入すると、思った以上に遠心力が働いて曲がり切れなくなってしまい、センターラインをはみ出したり、ガードレールに接触したりして、事故へとつながる可能性があります。カーブを曲がりなから、ブレーキを踏む人も多いですが、実は曲がりながらのブレーキは、クルマの挙動が不安定になり危険なんです。カーブの手前までに、しっかり減速しておきましょう。
そしてカーブでは、センターラインをはみ出すのはもちろん、センターラインに寄りすぎても、対向車と接触する危険性が高くなります。キープレフトの原則に従って車線の左寄りを走るよう心がけてくださいね。また、見通しの悪いカーブでは、その先で落石があったり、故障車が停まっていたりするなど、思わぬ危険が潜んでいることがあります。そうした危険も予測しつつ、スピードを落として走るようにしましょうね。
【海から帰ったら洗車】7月 21日(水)放送分
海辺をドライブしたあとは、なるべく早く、あることをした方がいいんですが、みなさんは何だと思いますか?答えは・・・、洗車です。
ご存知の通り、鉄がたくさん使われているクルマは、海水に含まれる塩分にとても弱いですよね。直接海水に触れていないとしても、海の近くでは、吹いてくる風や巻き上げる砂にも、塩分が含まれています。つまり海の近くを走るだけで、クルマにはたくさんの塩分が付着してしまうんです。そうした塩分が車体に付いたまま放置していると、いつの間にかサビが発生して、大変なことになってしまう可能性があります。それを防ぐためには、なるべく早く洗車をして、塩分を洗い流すことが大切、という訳です。
ただ海の近くに住んでいる方や、マリンスポーツなどで頻繁に海へ行く方は、そう度々洗車をするのも大変ですよね。そんな方には、おクルマの下回りの「防錆(ぼうせい)コーティング」がオススメ!下回りは、なかなか洗車しにくいですし、走行時に石などが跳ねてキズが付きやすく、そうした場所からサビが発生しやすいんです。そこで下回りに、ワックス系のコーティングを施し、サビを防ぐのがこの防錆コーティングです。関心のある方は、お近くのカーディーラーなどへぜひお問い合わせくださいね。
【海に転落したら】7月 22日(木祝)放送分
海などに出かけた時、誤ってクルマが水中に転落してしまったら、みなさんは、どうやって沈んでいくクルマから脱出しますか?ということで今朝は、そんな万一の際の対処法をチェックしておきましょう!
まず、ドアに水圧がかかると、人の力ではドアを開けられなくなっていきます。これは、どんなに怪力の方であっても不可能と思ってください。しかし、すぐに沈んでしまう訳ではありませんので、窓が水面の上にあるうちに、窓から脱出するようにします。ただ、水に浸かることで、パワーウィンドウが作動しなくなることもあるでしょう。そんな時には、先のとがった脱出用ハンマーで、ガラスを割って脱出します。脱出用ハンマーは、カーディーラーやカー用品店などで購入できますので、いざという時に備えて、車内に用意しておくと安心です。
もし、ガラスを割ることが出来ないまま車内へ水が侵入してきたら、胴体から首の辺りまで水がくるのを冷静に待つようにしてください。そこまで水が入ると、車内からも水圧がかかり、ドアを開けることができるようになります。そしてロックを外し、大きく息を吸い込んだら、足などを使って、力を込めてドアを開けて脱出しましょう。
パニックは避けられないかも知れませんが、万一、そんな状態になったとき最も重要なのは、何より慌てふためかないことです。皆さん、ぜひ落ち着いて行動するようにしてくださいね!
【台風や豪雨の時は海辺の運転を避ける】7月 23日(金祝)放送分
例年、夏から秋にかけては、日本列島に台風が多くやってくる時期ですね。そして台風以外にも、近年、夏場に増えるのが集中豪雨です。そんな台風や集中豪雨で大雨が降っている時は、海辺の運転においても十分注意しなければいけません。
例えば、高波や高潮によって、突然海水が道路に流れ込んで来る危険性があります。その規模によっては、走行中のクルマが流されることもあるでしょう。もし高波にさらわれるようなことがあると、あっという間に沖合まで運ばれ、命を落とすことさえあるかもしれません。また、激しい波しぶきを浴びると、フロントガラスが破損する恐れもあって、大きな事故につながる可能性もあります。そこで、気象庁から高潮警報や波浪警報が発令されているような場合は、海辺での運転は避けるようにしましょう。特に満潮の前後では、高波や高潮による被害が発生しやすくなりますので、一段の注意が必要です。
今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしました。海へのドライブなどにお出かけ前、ぜひもう一度チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!