2021/8/13 UP!
コロナ禍ということで、今年も昨年同様、気軽に遊びに出かける訳にはいかない状況ですが、お盆の時期でもあり、様々な事情で高速道路を利用される方、やはり、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。そんな高速道路で、何か想定外のトラブルが起きた時、みなさんは落ち着いて対応できますか?そこで今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「高速道路でのトラブル」をテーマに、さまざまな対処法をお話していきたいと思います。
【ETCの開閉バーが開かない時】8月 9日(月・振休)放送分
すっかり定着した感のあるETCですが、利用されている方は、ETCゲートに進入すると、開閉バーが開くのが当たり前だと思っていませんか?しかし、何らかの原因で、この開閉バーが開かないことがあるんです。
そんな時に、ついやってしまいがちなのが、バックして、他のゲートに移動すること。でも、後続車が来ている時にバックするのは、いわば逆走しているのと同じ。とても危険なので、絶対にしてはいけませんよ!
こういうケースでは、まずハザードランプを点灯して後続車にトラブルがあったことを知らせましょう。そしてゲートに設置されているインターフォンのボタンを押して、係員と連絡を取り、その指示に従ってください。ちなみに、ETCの開閉バーが開かない原因で多いのが、ETCカードの挿し忘れや、期限切れだそうです。お出かけ前には、必ずチェックするようにしてくださいね。
【目的のICを通り過ぎたら】8月 10日(火)放送分
みなさんは、高速道路を利用していて、ついうっかり、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合、どうしますか?
一番やってはいけないのが、道路上をUターンやバックで戻ろうとすることです。これは、重大な事故につながる行為です。絶対にやめましょう!ではこういう時はやっぱり、次のインターチェンジで料金を払って降りて、再び高速道路で引き返すか、あるいは一般道を使って戻るしかないのでしょうか?
実は、目的のインターチェンジに戻れる最善の方法があるんです。まず、目的のインターチェンジを通り過ぎたり、ジャンクションでルートを間違えたりしたことに気づいたら、次のインターチェンジで、一般レーンに入り、料金所のスタッフに、そのことを伝えてください。するとスタッフが、再び高速道路に戻るためのルートを誘導してくれますので、その指示に従えば、本来降りるインターチェンジまで高速道路を使って引き返すことができるんです。目的の出口の料金所では、ETCの開閉バーが開かないことがあるので、料金所スタッフがいるレーン、または料金精算機が設置されているレーンを利用してくださいね。乗り間違えた分の料金は取られません。ただ、インターチェンジによっては、構造上対応できない場合もあるそうなので、その点はご了承ください。
【事故や故障で停止したら】8月 11日(水)放送分
高速道路を走行中、もし故障や事故などが起きたら、みなさんはどうしますか?
時速100キロ前後のクルマが走り抜ける高速道路では、うかつに停車すると、大事故につながりかねません。そこで、トラブルが発生したら、直ちにハザードランプを点灯させて後続車へトラブルがあったことを知らせつつ、できるだけ路肩に寄せて停車します。もし橋の上やトンネルなどで、路肩が狭かったり、路肩がないような場合は、可能なかぎり広い所まで走ってから停車するようにしてください。また、同乗者がいる場合は、速やかにガードレールの外に避難させましょう。この時、クルマが後続車に追突されて巻き添えにならないよう、クルマより後方に避難するのがポイントです。
次にドライバーさんは、発炎筒や停止表示機材を、クルマから50メートル以上後方に設置します。ただ燃料が漏れている時は、引火する恐れがあるので、発炎筒は使わないようにしましょう。設置が終わったら、ドライバーさんもガードレールの外に避難します。そして1キロおきに設置されている非常電話や道路緊急ダイヤル「#9910(シャープ・キュウ・キュウ・イチ・ゼロ)」で道路管理者に通報し、レッカーの依頼などを要請します。ただ、くれぐれも身の安全を第一に考え、まずは落ち着いて対応するようにしてくださいね。
【トンネル火災に遭遇したら】8月 12日(木)放送分
山間部を通ることが多い高速道路には、長いトンネルがあちこちにあります。そんなトンネルを走行中、もし火災が発生したら、みなさんはどうしますか?今朝は、その対処法をチェックしておきましょう。
まずトンネルの入口に、情報板や信号機が設置されている時は、必ず確認してください。トンネル内で火災が発生しているなら、赤信号になったり、「火災発生」などの文字で危険を知らせてくれます。その際は、トンネルの手前でハザードランプを点けて、道路の左端に寄せて停車しましょう。
一方、トンネルに入って火災が発生した場合は、やはりすぐにハザードランプを点けて、道路の左端にクルマを停めます。そして、非常電話や通報装置などを使って道路管理者に火災が発生したことを知らせましょう。火の手がまだ小さいようなら、初期消火に努めてください。トンネルの中には50メートルおきに消火器や消火栓が設置されています。ただし、決して無理をしないで、危険と感じたら速やかに避難してくださいね。
クルマを置いて避難する場合には、その後の消火活動や救助活動で移動できるように、クルマのキーを付けたままドアもロックしないでください。そしてスピーカーやラジオ放送を通じて、情報や指示が流されますので、それに従いましょう。とにかく終始、落ち着いた行動をとるのが何より重要ですよ!
【落下物を見つけたら】8月 13日(金)放送分
「高速道路でのトラブル」、最終日は、「落下物をみつけたら」です。
みなさんは、高速道路を走っている時、道路上に落下物があるのを見かけたことはありませんか?落下物と一口にいっても、その大きさや内容は様々です。ただし、スピードの出る高速道路では、例え小さな落下物でも、接触するだけで大きな事故につながる可能性があります。そのため落下物を見つけたら、速やかに高速道路の管理者に連絡して、撤去してもらわなければいけません。
その連絡方法は、いくつかあります。一番カンタンなのは、携帯電話を使って、道路緊急ダイヤル「♯(シャープ)9910(キュウ キュウ イチ ゼロ)」に連絡することです。この番号は高速道路だけでなく、国土交通省が管理する国道などでも24時間つながり、道路の異常などの緊急事態を無料で通報することができます。ただ走行中に電話する場合は、ドライバーさんではなく、同乗者の方が電話してくださいね。ほかには、サービスエリアやパーキングエリア、そして料金所のスタッフに伝えるという方法もあります。
落下物を見つけたら、安全のため、そのままスルーせず、ぜひ通報をお願いします。