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◆ 秋の悪天候の運転

2021/9/10 UP!

9月も2週目に入りました。残暑が次第に落ち着きをみせるこれからのシーズンは、秋晴れなど天気のいいイメージがある一方で、秋の長雨や台風など、荒れた天気も多い季節です。そこで今週は、「秋の悪天候に備えて」というテーマで、さまざまな注意点をピックアップしていきたいと思います。

【大雨の時の注意】9月 6日(月)放送分

初日のきょうは、「大雨の時の運転の注意点」です。

まず、雨で濡れた路面のグリップ力は、乾いている時の40%から60%ほどと言われています。つまりスリップしやすいということ。そのため、急ブレーキや急ハンドルなど、「急」のつく操作をできるだけしないことが大切です。また、スピードは抑えて、前のクルマとの車間距離を十分にとり、早めのブレーキやハンドル操作を心がけるようにしましょう!

さらに、スピードを出し過ぎると、タイヤと路面の間に水の膜ができ、ブレーキやハンドル操作ができなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こりやすくなります。特に高速道路では、スピードの出し過ぎは禁物ですよ。

大雨の時には、打ちつける雨や、他のクルマが巻き上げる水しぶきによって、周囲の視界が悪くなります。そんな時には、昼間でもライトを点灯して、自分の存在を周りに知らせるようにしてくださいね。

そして大雨では、道路が冠水することがよくあります。その水溜まりの中は、どんな危険があるか分かりませんし、クルマが浸かれば故障にもつながります。不用意に冠水した場所には入らず、できるだけ迂回するように心がけましょう。

【台風の時の運転】9月 7日(火)放送分

夏から秋にかけて、悪天候をもたらすものといえば、そう「台風」がありますよね。そこで今朝は、そんな台風に見舞われた際の運転について、ポイントをご紹介しましょう。

まず、台風が来ている時には、何といっても運転しないことが大前提です。それでも、どうしても運転しなければいけない場合は、最大限の注意が欠かせません。大雨で視界も悪いですし、強風でクルマの挙動も不安定になります。さらに、木の枝や落石など、路上にどんな落下物があるか分かりません。予期せぬ事態に備えるためにも、いつも以上にスピードを落として運転するように心がけましょう。

また、台風時に運転する大切な注意点として、なるべく広い道路を利用することが挙げられます。対向車などが強い風でふらつき、車線を越えて来ることがあるかもしれません。そんな時に、車線の数が少ない道路では、避けられる場所も限られるので、正面衝突などのリスクが高くなります。通行するルートを検討することも大事なポイントです。

しかし、先ほども言いましたが、台風が接近している時には、クルマを運転しないことが一番の安全策です。やむを得ず運転する場合は、気象情報などをこまめにチェックし、もし危険な状況になったら、すぐに安全な場所へ避難してくださいね。

【台風などの時に注意する場所】9月 8日(水)放送分

台風が接近している時に、クルマを運転する大事な注意点をご紹介しましたが、大雨が降っている時には、出来るだけ通行を避けた方がいい場所があります。今朝は、そんなポイントについてお話しましょう。

まずは「河川のそば」です。大雨で河川が氾濫すると、その近くを走っていれば、あふれ出た水流に巻き込まれる危険性があります。最新の水位情報などをチェックし、危険と感じる場合には、近づかないようにしましょう。さらに、海沿いの道路も要注意です。台風などの強い低気圧が接近すると、波風が強くなるのはもちろん、低い気圧によって海面の水位が上昇する「高潮」が発生しやすくなります。すると、海沿いの道路にも波が打ち寄せ、大変危険です。決して甘くみず、満潮の時間帯はとくに注意しましょう。

また、山あいの道路では、大雨によって地滑りや土石流などの土砂災害が発生しやすくなります。すると土砂に巻き込まれるだけでなく、土砂によって道路が寸断されて孤立してしまう危険もあります。台風などで大雨が降った際は、できるだけ土砂災害の恐れのある場所には近づかないことが鉄則です。ぜひ事前に、「土砂災害ハザードマップ」などで、通行する場所の危険性を確認しておくことが重要ですよ!

      
【クルマを守るために】9月 9日(木)放送分

台風がもたらす災害によって、家屋などに大きな被害が出ることがあります。建物以外にも、大切な財産といえるクルマへの被害も心配ですよね。そこで今朝は、台風からクルマを守るための対策を考えてみたいと思います。

まず愛車を、台風による被害から防ぐための基本として、自宅や駐車場のある場所について、事前にハザードマップで確認しておきましょう。もし、浸水や土砂災害などの危険性が高い場所なら、前もって他の場所に移動させた方がいいですね。その際は、高台や立体駐車場などに移動させる方法があります。安全な高台や立体駐車場を前もって探しておくと、いざ台風が接近したときに、速やかに移動できます。もちろん、そうした移動先のハザードマップも事前に確認するようにしましょうね。

ちなみに立体駐車場では、駐車料金が一日あたり数千円位かかる地域もあるでしょう。それでも台風の被害で、何万円もの修理が必要になることを考えれば、かなり安く済むはずです。クルマを守るための保険、と考えてみてもいいかもしれませんね。

そして台風の時には木の枝や看板、鉢植えなどが風に吹き飛ばされて、クルマにぶつかることもあります。駐車スペース付近にある飛びやすそうな物は、あらかじめ片づけるようにしておきましょう。また、吹きっさらしの駐車場など、飛んでくるモノを防げないような場所では、クルマ用のカバーなどで、ぶつかった時の衝撃をできるだけ和らげるように対策しておいてくださいね。

【風の強い時のドアの開け方】9月 10日(金)放送分

台風をはじめ、強い低気圧が近づくと、風も強く吹きます。そんな時、クルマから降りようとドアを開けた瞬間、風によってドアが勢いよく開いてしまうことがあります。それによってドアのパーツが壊れたり、隣のクルマや壁などにドアをぶつけたり、また、ドアに引っ張られて、車内から人が転げ落ちることもあります。さらには、通りがかった人や自転車などにドアが当たって、ケガをさせたりする危険性もあるでしょう。JAF・日本自動車連盟では、そんな風の強い時のドアの開け方の例をホームページで紹介しています。

まず、ドア側とは反対の手でレバーを引いて少しだけドアを開け、風の強さや後方を確認します。続いて、少し開いた隙間からドア側の手を出してドアの縁を持ち、大きく開かないように押さえましょう。そして両手でドアを押さえながら、少しずつドアを必要最低限だけ開け、ゆっくり外に出ます。ちなみに子供の場合は、大人が先にクルマから慎重に降り、外からドアを開けて、降ろしてあげるようにしてくださいね。

「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
今週は、「秋の悪天候に備えて」をテーマにお届けしました。

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