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◆ クルマをバックさせる時の注意点 

2021/9/17 UP!

みなさんは、クルマの運転で“バック”に自信ありますか?運転歴が長くても、苦手意識を持っている方、少なくないようです。そこで今週は、「バックの注意点」をテーマに、さまざまなポイントをチェックしていきたいと思います。

【バックしている時のタイヤの向き】9月 13日(月)放送分


バックをしている時にハンドルを切ると、一瞬、タイヤの向きが分からなくなってしまうこと、みなさんはありませんか?バック時のハンドル操作では、前に進む時とはクルマの向きが反対方向に動くので、混乱しやすいものです。

特に、ハンドルを切ったまま前を見たり、後ろを見たりしていると、タイヤがどちらを向いているか、分からなくなることが多いようです。そんなことにならないためには、クルマが進む方向に対してタイヤがどちらを向いているか、常に意識することが大切です。

またバックをする際には、周囲の壁や隣のクルマなどに近づけ過ぎないようにするのもポイントですよ。クルマの周囲にスペースの余裕があれば、タイヤの向きが分からなくなっても、クルマを少し前進させたり、バックしたりすることで、その向きを確認することができますからね。

そしてどうしても苦手なら、クルマが動いている最中にハンドルを切らなくても大丈夫。クルマを完全に止めて、ハンドル操作をするのもひとつの手です。一つ一つの操作に集中することで、車庫入れなど、確実にできるようになるはずですよ。

【バックの時の安全確認】 9月14日(火)放送分

今週は、「バックの注意点」をテーマにお送りしています。

クルマの後方には、運転席から見えない死角が多く、バックする時には、十分気をつけなければいけません。そこで今朝は、バックする時には欠かせない安全確認などについて、チェックしていきたいと思います。

外出先の駐車場で、バックで停める時には、あらかじめ、クルマを入れるスペースやその周辺の安全確認を行います。例えば、隣りのクルマが出ようとしていれば、先に出てくれるまで待った方がいいですし、歩行者などがいる場合も、いなくなるまで待ちましょう。そして、ギアをバックに入れたら、すぐに後退していい訳ではありませんよ。ギアを入れた後、一時停止するようにして、周囲にこれからバックすることを知らせます。かならず周囲の安全を確認してから、バックを始めてくださいね。

また駐車場では、他の駐車車両と接触する危険性があります。特に、運転席とは反対側にあるクルマは、間隔が自分の目では確認できず、接触する危険度が高くなります。そこで、このままバックするとぶつかるかも・・・と思った時は、決して無理をしないで、やり直したり、一旦、クルマから降りて状況を確認するぐらいの慎重さが大切です。

もし、同乗者がいるようなら、安全にバックできるよう、誘導してもらうのもいいでしょう。ただその場合でも、自分の目で後方を確認することは必要です。くれぐれも忘れないでくださいね。

【モニターに頼り過ぎない】9月15日(水)放送分

運転にまつわるお話を、週替わりでお届けしているこのコーナー。
今週のテーマは、「バックの注意点」です。

今では、クルマの後ろの映像を確認できるバックモニターなどを装備している方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?クルマをバックさせるときに、障害物があるかどうかを簡単に確認でき、とっても便利ですよね。

しかしこのバックモニター、あまり頼りすぎるのはよくありません。というのも映像で映し出されるのは、実は限られた範囲でしかないんです。例えば、バンパーの両角付近やその下の部分は見ることができません。また、左右後方から近づいてくる歩行者や自転車なども、確認することができないんです。そのため、画面だけを見てバックしていると、思わぬ事故につながる危険性があるんです。

ということで、バックの際には、バックモニターの映像を見るのは最小限にして、必ず自分の目で、直接見たり、ミラーを使ったりして、周囲の安全をしっかり確かめるようにしましょう。最近は、クルマを上から見下ろしたように周囲の様子を映し出す、パノラミックビューモニターなどと呼ばれる機能を供えたクルマも増えています。しかしその場合も、画像にはどうしても歪みが出てしまい、ありのままを映し出している訳ではありません。安全確認はあくまで目視が基本。モニターは、あくまでも補助システムであることを、くれぐれも忘れないでくださいね。

【バックでアクセルを踏み込まない】9月15日(木)放送分


今週は、「バックの注意点」をテーマにお送りしています。前向きに運転する時と違って、バックでは、操作も安全確認もしにくいため、スピードの出し過ぎは、とても危険です。そこで一般に、安全にバックする時のスピードの目安として、歩くような速度で進むのがいいとされています。

ところが街なかでは、方向転換や車庫入れなどの際に、もっと速いスピードでバックするクルマを見かけることがあります。しかし安全のことを考えたら、それだけのスピードを出すことには、何のメリットもありません。

そこで、ぜひみなさんにオススメしたいのが、バックする時にアクセルを踏まないことです。現在では、およそ9割のクルマがオートマチック車だといわれています。そうしたオートマ車は構造上、ブレーキから足を離すとゆっくりと進むようになっています。これが「クリープ現象」です。通常、車庫入れや方向転換などを行う程度なら、このクリープ現象を利用してバックし、ブレーキで、スピードの調節をするぐらいで必要十分なスピードを得ることができます。さらに、よくニュースなどで報道される、アクセルとブレーキの踏み間違いも、アクセルを使わないようにすれば、ペダルを踏み替える必要がなく、間違いも少なくなるでしょう。

ということで、バックをする時は、むやみにアクセルペダルを踏まないで、安全を確認しながら、慎重に行うようにしてくださいね。

【バックの際の運転姿勢】9月17日(金)放送分

ところでみなさんは、クルマでバックをする時、どんな姿勢で運転していますか?

最近は、ルームミラーやドラミラーだけでなく、バックモニターやパノラミックビューモニターなどの普及により、それらを確認するだけで、振り返らずに駐車する人が少なくないようです。そのためか、助手席に手を掛けて後ろを振り向きバックする方法、通称「モテバック」が、「カッコつけたいの?」とか、「時代遅れ」「運転が下手なんじゃないの?」などと揶揄されることも、最近はあるようです。

確かに、ただ駐車スペースにクルマを入れるだけなら、わざわざ振り返る必要はないかもしれません。でも、実際の路上や、お店の駐車場などでは、子供や歩行者などがいつ近づいて来るか分かりません。先日もご紹介した通り、バックモニターなどは万能ではなく、どうしても死角や画像の歪みなどが生まれます。そのため、それに頼りすぎるのは危険で、あくまで目視の補助であることを忘れてはいけません。

ということで、運転席側の窓を開けて後ろを確認したり、リヤガラスから後方を確認するモテバックも積極的に取り入れて、安全確認することを忘れないでくださいね。

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