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◆ 横断歩道での歩行者優先

2021/10/30 UP!

横断歩道で、歩行者が犠牲になる交通事故が後を絶ちません。

横断歩道は、歩行者が優先。この教習所でもならったはずの当たり前のことを、多くのドライバーはすっかり忘れてしまったのか、街なかで無視しているクルマが少なくありません。

そこで今週は、特に信号のない「横断歩道での歩行者優先」のルールについて、取り上げていきたいと思います。

【信号のない横断歩道では歩行者優先】10月25日(月)放送分  

まず、クルマを運転していて、前方の信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場合、皆さんはどうしますか?そう、答えはもちろん、手前で一時停止をして、歩行者に道を譲らなければいけません。

このことを、善意からくる運転マナーだと思っている人がもしいたら、それは違いますよ!これは、れっきとした道路交通法で定められたルールです。守らなければ「横断歩行者等妨害等」という違反になって、違反点数は2点。反則金は、普通車では9000円、大型車が1万2000円となります。

そして、横断歩道で気をつけなければいけないのは、歩行者などが渡っている時や、渡ろうとしている時だけではありませんよ。実は、横断しようとする人や自転車が明らかにいない場合を除いて、その手前で停止できるように、速度を落として進まなければいけない、とも定められているんです。つまり、横断歩道の近くに人がいれば、念のため速度を落とさなければいけません。

横断歩道で歩行者などが待っていても、お構いなしに走り抜けるクルマを依然多く見かけますが、これは立派な交通違反だということを、皆さんもしっかり覚えておきましょうね!

【横断歩道での一時停止の調査】10月26日(火)放送分

今週お送りするテーマは、「横断歩道での歩行者優先」です。特に信号のない横断歩道で、歩行者優先のルールを守っていないクルマが多いというお話を昨日しましたが、実際に、どれぐらいの人が守っていないのでしょうか?

JAF・日本自動車連盟では、2016年から、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」を行っています。これは、各都道府県2カ所ずつにおいて、信号機が設置されていない横断歩道を通行するクルマを対象に、歩行者が渡ろうとしている場面で、一時停止するかどうかを調べたものです。

去年の8月は、15日間に渡って、合計9434台のクルマを調査したそうで、その結果、一時停止したクルマは、2014台、21.3%という結果となりました。調査を開始した2016年には、わずか7.6%しか止まらなかったそうで、それに比べれば、かなり良くなってきているのが分かりますね。しかしそれでも、8割近くのクルマが止まっていない現実をみると、決して、多くの人がルールを守っているとは言えませんね。

ちなみに全国で、一番停止する率が高かったのは長野県で、72.4%にのぼりました。千葉県は26.7%で、全国16位。東京都は6.6%で46位、全国でワースト2位という結果でした。みなさんも歩行者優先のルール、ぜひ守ってくださいね!

【横断歩道手前に駐車車両がある場合】10月27日(水) 放送分

今週は「横断歩道での歩行者優先」をテーマにお送りしています。

信号のない横断歩道で歩行者などが渡っている時や、渡ろうとしている時は、クルマは一時停止して道を譲るのがルールだということを、昨日&一昨日とご説明してきました。ただ中には、歩行者がいるのかいないのか、簡単には分かりにくい状況もあります。

その一つが、横断歩道の手前にクルマが停まっている場合です。そんなケースでは、駐車車両の陰になっている歩行者などを、すぐには確認しづらいですよね。歩行者側から見ても、駐車車両が邪魔で、クルマが近づいてきているかどうか分かりません。そのため、クルマの陰から飛び出す格好になって、交通事故に遭う可能性があります。

もちろん道路交通法では、そんなことにならないようにルールを定めています。月曜日にもご紹介しましたが、歩行者などがいるかどうかがはっきり分からない時には、その手前で停止できるように、まず速度を落として進まなければいけないことになっています。さらに、横断歩道などの手前で止まっているクルマがあり、その横を通る場合、前方へ出る前に一時停止することが決められています。

そもそも横断歩道や自転車横断帯の端から前後5メートル以内の場所は、駐車も停車もしてはいけないことになっています。みなさんも、道路を横断中の歩行者を守るため、こうしたルールを改めて思い出し、しっかりと守るようにしてくださいね!

【横断歩行者に注意したい場面】10月28日(木)放送分

今週は、「横断歩道での歩行者優先」をテーマにお送りしています。

きのう、信号のない横断歩道の手前にクルマが停まっていると、歩行者などがいるか分かりにくくて注意が必要、というお話をしました。実は他にも、歩行者の存在が分かりにくく、注意しなければいけないシチュエーションがあるので、きょうはそうした場面をチェックしておきましょう。

まずは、片側一車線の道路などで、対向車線が渋滞している時です。対向車の車列が少しずつでも進んでいる時なら、歩行者がいきなり道路を渡ることはないでしょうが、止まっていたりする時は、要注意です。横断歩道を渡って、突然、歩行者がクルマの前に出てくる可能性があります。

また、バス停付近も細心の注意が必要です。バス停には、すぐ前後に横断歩道が設置されている場所があります。車体が大きいバスの陰になってしまえば、歩行者がいるかどうかを確認するのは、まず無理でしょう。自分が走っている車線側でも対向車線側でも、バス停のすぐそばに横断歩道があるような場合には、十分気をつけなければいけません。

皆さんも、そうした場所を通行する際には、ルール通り、十分スピードを落として進み、横断歩道の手前で一時停止することを決して怠らず、しっかりと安全を確認するようにしてくださいね。

【横断歩道の手前には…】10月29日(金) 放送分

「横断歩道での歩行者優先」がテーマにお送りしてきました今週の千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフルドライブ。

ところでみなさんは、信号機のない横断歩道がどこにあるか、事前に分かったりするでしょうか?普段、通り慣れている道路なら、どこに横断歩道があるかは、きっと分かっていることでしょう。でも初めて通る場所では、信号機のない横断歩道がどこにあるか、事前には気づきにくい・・・と感じている人が、結構いるかもしれませんね。でもそんな方は、大事なものを見落としていることに気付いていない、ということになります。

日頃運転していて、みなさんも道路の路面にひし形の表示があるのを見たことがあると思います。こちらは「横断歩道または自転車横断帯あり」という道路標示で、信号のない横断歩道などの50メートル手前と30メートル手前に、設置されています。つまりひし形の道路標示を見たら、その先には、信号機のない横断歩道などがある、という訳です。また、横断歩道のそばには、青地に白の「横断歩道」の標識も立てられています。みなさんもこうした表示や標識に注意を払い、横断歩道の存在を常に意識しながら、運転するようにしてくださいね。

今週は「横断歩道での歩行者優先」をテーマにご紹介しました。ぜひ時々チェックして、安全安心なワンダフルドライブ、どうぞ楽しんでくださいね!

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