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◆ バイクとの事故防止

2021/11/19 UP!

コロナ禍の影響で、密にならない移動手段のひとつとして、最近、バイクが人気になっているそうです。しかし同時に、バイクによる交通事故も、増加傾向にあるといいます。

その中にはもちろん、バイク単独の事故もありますが、クルマを運転する人は、バイクとの事故に、よりいっそう気を付ける必要があるでしょう。そこで今週は、「バイクとの事故防止」をテーマに、さまざまな注意点をチェックしていきたいと思います。

バイクとの右直事故に注意】11月15日(月)放送分

まず、クルマとバイクの事故で多いのが、直進するバイクと右折するクルマが衝突する、いわゆる「右直(うちょく)事故」です。バイクはクルマに比べて車体が小さいため、接近していても、実際より遠くにいるように見えたり、スピードが遅く感じられたりすることがあります。そのため右折するクルマが、自分の方が先に右折できると誤った判断をしてしまうことがあるんです。

また、バイクは車体が小さいことで、そもそも見落とされることもあるといいます。特に夜間は、ライトが2つ以上あるクルマに対して、バイクはライトが1つしかないため、より見落とされる可能性が高くなります。

ということで、交差点を右折する時は、バイクが接近してきていないかよく確認することが大切です。もし、バイクが接近してきているなら、距離やスピードを正確に読み取れないことがあるので、くれぐれも慎重な運転をするよう心がけてくださいね!

【対向車の死角に入ったバイクとの事故】11月16日(火)放送分

今週お送りするテーマは、「バイクとの事故防止」です。きのうは、直進するバイクと右折するクルマが衝突する、いわゆる「右直事故」についてお話しました。ただ、このバイクとの右直事故には、もう1つ、注意が必要なケースがあります。

それが、交差点で右折待ちをしている時に、対向車が道を譲ってくれたような場合です。この時、相手が道を譲ってくれたからと一気に右折してしまうと、死角になっている対向車の左側を直進して来たバイクなどと、衝突してしまう危険性があります。こうした事故は、右折するドライバーさんが、道を譲ってくれた相手に対して、「ありがとう」という気持ちを持つことから、「サンキュー事故」などと呼ばれています。

ただ、こういう局面では、「ありがとう」と思うと同時に、「相手を待たせては申し訳ない」という心理が働いて、安全確認が疎かになりがちです。そこで、このような時には、対向車の陰をバイクなどが走って来るかもしれないと考え、対向車の向こう側が見える位置で一旦停まって、安全を確かめるようにしてくださいね。

その他、交差点に対向右折車がいる場合も対向車線の状況が確認しづらくなります。対向右折車がいる交差点を右折する時も、対向車線の状況が見える位置で一旦停止して、安全を十分確認するようにしましょう。

【すり抜け運転のバイクに注意】11月17日(水)放送分

今週は、「バイクとの事故防止」をテーマに、いろいろ気をつけたいポイントをご紹介しています。
バイクとの事故は、さまざまな状況で発生しますが、その原因になりがちなバイクの危険運転のひとつが、渋滞などの混雑時に、クルマの間をすり抜ける「すり抜け運転」です。クルマのすぐ脇を走っていくバイクが、ドアミラーなどに接触することもあるでしょうし、中でも危険なのが、クルマが車線変更する時です。
今年6月、兵庫県神戸市中央区で、こんな事故がありました。午前7時頃、国道を走行していたパトカーが車線変更をしたところ、後ろから走ってきたバイクと衝突。バイクに乗っていた会社員が鎖骨を折る大けがをしました。パトカーを運転していた警察官は、「後ろを見ながら車線変更をしたつもりだったが、バイクと衝突してしまった」と話していたそうです。
パトカーを運転する警察官ですから、バイクのすり抜け運転の危険性については十分知っていて、実際に注意しながら走っていたことでしょう。しかし車体の小さなバイクは、サイドミラーやルームミラーなどの死角に隠れていることがあり、見落としてしまうことが少なくありません。

ということで、渋滞の時などは、むやみに車線変更をしないように心がけることが大切です。そして、やむを得ず車線変更する場合は、後方から来るバイクの存在に、十分気をつけてくださいね!

【バイクとの車間距離】11月18日(木)放送分

今週は、「バイクとの事故防止」をテーマにお送りしています。
ところで、皆さんは前のクルマとの車間距離を十分にとっていますか? 適切な車間距離を取ることは、事故防止のためにとても大切です。

では、前を走っているのがバイクの時、そのバイクとの車間距離はどうでしょうか?クルマと同じように、十分な車間距離を取っていますか?町なかを見ていると、前のバイクとの車間距離が非常に近い状態で走っているクルマを見かけます。そのせいもあってか、前を走っているバイクに、クルマが追突する事故が度々発生しているんです。
では、なぜバイクとの車間距離を十分とらないでいるクルマが多いのでしょうか?その心理は人それぞれですが、一つにはバイクの大きさが関係しているようです。バイクは車体が小さいため、クルマから見ると、ついその存在を軽く見てしまう傾向があります。そのため車間距離をとる対象を、直前のバイクではなく、その前を走っているクルマを対象とししまう人が、少なからずいるようです。そうなると、バイクとの車間距離は、当然短くなってしまいますよね。
バイクに乗るライダーたちのカラダは、クルマと違って周囲を覆われていないため、たとえ軽い追突でも、命にかかわる重大事故へと及んでしまう可能性があります。それだけに、前にバイクがいる時は、ぜひ意識して十分な車間距離を取ってくださいね。

【ドアを開ける時にはバイクに注意】11月19日(金)放送分

今週は、「バイクとの事故防止」をテーマに、いろいろな注意点をご紹介してきましたが、バイクとの事故は、何もクルマの運転中にだけ起こるものとは限りません。なかでも、特に気を付けたいのが、路肩に停車してクルマを降りる時です。この時、不用意にドアを開けてしまうと、後方から走って来たバイクや自転車がドアに衝突し、大ケガを負わせる危険性があります。
クルマを降りる際には必ず、後ろからバイクなどが接近していないか、安全確認を十分するようにしましょう。その上で、ドアを一旦少し開いてから開けるようにすれば、近づいてくるバイクなどに、これからドアが開くことを知らせることができますよ。
でも、安全確認をつい忘れがち・・・という方には、オススメのドアの開け方があります。それが、「ダッチリーチ」です。これは、自転車大国ともいわれるオランダで考えられた方法で、どの席に座っていても、ドアから遠い方の手を使ってドアの開け閉めを行います。右側の座席なら左手で、左側なら右手で、という具合です。すると上半身をひねることになりますので、自然と後方に注意が向くというワケです。皆さんも、試してみてくださいね。
今週は、「バイクとの事故防止」をテーマにお送りしました。ぜひ改めてチェックして、安全にワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

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