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◆ 体調管理と運転

2021/12/3 UP!

あさってから、12月になりますね。いよいよ冬も本番を迎える時節となり、朝晩めっきり冷え込む日も多くなりましたが、みなさんは体調など崩されていませんか?
安全運転のためには、ドライバーさんの体調管理が最重要です。そこで今週は「体調管理と運転」をテーマに、さまざまなポイントをお伝えしていきたいと思います。

【疲労の影響】11月29日(月)放送


ということで今朝は、体調を悪くする原因の一つ、疲労が運転に与える影響についてチェックしておきましょう。


まず、疲労の影響は、「目」に最も強く現れるといわれていて、見落としや見間違いが増える可能性があります。人は、運転に必要な情報の9割を、目から得ているとされていますから、見ることがおろそかになるのはとても危険なことです。そして疲れてくると、注意力や集中力も低下していきます。その結果、漫然運転の状態になったり、場合によっては、居眠り運転につながったりすることもあるでしょう。さらに、疲労によって反応も鈍くなります。危険に気づいてからブレーキを踏むまでに時間がかかれば、それだけ停止するまでの距離が伸びることになりますよね。それでは、避けられる事故も避けられません。

このように、疲労は安全運転に大きな影響を及ぼします。目がしょぼしょぼするとか、あくびの回数が増えるといった疲労のサインを感じだしたら、休憩や短時間の仮眠を積極的にとるように努めましょうね。それでも解消されなければ、運転を切り上げるといった判断も必要ですよ。

【カゼの時は無理して運転しない】11月30日(火)放送

今週お送りするテーマは、「体調管理と運転」ですが、今、そしてこれからの季節でありがちなのが、カゼなどによる体調不良ですよね。新型コロナウイルスなどの感染症と違って、カゼぐらいだと、クルマを運転される方、少なくないように思います。


でも、カゼの時に無理をして運転するのは、決して感心できることではありません。というのも、カゼにかかると、頭痛や発熱、鼻水、ノドの痛み、倦怠感など、さまざまな症状が現れます。すると、どうしても注意力が低下したり、ハンドル操作やブレーキ操作が遅れがちになったりします。
また、せきやくしゃみが続くようだと、運転にも集中できませんよね。特に、くしゃみをする時には、人間はどうしても0.5秒ほど目をつぶってしまいます。さらに、くしゃみの前後も、その前兆と余韻であまり前を見ることができないですよね。合わせておよそ2秒間だとすると、時速60キロで走行中なら、34メートルも前を見ないで運転している状態になってしまうんです。そして、カゼ症状を抑えようと薬を飲んだ場合、薬によっては眠気を催すものもあります。そうした薬を飲んで運転するということは、危険なのはもちろん、道路交通法違反となる可能性もあるので、注意しなければいけません。

ということで、たかがカゼと甘く見ないで、体調の悪い時は、運転を控えるようにしてくださいね。

【急病による事故に注意】12月1日(水)放送分

今週は、「体調管理と運転」をテーマに、いろいろなポイントをご紹介しています。


ところで、運転中のドライバーさんが、突然、体調不良となって事故を起こした・・・といったようなニュースを、しばしば耳にしますよね。こうした、走行中に急病や発作が原因で起こる事故は、年間200件から300件ほど報告されているそうです。さらに、これまで居眠り運転などが原因とされてきた死亡事故の中には、ドライバーさんの体調の急変により起きたものがある、ということが最近の研究で明らかになっています。


突然の体調不良の中でも多いのが、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患。次に、不整脈や心筋梗塞などの心疾患だといいます。では、こういった運転中の体調の変化を防ぐには、どのような対策をするべきなんでしょうか?


まずは、日ごろから適度な運動や食事、睡眠をとり、運転前はとくにコンディションに注意することが大切です。また、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。もちろん持病や慢性疾患がある人は、きちんと治療を受けるようにしてください。そして、めまいやしびれ、頭痛、眠気、かゆみ、くしゃみなど、運転の妨げになる症状や体調不良を感じたら、決して我慢せず、すぐに運転を中止して休憩したり、医療機関で治療を受けたりするなどの対処を徹底しましょう。


日頃から体調を整えておくことは、安全運転に欠かせません。皆さんも十分気を付けてくださいね。

【睡眠時無呼吸症候群に注意】12月2日(木)放送分

今週は、「体調管理と運転」をテーマにお送りしていますが、健康な体を保つためには、睡眠が大事なのはご存知の通りです。ただ、本人にあまり自覚がないまま、十分な睡眠がとれていないケースがあります。例えば「睡眠時無呼吸症候群」がそうです。


この名前は、皆さんもご存知でしょう。肥満などによって、睡眠中に気道がふさがり、呼吸が一時的に止まってしまう病気です。大きなイビキをかくのが特徴で、脳への酸素の供給が悪くなり、質の良い睡眠がとれなくなってしまいます。その結果、日中に強い眠気を感じ、居眠りをしたり、集中力が欠ける状態になったりします。さらには、運転中に突然意識がなくなり、重大事故につながることだってあるんです。

アメリカで以前行われた調査結果によると、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの事故率は、健康な人のおよそ7倍にのぼる、というデータもあります。ただ、睡眠時無呼吸症候群になっているかどうかは、自分だけでは気づきにくいものです。できればご家族や身近な人に、寝ている間の様子を聞いてみましょう。もし、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、病院で診察を受け、治療することが大切です。中には、気にせず放置している人も多いようですが、大きな事故を起こしてからでは遅すぎます。

ぜひ、早めの対応を心がけてくださいね!

【質の良い睡眠をとるために】12月3日(金)放送分


「体調管理と運転」について昨日は、睡眠時無呼吸症候群についてお話しましたが、そうした患者さんでなくても、質のいい睡眠をとることは、体調管理の上でも、そして安全運転のためにも重要です。そこで今朝は、質のいい睡眠をとるために、気をつけたいポイントをチェックしておきましょう。

まず、適切な睡眠時間ですが、個人差はあるものの、だいたい6時間から8時間だとされています。中には、日頃の睡眠不足を解消しようと、休みの日に、「寝だめ」と称して、昼近くまでの朝寝など、いつもより長く寝るという方もいるでしょうね。ただ、あまり遅くまで寝てしまったがために、体内のリズムを崩してしまってはよくありません。寝不足を解消したい時には、就寝時間を早めて、起きる時間をなるべくずらさないようにすることが、ポイントですよ。

そして、寝つきをよくするために、いわゆる「寝酒」を飲むという方もいるでしょうね。確かにアルコールを摂ると、一時的に寝つきはよくなりますが、途中で目が覚めることが多く、睡眠の質が悪くなってしまいます。それに、朝から運転する場合は、アルコールが体内に残っていて、飲酒運転につながる可能性もあります。寝酒は避けるようにしましょうね。また、就寝前までパソコンやスマートフォンなどを見ていると、その光が影響して眠りの質が悪くなってしまいます。寝る前の使用は、なるべく控えるようにしましょう。


今週は、「体調管理と運転」をテーマにご紹介しました。ぜひ運転するときには体調をチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

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