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◆ 冬のお車の備え

2021/12/17 UP!

来週水曜日・22日は、冬至ですね。日中の時間は徐々に長くなっていくものの、寒さはこれからが本番です。そこで今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「冬のおクルマの備え」をテーマに、お送りしていきたいと思います。

【バッテリーは寒さに弱い】12月13日(月)放送分

初日のきょうは、バッテリーについてです。リスナーのみなさんの中にも、寒いのはキライ・・・という方、たくさんいらっしゃるでしょう。実はクルマのバッテリーも、寒さが苦手なんです。


バッテリーのトラブルというと、夏場に多いイメージがあるかもしれませんね。それは、カーエアコンを全開で使うなど、電気をたくさん使ってしまい、発電する量を越えてしまうのが原因です。一方、冬場のバッテリートラブルは、ちょっと理由が違います。

というのも、バッテリーは温度変化に弱く、特に低温の状態では、その性能を十分発揮できなくなってしまうんです。それに気温が低くなると、エンジンオイルに粘りが出てきます。するとエンジンをスタートする時など、エンジンが回りにくくなって、バッテリーに負担がかかってしまうんです。

もちろん、バッテリーが元気な状態なら、それぐらいのことで問題になることはないでしょう。でも、何年も使い続けて劣化したバッテリーでは、エンジンが掛からないなどのトラブルにつながる可能性があります。ということで、しばらくバッテリーの交換をしていないという方は、カーディーラーなどでバッテリーの状態をチェックしてもらい、弱ってきているようなら、早めに交換するようにしてくださいね。

【冬用タイヤのチェック】12月14日(火) 放送

リスナーのみなさんの中には、昨シーズンまでにスタッドレスタイヤを購入して、夏の間、保管していたという方もいらっしゃるでしょうね。そしてこの冬、再び交換して使用するという場合、その前にぜひ、タイヤの状態をチェックしておくことが大切です。

まずは、タイヤの摩耗状態をチェックします。スタッドレスタイヤは、溝の深さが新品の時の50%以下になると、雪道や凍結した路面での性能が大きく低下してしまいます。この50%摩耗したことを示す目安が、タイヤのブロックとブロックの間にある「プラットホーム」と呼ばれる突起です。これは、夏用タイヤにも付いている、溝の残りが1.6ミリになったことを示す「スリップサイン」とは別で、タイヤの溝の中に付けられているものです。タイヤのブロックの高さが、プラットホームと同じになったら、冬用タイヤとしての使用は限界です。ただ、夏用タイヤとしては、法律上、スリップサインが出るまで使用できますよ。

またスタッドレスタイヤは、ゴムの柔らかさが重要です。ただゴムは、時間が経つとどうしても劣化してゆきます。走行距離が少なくても、数シーズン使っているようなら、表面にひび割れなどができていないか、チェックしてみましょう。こうしたチェックで異常が見られた場合は、そのまま使い続けるのは危険です。早めにカーディーラーやカー用品店などで、新しいものと交換するようにしましょう。


【冬は空気圧に注意】12月15日(水)放送


冬は当然ながら気温が下がりますが、それによってクルマも、いろいろな部分に影響が出ます。

中でも、意外と忘れがちなのが、タイヤの空気圧です。空気は放っておいても、タイヤのゴムを通過して自然に抜けていきます。一般的にタイヤの空気圧は、1ヶ月に10から20キロパスカルの割合で、低下すると言われています。ところが冬の間は、それに加えて、寒さが原因で空気圧が大きく下がってしまうんです。

というのも、空気などの気体の体積は、気温に比例するという性質があります。みなさんも、理科の授業で習った記憶があるんじゃないでしょうか?そのため冬場、気温が下がると、空気の体積が小さくなり、いつも以上に空気圧が低下することになるんです。タイヤメーカーの資料によりますと、気温が10度低下した場合は、タイヤの空気圧が10キロパスカル低くなるといいます。

空気圧が減ると、安定した走行の妨げにつながります。さらに、燃費が悪くなったり、タイヤが偏って磨耗したり、また高速走行では、タイヤの破裂につながったりするなど、安全な運転を脅かす、様々な問題の原因となります。皆さんのおクルマも、定期的な空気圧のチェック、冬の季節は、特に忘れないようにしてくださいね。

【寒冷地向けの整備】12月16日(木)放送


「冬のおクルマの備え」がテーマの今週ですが、今朝は特に、寒冷地をドライブする場合の備えについて、チェックしてみたいと思います。

まず、何と言っても大切なのが、スタッドレスタイヤですよね。ただ、スタッドレスタイヤがあれば、どこへ出かけても大丈夫、ということではありません。天候や状況によっては、チェーンを装着しなければ通行できないチェーン規制が行われる場合があります。ぜひ、タイヤチェーンも用意するようにしましょう。

そして雪の中では、普通のワイパーはすぐ凍り付いてしまい、役に立たなくなってしまいます。特殊なゴムで覆われたウインターワイパーがありますので、雪の多い地域を走るなら、あらかじめ交換しておいてください。

エンジンオイルも、大事なポイントです。というのも、一般的なオイルだと、寒さで粘りが出てしまい、十分に効果を発揮できなくなる可能性があります。事前に、寒冷地用のエンジンオイルに交換しておくと安心です。

さらにウォッシャー液も、通常のものでは、凍結してしまうことがあります。事前に寒冷地用のものに交換するか、濃度を濃くしておくと、凍結防止になりますよ。

その他、もし心配なことがありましたら、お近くのカーディーラーのスタッフなどへ、ぜひご相談くださいね。

【下回りの防錆コーティング】12月17日(金) 放送

昨日、寒冷地をドライブする場合の備えについてご紹介しましたが、雪の多いエリアを走るなら、おクルマを守るために、ぜひオススメしたい整備があります。それが、下回りの防錆コーティング、つまりサビ止めです。

ではなぜ、防錆コーティングをした方がいいのでしょうか?その理由は、寒冷地で雪や氷を溶かすために道路に撒かれる凍結防止剤にあります。実はこの凍結防止剤、成分は塩化カルシウムや岩塩など。つまり簡単にいうと、「塩」なんです。この塩が水に溶けて、クルマが通過するたびに、下回りやボディへ降りかかることになります。鉄が使われているクルマにとって、サビの原因になる塩は大の苦手。特にクルマの下回りは、洗車をしにくい上、石などが当たってキズがつきやすいので、そこからすぐにサビが広がってしまいます。

そこで、下回りのサビを防ぐために、防錆コーティングがオススメなんです。下回りをコーティングしておけば、サビの発生を防ぎ、広がるのをくい止めてくれます。また、石などによるキズを防止する効果もあるんですよ。下回りの防錆コーティングをご希望の方は、ぜひお近くのカーディーラーなどにお問い合わせください。

今週は、「冬のおクルマの備え」をテーマにご紹介しました。ぜひ寒冷地へお出かけ前にチェックして、冬のワンダフルドライブ、安全に楽しんでくださいね!

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