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◆ 道路の凍結に注意

2021/12/31 UP!

先週の水曜日・22日は、冬至でしたね。

徐々に、日中の時間は長くなっていきますが、寒さのほうはこれからが本番です。そんな真冬の時期の運転で、注意しなければいけないのが、道路の凍結です。

そこで今週は、「凍結に注意」をテーマに、気を付けるべきポイントなどお伝えしていきたいと思います。

【路面は気温0度以上でも凍結する】12月27日(月)

まず、路面が凍結する条件ですが、それはもちろん「路面が濡れていること」そして「気温が低くなっていること」の2つです。

路面が濡れる要因といえば、雨や雪がありますよね。その他、地表が冷やされて結露が出来たり、霜が降りたり。さらに、道路に流れ出した湧き水が凍ることもあります。ただ、そうした水が凍る温度といえば、摂氏0度以下と、皆さんも学校で習ったことと思います。では、気温が氷点下にさえならなければ、路面は凍結しないのかというと、実はそこには注意が必要なんです。

というのも、天気予報などで発表されている気温は、地上から150センチほどの高さで測定されています。しかし路面は、大気中よりも熱が逃げやすく、もっと温度が低い場合が多いんです。そのため、最低気温が2、3℃と発表されていても、路面は氷点下まで下がり、凍結している可能性があります。

ということで、気温の低下した夜や朝は、決して油断せず、特に慎重な運転を心がけてくださいね。 

【凍結しやすい場所】12月 28日(火)

今週お送りするテーマは、冬場の運転における重要ポイント、「凍結に注意」です。

きのう、気温が0℃以下にならなくても、路面が凍結している可能性がある、というお話しをしましたが、凍結しやすい場所では、さらなる注意が必要です。では、路面が凍結しやすい場所とは、具体的にどんな所なのか、今朝はその辺りをチェックしておきましょう。

まず、橋や高架の上です。橋や高架は、地面からの熱の影響を受けませんし、その上下を風が吹き抜けるので、より温度が下がりやすいんです。その結果、周りの大気との温度差が大きくなると、橋が結露して、それが凍結することがあるんです。それにより、前後の道路は凍結していないのに、橋の上だけ凍結している・・・なんてことが起こるので、十分注意しなければいけません。

そして、トンネルの出入り口付近も、風が吹き抜けるため、路面の温度が下がりやすい場所です。凍結するリスクが少ないトンネルの中を走り抜けて、外に出た途端、出口の路面状況が一変している、なんてことがあるので、注意が必要です。

他にも、山あいの道路の北側など、ずっと日が当たらないような場所は、気温が上がらず、凍結しやすいといえます。こうした凍結しやすい場所を通行する時は、スピードを落として、前のクルマとの車間距離を長くとるなど、特に慎重な運転を心がけましょう!また、冬用タイヤを装着していると、安心ですよ!!

【様々な路面凍結】12月 29日(水)

今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「凍結に注意」をテーマにお送りしています。凍結した路面のことを、一般的に「アイスバーン」と呼んだりしますが、実はアイスバーンには、いくつか種類があります。今朝は、その代表的なものの特徴と注意点について、チェックしてみましょう。

まず、雪がタイヤで踏み固められたり、磨かれたりして、まるで鏡のような状態になることがあります。それが「ミラーバーン」と呼ばれる状態。まさに路面がピッカピカといった具合で、とても滑りやすいアイスバーンです。
停車や発進する時のスリップの原因ともなり、追突など重大な事故につながる危険性があります。

ミラーバーンが出来やすいのは、クルマが発進や停止を繰り返す交差点などですが、積雪にくわえ、気温がかなり低くなければ出来ないので、千葉県などの南関東では、お目にかかる機会はあまりないかもしれませんね。

一方、南関東でもよく目にするのが「ブラックアイスバーン」です。

これは一見すると、路面が黒く濡れているだけに見えるものの、実際は薄い氷が張っているという状態。濡れているだけと油断してその上を通過すると、スリップなどにつながり、とても危険です。

冬場の運転中、前方に黒い路面を見かけたら、「凍結しているかも!?」という意識を持つことが大切。特に夜間や早朝は、要注意ですよ!

【フロントガラスの凍結】12月 30日(木)

きのうまでは、特に路面の凍結についてご紹介してきました。でもその他にも、クルマの運転に大きな影響を与える「凍結」があります。

例えば、寒い朝などに困るのが、フロントガラスやリアガラスの凍結です。「走っていればそのうち溶けるだろう」と、ガラスに氷が残った状態で走り出すのはとても危険です。完全に取り除いてから、出発するようにしましょう。

ガラスの凍結を溶かす最も基本的な方法が、フロントガラスなら「デフロスター」、リアガラスなら「デフォッガー」を使うことです。コントロールパネルにある「デフロスター」のスイッチには、扇型に3本の波線が入ったマーク。「デフォッガー」は、四角に3本の波線が入ったマークが描かれています。少し時間はかかりますが、スイッチを入れて5分もすれば溶けてくるでしょう。

その他、お湯をかける、という方がいるかもしれませんね。ただその場合、熱湯をかけてしまうと、ガラスが破損する可能性があるので、絶対やめてくださいね。適温は、30度から40度ぐらいなんですが、お風呂の残り湯でも、大丈夫だそうですよ。ただお湯かけ後、ガラスについた水をそのままにしていると、気温が低い場合、すぐにまた凍り付く可能性があるので、
水はしっかりと拭き取るようにしてください。

いずれにしても、作業には少し時間がかかりますので、凍結が心配される寒い朝は、お出かけ前、ゆとりを持って準備するようにしましょう。

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