2022/1/28 UP!
普段クルマを運転していて、坂道に出合う機会、ちょくちょくありますよね。何気なく通過している人、多いかもしれませんが、そこには平坦の道とは違って、いろいろと気をつけたいポイントがあるものです。
そこで今週は、「坂道でのポイント」をテーマに、お送りしていきたいと思います。
【坂道のルール】1月24日(月)放送分
まず初日のきょうは、坂道に関する交通ルールを 改めて確認しておきましょう。
まず気をつけなければいけないのが、坂の頂上付近です。坂の頂上付近は、その先の交通状況を見通しにくい場所。そのため、事故の原因になりかねませんので、頂上付近では駐停車が禁止されています。
また、そんな坂の頂上付近を、スピードを出して通過しようとすれば、向こう側に停車車両や横断中の歩行者がいた場合、気付くのが遅れてしまいます。そのため、坂道の頂上付近は、徐行するのがルールです。スピードを落として、向こう側の安全確認をしてから下り始めるようにしましょう。
さらに頂上付近では、追い越しも禁止されています。そして坂道と一口に言っても、緩やかな坂と、勾配が急な坂がありますよね。特に勾配の急な坂道では、上りも下りも駐停車は禁止されています。さらには、徐行するのがルールで、追い越しも禁止されていますよ。
みなさん、ルールを守って、安全に坂道を通行してくださいね。
【下り坂でのポイント】1月 25日(火)放送分
「坂道でのポイント」をテーマに、坂道を通行する時の注意点などをご紹介しています。
坂道にはもちろん「上り坂」と「下り坂」がありますが、みなさんはどちらの方が、事故の危険性が高いと思いますか?実は「下り坂」の方が、事故が多い傾向にあるんだそうです。その理由は、やはりスピードが出やすいからで、死亡事故につながりやすいというデータもあります。
そのため、きのうも少し触れましたが、勾配が急な下り坂では、徐行するのが決まりです。また勾配が緩やかな場所でも、次第に加速していきますので、こまめにスピードメーターを確認して、安全なスピードを保つようにしましょう。
さらに下り坂では、カーブも要注意。カーブに入る前に、十分に減速するのが基本です。下り坂では、カーブを曲がっている間でも加速しますので、減速が不十分だと、遠心力が働き、センターラインをはみ出したり、ガードレールに接触するなどして、事故につながる危険性が高くなります。そして、カーブを曲がりながらブレーキを踏むと、クルマが不安定になりやすく、場合によっては、スリップなどを起こすことがあります。カーブの手前で、しっかり減速しておきましょう。
また、狭い坂道で、上りのクルマとすれ違う場合は、基本的に上りの方が優先です。下りの側は、一時停止して道を譲るようにしてくださいね。
【オートマ車の坂道発進】1月26日(水)放送分
きのうは、「下り坂」での注意点についてお話ししましたが、今朝は「上り坂」についてです。
「上り坂」での運転といえば、まず坂道発進を思い浮かべる人、多いんじゃないでしょうか?
ただ、この坂道発進が難しいのは、なんといってもマニュアル車ですよね。以前は、クラッチをうまくつなげず、ズルズルと坂道で後退するクルマを見かけたものですが、最近では、ほとんど目にする機会がなくなりました。
今大半を占めるオートマチック車の場合、クリープ現象でクルマが常に前に進もうとするので、
アクセルを軽く踏めば、後退せずに坂道発進することができます。
ただ、急勾配の上り坂の場合、クリープ現象の力より、後ろに下がろうとする力の方が、強く働くケースもあります。そんな時には、まずサイドブレーキをしっかりと引いて、クルマが後退しないようにします。そしてアクセルを踏み込んでいき、エンジン音が変わってクルマがガクンと振動すれば、後ろに下がる力より、前進する力の方が強くなったという合図。サイドブレーキを徐々に戻して発進しましょう。
また、坂道で下がるクルマが少なくなったとはいっても、上り坂で、信号待ちや渋滞などで停車する時は、念のため、前のクルマとの車間距離をあけて停まるようにしてくださいね。
【長い下り坂ではエンジンブレーキを併用】 1月27日(木)放送分
ところで、長い坂をクルマで下る時、フットブレーキだけに頼らず、エンジンブレーキを併用するよう、よく言われますよね。みなさんは、それがどうしてかご存知でしょうか?そこには、二つの理由があります。
一つは、ブレーキに発生する「フェード現象」です。フットブレーキを踏むと、ブレーキディスクとブレーキパッドが接触して、摩擦熱が発生します。しかし、これがあまり長時間になると、ブレーキパッドが許容できる温度を越えてしまうんです。そうなると、ブレーキパッドの摩擦係数が急に低下して、ブレーキの効きが悪くなってしまいます。これが「フェード現象」です。そして二つ目の理由が、「ベーパーロック現象」です。こちらはフットブレーキをかけ続けることで、その摩擦熱が、ブレーキペダルの力をブレーキパッドに伝えるブレーキオイルへと伝わっていきます。ただ、それがあまりに高温になると、ブレーキオイルが沸騰して、中に気泡が発生してしまうんです。こうなると、ブレーキペダルを踏んだ力が気泡をつぶすことに使われてしまうため、ブレーキパッドを押す力とならず、ブレーキが効きにくくなります。これが「ベーパーロック現象」です。
坂道でブレーキが効かなくなることほど、怖いことはありません。そんな事態になるのを防ぐために、長い坂を下る時には、低めのギヤを使い、エンジンブレーキも併用しながら走ることを、心がけてくださいね。
【坂道でAT車がエンスト?】1月28日(金)放送分
今週お送りしているテーマは、「坂道でのポイント」です。
ご存知の通り、坂道では重力の働きで、上り坂なら後ろ方向、下り坂なら前方向に進む力が働きますよね。これによって、意外なことが起こる場合があるんです。それが、オートマチック車のエンストです。その原因となるケースが、「クルマが進む方向」と「シフトレバーの位置」が合っていないときです。
例えば、上り坂にいる時、Dレンジのまま勾配を利用してバックしようとしたり、反対に下り坂で、Rレンジのまま前進させたりすると、エンジンへの負担が大きくなり、オートマチック車でも、エンストを起こすことがあります。
理由がはっきりしているエンストは、機械的にはそれほど大きな問題ではありませんが、ただ、事故につながる危険性があります。というのも、エンジンが止まると、パワーステアリングが作動しなくなって、ハンドルが重くなったり、ブレーキをアシストする機能がストップして、ブレーキがとても重くなったりします。坂道でそんな状態になると、クルマをコントロールできず、前後のクルマにぶつかったり、ガードレールに接触したりする恐れがあります。
ということで、特に坂道でのシフトレバーの操作には、十分注意してくださいね。
「坂道でのポイント」ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2022/1/21 UP!
これから一年で最も寒い時期。
先日、千葉県も大雪に見舞われましたが、首都圏では、ひとたび雪が積もると、鉄道が止まったり、道路上でも多くの事故が発生したりと、各地で交通が大混乱しますよね。
そこで今週は、「雪への注意点」をテーマに、さまざまなポイントをチェックしていきたいと思います。
【滑り止め対策が重要】1月 17日(月)放送分
まず今朝は、雪対策の基本中の基本であるアレについて、お話ししていきましょう。
雪が降り積もった時のドライビングで、事故が起きる原因としてなんといっても多いのが、ノーマルタイヤで走行することです。天気予報で雪が降るかもしれないと分かった時は、必ず、スタッドレスタイヤに履き替えるか、タイヤチェーンなどを用意しましょう。雪が積もった道をノーマルタイヤで走れば、どんな熟練ドライバーでもスリップは避けられませんよ。
それに、ノーマルタイヤのまま滑り止め対策をしないで、雪道や凍結した道路を運転することは、沖縄県を除く各都道府県で道交法違反になるのを、皆さんご存知でしたか?違反した場合は、反則金も課せられ、大型車は7000円、普通車は6000円、自動二輪車は6000円、そして原動機付自転車で5000円となっています。
よくニュースなどで、雪道をノーマルタイヤのままで走って、スリップや事故を起こしたドライバーさんが、「こんなに降るとは思わなかった」と話しているのを目にしますが、大きな事故を起こした後では、取り返しがつきません。スタッドレスタイヤや、タイヤチェーンなどが用意できない場合は、運転を見合わせる判断も大切ですよ。
【積雪時の運転の基本】1月 18日(火)放送分
きのう、雪が積もった道を運転するには、スタッドレスタイヤや、タイヤチェーンなどが欠かせない、というお話しをしました。ただ、そうした対策をした上でも、雪道での運転にはよりいっそうの注意が欠かせません。そこで今朝は、雪道運転の基本について、取り上げてみたいと思います。
まず、急ブレーキ、急ハンドルなど、「急」のつく操作は、スリップの原因になりますので、行わないようにしましょう。発進する時も、“ゆっくり”がポイントです。マニュアル車の場合は、2速で。オートマチック車の場合は、クリープ現象を利用して、じわりと走り出すようにしてください。そしてブレーキをかけても、すぐに止まれるワケではありませんよ。場合によっては、タイヤがロックしてブレーキが効かなくなることもあります。そのため車間距離は、いつもの2倍は保つようにしましょう。
またカーブでは、曲がり始める前までに、しっかり減速しておくことが重要です。ブレーキを掛けながら曲がると、タイヤが急にロックして、ハンドル操作が出来なくなる可能性があります。さらに下り坂では、フットブレーキだけを使っていると、やはりタイヤがロックしてしまうことがあります。下り坂では、エンジンブレーキも使いながら、十分に速度を落として下りるようにしましょう。雪道では、いつも以上に慎重な運転を心がけてくださいね!
【降雪時の路面の変化】 1月19日(水)放送分
今週は「雪への注意点」をテーマに、運転で気をつけたいポイントを、ご紹介しています。
ところで、雪が降った時の路面は、その時の状況によって、様々に変化します。ということで今朝は、そんな雪が降った時の路面状況について、取り上げてみたいと思います。
まず、雪やみぞれが降り始めても、降り方がそれほど激しくなく、路面に落ちてすぐに溶けてしまうような状態であれば、雨が降っている時とそれほど変わりはありません。取りあえずノーマルタイヤでも大丈夫ですが、降り方に注意しつつ走行し、ひどくなりそうなら、チェーンを装着するか、安全な場所で停車しましょう。次に、降り積もった雪が踏み固められて出来る「圧雪」路面は、スタッドレスタイヤなどを装着していれば走行可能です。
ただ、普通の路面より滑りやすいため注意が必要です。そして、首都圏でも気温の高い南関東で多いのが、降った雪が圧雪にならず、水分を多く含んだ、シャーベット状の路面になることです。この状態では、とけかけた雪にハンドルが取られて滑りやすくなるので、より慎重な運転を心掛けてくださいね。
また、雪がとけた水が再び凍るとさらに危険です。中でも、路面に薄い氷が張った状態の「ブラックアイスバーン」は、路面がただ濡れているだけのように見え、凍結していることに気づかないことがよくあります。路面が黒く見えたら、「凍結しているかも・・・」と思って、十分に注意しましょうね!
【大雪の後のポイント】 1月20日(木)放送分
関東地方でも、近年、度々降っている大雪。降っている時はもちろんですが、やんだ後も、道路状況がいつもとは大きく変わっているので、十分注意しなければいけません。そこで今朝は、大雪が降ったあとに気をつけたいポイントを、取り上げてみたいと思います。
大雪の翌日以降、何より気をつけなければいけないのが、きのうも少し触れましたが、路面の凍結です。特に、路面が濡れているだけに見える「ブラックアイスバーン」は、うかつにその上を通るとスリップにつながるので、要警戒です。路面では、雪がなくなったあとも、道路脇に除雪した雪が積み上げられている場合があります。そうした場所では、道路の幅がいつもより狭くなっていますので、対向車とすれ違う時など、接触しないよう気をつけましょう。
そして、道路脇に積み上げられた雪で、歩行者、特に小さなお子さんなどを見つけにくくなることがあります。さらに、歩道に残った雪を避けて、歩行者が急に道路側へと出てくるケースもあるでしょう。歩行者の飛び出しなどには、十分気をつけてくださいね。また、歩行者や自転車が、雪や氷で滑って急に転倒することだって考えられます。
ドライバーの皆さん、その動きにもよく注意を払うようにしましょうね!
【クルマの雪下ろし】1月21日(金)放送分
朝起きたら、クルマの上にどっさり雪が積もっていた・・・。
そんな時、みなさんはどのように雪下ろしをしていますか?時間がない時や、面倒に感じた時など、フロントガラスの部分だけ雪を降ろして、屋根の雪はそのままに、出発していませんか?
ただ、これは非常に危険なことなんです。実は、屋根の上に積もった雪は、走行しているうちに、車内の暖房の熱などが伝わり、屋根と雪が接している所からとけていきます。その結果、ブレーキを踏んだ時のはずみで、雪が一気に、フロントガラスに滑り落ちてくることがあるんです。そうなると視界が急にふさがれ、大 変危険です。また、屋根から雪が道路に落ちると、後続車などに迷惑をかけることにもなります。運悪く、その雪が後続車にぶつかってしまえば、キズを付けたりする可能性だってあるんです。さらに、後ろをオートバイが走っている場合は、落ちた雪の塊が原因で、転倒事故につながる危険性さえあります。屋根の雪は、自分だけでなく、周囲に危険を及ぼす可能性もあるということを忘れず、しっかり雪下ろしをしてから、出発するようにしましょうね。
「雪への注意点」ぜひチェックして、冬のワンダフルドライブ、目いっぱい楽しんでくださいね!
2022/1/14 UP!
きょうは「成人の日」ですね。
国民の祝日に関する法律によりますと、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」というのが、「成人の日」の趣旨だそうです。
しかしながら、クルマの運転をみるとドライバーさんの大半は、そんな成人である大人が運転しているはずなのですが、とてもそうは思えないルールやマナーの違反が、今もいたるところで目につきます。
そこで今週は、「大人の運転」をテーマに、様々なポイントをチェックしていこうと思います。
【譲り合いの心が大切】1月 10日(月祝)
今朝はまず、運転マナーについて考えてみましょう。
ただ単に「マナー」というと、抽象的であいまいな感じがするかもしれませんが、安全運転を心がける上で、何よりも大切なのは、「譲り合いの心」ではないでしょうか。
そして、時間に追われているなど、心に余裕がない状態になると、つい自分本位の運転になりがち。時間にゆとりを持って出発するなども、大切なことです。
「待ってあげる」「譲ってあげる」「止まってあげる」「よけてあげる」など、自分中心ではなく、相手のことも思いやった運転を心がけることで、
交通は一段とスムーズになり、事故やトラブルなども少なくなるはずですよ。
【あおり運転と罰則強化】1月 11日(火)
今週のテーマは、「大人の運転」です。
最近よく「あおり運転」が、ニュースなどで報道されますね。ドライブレコーダーの普及によって、その映像を目の当たりにする機会が増え、より注目されるようになっています。
あおり運転は、重大な交通事故につながる悪質で危険な行為です。そんな運転をする人は、とても大人の運転マナーを持ち合わせているとはいえませんよね。2020年6月、道路交通法が改正され、あおり運転に「妨害運転罪」が適用となり、厳罰化されたのは、みなさんも既にご存知だと思います。
「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数は25点、つまり一発で免許取り消しとなります。そして、高速道路上で他のクルマを停めるなど、著しい危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。違反点数35点、もちろん即免許取り消しです。
依然あとをたたない、死亡事故をも招いてしまうあおり運転は、決して許すことのできない重い犯罪だということを、皆さんもハンドルを握ったら、どうか忘れないでくださいね!
【怒りのコントロール】1月 12日(水)
きのうは、あおり運転の危険性と罰則について、ご紹介しました。ではなぜ、あおり運転をする人がいるのでしょうか?
そこにはやはり、「怒り」の感情がつきものです。「通行の邪魔をされた」「前のクルマが遅いから思ったように走れない」などと感じてしまうことで、その怒りを解消するために、攻撃的な運転をしてしまうのでしょう。
でも、そんなことをしていれば、事故やトラブルになるのは必然で、無理もありません。そこで大切になってくるのが、「怒りの感情」をコントロールすることです。それは「アンガーマネジメント」とも呼ばれ、いろいろな方法があります。
その1つが、「6秒ルール」と呼ばれるものです。これは、何か腹の立つことがあっても、反射的に行動に出ないことがポイント。そして6秒間我慢すると、怒りの反応がある程度収まり、冷静に対処できるようになるんです。もし、6秒数えるだけでは効果がないような場合は、「怒らなくて大丈夫」などと、気持ちを落ち着ける言葉を、心の中で繰り返すのもいいそうですよ。その他、家族の写真など大切なものを見える所に置いておく、深呼吸するといった方法も、怒りをコントロールするのに有効だそうです。
皆さんも、たとえ運転中にイラっとすることがあっても、そこは大人の理性で、その怒りをうまくコントロールするようにしてくださいね!
【むやみにクラクションを鳴らさない】1月 13日(木)
ところでみなさんは、普段、運転していて、クラクションを鳴らすことがありますか?
「信号が変わったのに前のクルマが発進しない」とか、「ウインカーも出さずに割り込まれた」「直進していたら、対向車がギリギリで右折していった」など、いろいろなシーンで、クラクションを鳴らすことがあるかもしれませんね。ただ、その鳴らし方によっては、相手の気分を逆なでし、トラブルの原因につながることがあります。そもそも、大人のマナーを心得ているドライバーさんなら、クラクションをむやみに鳴らすようなことは、控えるべきです。
さらに、クラクションをむやみに鳴らす行為は、交通違反に問われる可能性があるのを、ご存知でしょうか?というのも、実はクラクションは、どういう時に鳴らすか、道路交通法で定められているんです。クラクションを鳴らしていいのは、原則として、「警笛鳴らせ」の道路標識がある場所です。その他では、危険を回避するためにやむを得ない場合だけで、そうした目的以外で使うことは禁じられています。ちなみに、「警笛鳴らせ」の標識があるのは、主に、山間部のカーブや曲がり角、坂の頂上など見通しの悪い場所です。この標識がある場所では、危険のあるなしに関わらず、クラクションを鳴らして、自分の存在を知らせなければいけません。
むやみやたらとクラクションを鳴らすのは、
トラブルの原因になるだけでなく、交通違反でもあります。
クラクションは、正しく使うようにしてくださいね。
【大人の運転にチャレンジ】1月 14日(金)
今週は、「大人の運転」をテーマに、お送りしてきましたが、みなさんは大人らしい上手な運転とは、どんな運転だと思いますか?
決して、猛スピードで飛ばしたり、曲がりくねった道を、タイヤを鳴らしながら走るような運転でないということは、少し良識を持ち合わせた方なら、簡単に分かることです。上手な大人の運転と言われるのは、交通ルールやマナーを守り、一緒に乗っている人が、安心して座っていられ、さらに、周りのクルマや歩行者などに、不安を与えたり、迷惑をかけたりしない運転です。
そうした運転をしっかり身に付けるためには、やっぱり日頃からの意識づけが大事です。ただ漫然と運転しているだけでは、沁みついた運転習慣をなかなか変えることはできないものです。そこで一定期間を決めて、しばらくの間、法定速度をしっかり守り、一時停止も必ずゆっくり丁寧に止まり、安全確認なども徹底する・・・。そんな完全な安全運転を目指して、運転されてみてはいかがでしょうか?
そうしているうちに、いつの間にか大人の運転が習慣づいて来るはずです!
みなさんも、一度チャレンジしてみてください!
今週は、「大人の運転」をテーマにご紹介しました。
2022/1/7 UP!
2022年最初の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」です。
今年も、安全で快適なカーライフをサポートする、様々な情報をご紹介していきたいと思います。
ところで、コロナ禍もつづくなか、新しい年を迎えて、「今年は、去年よりいい年であってほしい」と、多くのみなさんは思っていることでしょう。そこで今週は、運気をアップさせる「千葉県のパワースポット」をテーマに、いろいろな場所を取り上げていきます!
【館山市・安房神社】1月3日(月) 放送
初日のきょうは、館山市にあります、「安房神社」です。安房神社が創始されたのは、なんと今から2680年以上も前の、紀元前660年と伝えられています。
主祭神は、天太玉命(アメノフトダマノミコト)で、日本の全ての産業創始の神様です。
特にものつくり、企業隆昌、事業繁栄、商売繁盛、技術向上、学業向上などに、ご利益があるといいます。安房神社には他にも、多くの神様が祭られていて様々なご利益があるそうですよ。そして安房神社といえば、山梨県富士吉田市の「新屋山神社(あらややまじんじゃ)」などと共に、「日本三大金運神社」の一つとして知られていて、全国から多くの人が参拝しています。
そんな「安房神社」は、富津館山道路の富浦インターからだと、国道127号と410号を経由して30分ほどの場所にあります。
【一宮町・玉前神社】1月4日(火) 放送
今週お送りするテーマは、「千葉県のパワースポット」。「今年こそ、素敵な出会いがほしい!」と熱望されている方、リスナーの皆さんの中にも、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこで今朝は、千葉県内でも縁結びのパワースポットとして特に女性に人気がある、一宮町の「玉前神社(たまさきじんじゃ)」を取り上げてみたいと思います。
こちらは、永禄年間の大火により多くの記録等が焼失したため、創建年代や由来は不明ですが、平安時代に書かれた『延喜式』にも記されている、歴史と格式ある神社です。御祭神は、海の女神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、縁結び・子授け・安産・子育てにご利益があるとされています。
また縁結びは、男女の縁だけではなく、人と人の縁を結ぶことでもあるという解釈から、商売や事業などの祈願をされる方も多いそうですよ。境内には、「子宝・子授けイチョウ」という3本のイチョウの木があって「雄株」「雌株」「子供イチョウ」の順番にふれると、子供が授かり良縁が得られると伝えられています。
そして、玉前神社で人気のお守りといえば、紫の袋に月の満ち欠けが描かれた「月日守(つきひまもり)」。特に女性の心と体の健康にご利益があるんだそうです。また生涯を通して、縁結び、子授け、安産、子育てなどを見守ってくれるそうですよ。
そんな玉前神社は、九十九里有料道路の一宮インターからだと、県道123号を経由して、10分ほどの場所にあります。
【君津市・三石山観音寺】1月5日(水)放送
今週は「千葉県のパワースポット」をテーマにお送りしています。
きのう、縁結びのご利益で知られる一宮町の「玉前神社」についてご紹介しましたが、今朝はもう1カ所、縁結びのパワースポットをピックアップしてみましょう。それが君津市にあります「三石山観音寺(みついしやまかんのんじ)」です。
こちらは、標高282メートルの三石山の山頂に建つ真言宗智山派のお寺です。その名前の通り、山頂に寄り添って立つ、大きな3つの岩があって、その真下に本堂があります。ご本尊は、十一面観音と薬師如来です。
三石山入り口案内板から道を登って行くと、縁結びの参道という札が立てられた坂があり、この坂を徒歩で登って、「奥の院」の縁結びのご本尊に祈願すると、願いが成就すると伝えられています。また、縁結びに掛けて、祠にハンカチを結び付けて祈願すると、ご利益があるんだそうですよ。
こちらのお寺は、願い事が1つは叶うということで、「ひとこと観音」ともよばれています。なんとあの高橋尚子さんも、金メダルに輝いたシドニーオリンピックでは、このお寺のお守りを身に付けて出場したそうですよ!
そんな「三石山観音寺」は、圏央道の木更津東インターからだと、国道410号線を経由して40分ほどの場所にあります。
【長南町・笠森観音】1月6日(木) 放送
今朝は、長南町にあります「笠森観音(かさもりかんのん)」をピックアップしてみましょう。
「笠森観音」は、奈良時代後期・西暦784年、天台宗の開祖として知られる最澄が、クスノキの霊木で十一面観音を彫り、山の上に安置したのが始まりと伝えられています。
こちらの観音堂は、ゴツゴツとした岩山の上に建てられています。長さの違う61本の柱で支えられた舞台が四方を取り囲む、「四方懸造(しほうかけづくり)」という、国内で唯一の珍しい建築様式で建てられていて、国の重要文化財に指定されているんです。
さらにこのお寺は、春分の日と秋分の日に太陽が通る道である北緯およそ35度23分を結ぶ直線上に建てられています。これは「御来光の道」や「レイライン」と呼ばれ、「富士山」や「大山」、「出雲大社」など、地理的な名所や歴史的な建造物が立ち並ぶ不思議なライン。ちなみに火曜日に取り上げた、一宮町の「玉前神社」も、このレイライン上にあります。そして、こちらのお寺で注目されているのが、境内で頒布されている「黒招き猫」。金運や子宝、志望校合格、恋愛成就などに強いご利益があると評判で、人気になっているそうですよ!
そんな「笠森観音」は、圏央道の茂原長南インターからだと、国道409号線を経由して7分ほどの場所にあります。
【香取市・香取神宮】1月7日(金) 放送
今週のテーマ「千葉県のパワースポット」最終日のきょうは、関東屈指のパワースポットともいわれる、香取市の「香取神宮」を取り上げてみましょう。
「香取神宮」は、全国に約400社ある香取神社の総本社で、茨城県の「鹿島神宮」「息栖神社」と並ぶ、東国三社のひとつです。ご祭神は「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」古くから、家内安全、心願成就、縁結び、安産などの神様として深く信仰されてきました。さらに「勝運」「交通安全」「災難除け」の神様としても有名です。
そして拝殿左手にある「三本杉」は、源頼義の祈願によって、1つの杉の木が三又に分かれたといわれている大木。真ん中の杉は空洞になっていて、その中に立つと、パワーを頂けるという人もいますよ。また、境内の西にある「奥宮」は、「経津主大神)の荒魂」を祀る社です。お参りして、しっかりとパワーを頂きましょう!
そんな「香取神宮」は、東関東自動車道の佐原香取インターからだと、3分ほどの場所にあります。
今週は、「千葉県のパワースポット」をご紹介しました。