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◆ 大人の運転

2022/1/14 UP!

きょうは「成人の日」ですね。
国民の祝日に関する法律によりますと、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」というのが、「成人の日」の趣旨だそうです。

しかしながら、クルマの運転をみるとドライバーさんの大半は、そんな成人である大人が運転しているはずなのですが、とてもそうは思えないルールやマナーの違反が、今もいたるところで目につきます。


そこで今週は、「大人の運転」をテーマに、様々なポイントをチェックしていこうと思います。

【譲り合いの心が大切】1月 10日(月祝)


今朝はまず、運転マナーについて考えてみましょう。

ただ単に「マナー」というと、抽象的であいまいな感じがするかもしれませんが、安全運転を心がける上で、何よりも大切なのは、「譲り合いの心」ではないでしょうか。

そして、時間に追われているなど、心に余裕がない状態になると、つい自分本位の運転になりがち。時間にゆとりを持って出発するなども、大切なことです。

「待ってあげる」「譲ってあげる」「止まってあげる」「よけてあげる」など、自分中心ではなく、相手のことも思いやった運転を心がけることで、
交通は一段とスムーズになり、事故やトラブルなども少なくなるはずですよ。

【あおり運転と罰則強化】1月 11日(火)


今週のテーマは、「大人の運転」です。

最近よく「あおり運転」が、ニュースなどで報道されますね。ドライブレコーダーの普及によって、その映像を目の当たりにする機会が増え、より注目されるようになっています。

あおり運転は、重大な交通事故につながる悪質で危険な行為です。そんな運転をする人は、とても大人の運転マナーを持ち合わせているとはいえませんよね。2020年6月、道路交通法が改正され、あおり運転に「妨害運転罪」が適用となり、厳罰化されたのは、みなさんも既にご存知だと思います。

「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数は25点、つまり一発で免許取り消しとなります。そして、高速道路上で他のクルマを停めるなど、著しい危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。違反点数35点、もちろん即免許取り消しです。

依然あとをたたない、死亡事故をも招いてしまうあおり運転は、決して許すことのできない重い犯罪だということを、皆さんもハンドルを握ったら、どうか忘れないでくださいね!

【怒りのコントロール】1月 12日(水)

きのうは、あおり運転の危険性と罰則について、ご紹介しました。ではなぜ、あおり運転をする人がいるのでしょうか?

そこにはやはり、「怒り」の感情がつきものです。「通行の邪魔をされた」「前のクルマが遅いから思ったように走れない」などと感じてしまうことで、その怒りを解消するために、攻撃的な運転をしてしまうのでしょう。
でも、そんなことをしていれば、事故やトラブルになるのは必然で、無理もありません。そこで大切になってくるのが、「怒りの感情」をコントロールすることです。それは「アンガーマネジメント」とも呼ばれ、いろいろな方法があります。

その1つが、「6秒ルール」と呼ばれるものです。これは、何か腹の立つことがあっても、反射的に行動に出ないことがポイント。そして6秒間我慢すると、怒りの反応がある程度収まり、冷静に対処できるようになるんです。もし、6秒数えるだけでは効果がないような場合は、「怒らなくて大丈夫」などと、気持ちを落ち着ける言葉を、心の中で繰り返すのもいいそうですよ。その他、家族の写真など大切なものを見える所に置いておく、深呼吸するといった方法も、怒りをコントロールするのに有効だそうです。

皆さんも、たとえ運転中にイラっとすることがあっても、そこは大人の理性で、その怒りをうまくコントロールするようにしてくださいね!

【むやみにクラクションを鳴らさない】1月 13日(木)

ところでみなさんは、普段、運転していて、クラクションを鳴らすことがありますか?


「信号が変わったのに前のクルマが発進しない」とか、「ウインカーも出さずに割り込まれた」「直進していたら、対向車がギリギリで右折していった」など、いろいろなシーンで、クラクションを鳴らすことがあるかもしれませんね。ただ、その鳴らし方によっては、相手の気分を逆なでし、トラブルの原因につながることがあります。そもそも、大人のマナーを心得ているドライバーさんなら、クラクションをむやみに鳴らすようなことは、控えるべきです。

さらに、クラクションをむやみに鳴らす行為は、交通違反に問われる可能性があるのを、ご存知でしょうか?というのも、実はクラクションは、どういう時に鳴らすか、道路交通法で定められているんです。クラクションを鳴らしていいのは、原則として、「警笛鳴らせ」の道路標識がある場所です。その他では、危険を回避するためにやむを得ない場合だけで、そうした目的以外で使うことは禁じられています。ちなみに、「警笛鳴らせ」の標識があるのは、主に、山間部のカーブや曲がり角、坂の頂上など見通しの悪い場所です。この標識がある場所では、危険のあるなしに関わらず、クラクションを鳴らして、自分の存在を知らせなければいけません。

むやみやたらとクラクションを鳴らすのは、
トラブルの原因になるだけでなく、交通違反でもあります。
クラクションは、正しく使うようにしてくださいね。

【大人の運転にチャレンジ】1月 14日(金)

今週は、「大人の運転」をテーマに、お送りしてきましたが、みなさんは大人らしい上手な運転とは、どんな運転だと思いますか?

決して、猛スピードで飛ばしたり、曲がりくねった道を、タイヤを鳴らしながら走るような運転でないということは、少し良識を持ち合わせた方なら、簡単に分かることです。上手な大人の運転と言われるのは、交通ルールやマナーを守り、一緒に乗っている人が、安心して座っていられ、さらに、周りのクルマや歩行者などに、不安を与えたり、迷惑をかけたりしない運転です。

そうした運転をしっかり身に付けるためには、やっぱり日頃からの意識づけが大事です。ただ漫然と運転しているだけでは、沁みついた運転習慣をなかなか変えることはできないものです。そこで一定期間を決めて、しばらくの間、法定速度をしっかり守り、一時停止も必ずゆっくり丁寧に止まり、安全確認なども徹底する・・・。そんな完全な安全運転を目指して、運転されてみてはいかがでしょうか?

そうしているうちに、いつの間にか大人の運転が習慣づいて来るはずです!
みなさんも、一度チャレンジしてみてください!

今週は、「大人の運転」をテーマにご紹介しました。

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