2022/2/11 UP!
安全運転の大前提となるのが、信号を守ることです。みなさんは、ちゃんと信号を守っていますか?
ほとんどのドライバーさんが、「そんなの当たり前!」と思っているかもしれませんが、実は、信号の意味を勘違いしていて、知らず知らず違反している人、意外と多いんです。
そこで今週は、「信号を正しく知ろう」をテーマに、間違いやすいポイント、そして注意点などをご紹介していきたいと思います。
【赤信号の意味】2月7日(月)
まずは、赤信号の意味から再確認しておきましょう。赤信号は「もちろん止まれでしょ!」と思った方、正しくは、ちょっと違っているんです。
道路交通法に書かれている基本的な意味は、「赤信号では停止線を超えて進んではいけない」ということ。つまり、止まるのはもちろんのこと、停止線をオーバーしてはいけないんです。時々、赤信号で停止線を大きくオーバーして止まっているクルマを見かけることがありますが、違反に問われる可能性があります。赤信号は、止まればいいという訳ではないこと、しっかり覚えておいてくださいね。
ただ、例外もあります。それは、停止線を超えて右折や左折を始めている時に、信号が赤になってしまった場合です。例えば、右折しようと右折レーンで待機している時、黄信号で対向車が交差点に入ってきて、待っているうちに赤信号に変わってしまった・・・といった状況ですね。こうした場合は、例外的にそのまま進んでいいことになっています。交差点の真ん中で止まっていると、余計に危ないですからね。みなさんも、赤信号の正しい意味、ぜひ再確認お願いします。
【青信号の意味】2月 8日(火)
今週は「信号を正しく知ろう」をテーマに、間違いやすいポイントなどをご紹介しています。今朝は、きのうの「赤信号」に続いて、「青信号」の意味を取り上げてみましょう。実はこの青信号も、意味を誤解している人、結構多いようなんです。
みなさんは青信号の意味を、「すすめ」だと思っていませんか?それが間違いのポイント。道路交通法によれば青信号は、軽車両以外の一般のクルマの場合、「直進し、左折し、右折することができる」と書かれています。ちょっと聞いただけでは、何が違うのかよくわからないかもしれませんね。でも、この「することができる」というところがミソなんです。つまり、歩行者や自転車、そして他のクルマなどと「事故の危険性がなければ、進んでもいい」という意味なんです。決して、青信号になったら、どんな状況であっても進んでよい、という意味ではありません。
ということで、赤信号から青信号に変わって、発進するためには、十分な安全確認が条件となります。もし、そうした危険を見落として発進し、事故を起こせば、安全進行義務違反ということで、罪に問われる可能性もあるんです。多くの方が、ずっと間違って解釈していたかもしれない、青信号のほんとうの意味。ぜひみなさんも、正しく理解したうえで、安全確認を怠らずに発進すること、しっかりと守ってくださいね!
【黄信号の意味】2月9日(水)
今週は、「信号を正しく知ろう」をテーマにお送りしています。月曜日・火曜日と、赤信号・青信号の意味をご紹介してきましたが、三回目の今朝は、信号の中でも特に勘違いされやすい「黄信号」について、その正しい意味をご紹介したいと思います。
そもそもみなさんは、黄信号を「注意して渡れ」とか「もうすぐ赤になるので急げ」といった意味だと思っていませんか?実は、道路交通法で黄信号は、「停止位置を越えて進行してはならない」と規定されています。つまり、基本的な意味は「とまれ」なんです。ただ、例外もあります。
信号が黄色に変わった時、すでに停止線に近づいていて、急ブレーキをかけなければいけなかったり、
後ろのクルマに追突される危険性があったりするなど、安全にとまれない場合に限って、通過することが認められているんです。だから、前方の信号が黄色に変わるのを見て、急加速。赤になる寸前に渡り切って、「ふぅ、ギリギリセーフ」なんて思っている人がいたなら、それは大きな勘違い行為で、全然セーフなんかじゃありません!立派な、信号無視なんですよ!
それに、そうした運転を繰り返していると、黄色になっていても交差点に突っ込むのが習慣になってしまい、通過する頃には赤に変わっている、なんてこともあり得ます。信号無視は、重大な事故につながる行為です。みなさん、黄信号のもつ意味、正しく守ってくださいね。
【点滅信号の意味】2月10日(木)
今週は、「信号を正しく知ろう」をテーマに、正確な意味や注意点をいろいろとご紹介しています。
ところでみなさんも、夜間などに、交通量の少ない交差点や郊外において、黄信号や赤信号が点滅しているのをご覧になったこと、あるんじゃないでしょうか?でも、この点滅信号の意味、みなさんはちゃんと理解していますか?もちろん、「黄色の点滅信号」と「赤色の点滅信号」では、意味が違いますよ。「黄色の点滅」は、他の交通に注意しながら進んでよし。「赤色の点滅」は、一時停止して、その上で注意しながら進む、ということを表しています。
ただ、その意味を勘違いしている人が結構いるようで、特に赤の点滅信号を、「注意して進め」と思い込み、一時停止しないケースも多いといいます。また、点滅信号が設置されている場所や、点滅する時間帯は、交通量の少なさが前提にあるため、こうした場所での信号無視も、依然と少なくないようです。そのようなことから、点滅信号のある交差点では、ひとたび事故が起こると死亡・重傷事故につながりやすいといわれています。「交通量も少ないし、きっと大丈夫」という勝手な思い込みや慢心が、大きな事故につながることを決して忘れてはいけません。みなさんも、点滅信号の交差点を通行する場合は、信号を守り、歩行者が横断してくるかもしれないと考え、速度を控えて、安全運転の徹底をお願いしますね。
【手信号の意味】2月11日(金祝)
今週お送りしているテーマは、「信号を正しく知ろう」です。
ところで信号機は、故障や停電などで止まることがあります。また、事故や工事の影響によって、一時的に信号の指示に従うべきでない状況が発生するケースもあります。そんな時、主に警察官が交通整理のために行うのが、手信号です。
手信号の種類や意味は、道路交通法で規定されていて、その指示が信号機と違っていたとしても、ドライバーさんは手信号のほうに従わなければなりません。でも、どんな手信号があるか、忘れている方も多いことでしょう。そこで今朝は、主な手信号とその意味をチェックしておきましょう。
まず警察官が、腕を水平にあげている場合は、進行方向によって2つの意味があります。警察官の体の正面や背面に向かって進む場合は赤信号。一方、体の側面に向かう場合は、青信号の意味になるんです。そして、腕を垂直にあげている場合も、進行方向によって意味が変わります。警察官の体の正面、または背面に向かっている場合は赤信号。逆に、体の側面に向かっている場合は黄信号の意味になります。
いざ手信号に遭遇して、慌てることのないように、みなさんもその意味を、ぜひ再確認しておいてくださいね。
今週は、「信号を正しく知ろう」をテーマにご紹介しました。
ぜひチェックして、毎日のワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!