2022/4/29 UP!
今週金曜日の「昭和の日」から、ゴールデンウィークがスタートしますね。コロナ禍のもとでのゴールデンウィークは、今年で3回目。安心して行楽を満喫・・・という訳には、まだいきませんが、せっかくの長いお休み、感染対策を万全にして、高速道路でお出かけを予定されている方、いらっしゃるでしょう。そこで今週は、「高速道路のマナー」をテーマに、安全で快適に高速道路を走行するための、いくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。
【高速道路ではキープレフト】4月25日(月)
初日のきょうは、走行車線についてです。
みなさんは、前のクルマを追い越したあとに、そのまま追い越し車線を走り続けたりしていませんか?高速道路では、追い越しをする場合を除いて、左側の走行車線を走るのがルールです。走行車線にクルマがいないにも関わらず、追い越し車線を走り続けることは、道路交通法違反なんです。前のクルマを追い越したら、スムーズに走行車線へ戻るようにしましょう。
そして残念なのが、追い越し車線を猛スピードで走行しながら、次々と追い越しを続けるクルマの存在です。追い越し車線を走っていても、当然、スピードオーバーをして良い訳ではありません。ましてや、前を走るクルマに対して、「車線を譲れ!」といわんばかりにパッシングなどして煽る行為は、マナー以前の問題で、明らかな交通ルール違反です。高速道路での安全でスムーズな通行のために、キープレフトで、節度をもった運転を心がけましょう!
≪ 後CM 40秒 ≫
【SA・PAでの駐停車のマナー】4月 26日(火)
「高速道路のマナー」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
高速道路で遠出をする時は、休憩や食事などで、サービスエリアやパーキングエリアを利用される機会、皆さんも多いんじゃないでしょうか。ただ、そんな高速道での各種エリアを利用する際にも、ぜひ守りたいマナーがあります。
まず基本的な大前提として、駐停車は、必ず決められた場所にするということです。サービスエリアやパーキングエリアには、「普通車」「大型車」「二輪車」「バス」など、車種によって駐車スペースが決められています。案内表示に従って、決められた場所に正しく駐車するようにしてください。特に、「障がい者用」とされている駐車スペースは、車いすを利用している方や、視覚・聴覚など障がいのある方、さらにケガをしている方、妊娠中の方、高齢の方などが利用するためのスペースです。一般に、こういったスペースはトイレや店から近い場所に設けられていることもあるせいか、対象以外の方が、勝手に利用しているのを見かけることがあります。本当に必要としている方のために、こうした駐車スペースは、必ず空けておくようにしてください。
その他、本線との合流部付近の加速・減速レーンなどに駐車しているクルマを見かけることもありますが、追突される可能性があって大変危険です。サービスエリアやパーキングエリアでは、ぜひ決められた場所にクルマを停めるよう、お願いします!
【ファスナー合流はズルイ?】4月 27日(水)
今週は、「高速道路のマナー」をテーマにお送りしています。
ところで、渋滞した高速道路の本線へ、インターチェンジやサービスエリアなどから合流する時、うまく合流できず苦労した経験、皆さんはありませんか?そんな時、スムーズに合流でき、しかも渋滞を緩和する効果もあるとされている合流マナーがあります。それが「ジッパー法」です。これは、加速レーンの先頭まで走り、そこから1台ずつ交互に本線へと合流していく方法です。その様子が、ジッパーを閉じる様子に似ているため、「ジッパー法」または「ファスナー法」などと呼ばれています。
この方法のどんなところがいいかといいますと、実は、加速レーンのあちこちで合流するクルマがあると、本線を走る何台ものクルマにブレーキを踏ませることになり、事故の危険性が高まるほか、渋滞を悪化させる可能性があるんです。そこで、加速レーンの先端でのみ合流することで、本線のスムーズな流れをキープしたまま安全に合流することができるというワケです。この「ジッパー法」、実は3年ほど前、「名古屋高速」が公式に推奨したことで話題になったんですが、その後、あまり広く定着したとは言えませんね。そこには、渋滞している本線を尻目に、加速レーンの先頭まで走っていってしまうのはズルイのでは?という心理が働いていることもあるようです。
しかし、先ほども説明した通り、「ジッパー法」は、スムーズで安全な合流ができて、しかも渋滞を悪化させない方法です。勇気を出して、ぜひみなさんも実践してみてください!
【渋滞後方ではハザードランプ】4月 28日(木)
今週お送りしているテーマは、「高速道路のマナー」です。
ところで高速道路では、大型連休や行楽シーズンなどに限らず、渋滞がひんぱんに発生します。みなさんは、そんな高速道を走っていて、前方に渋滞を見つけた時、
どのようにしてその車列に付きますか?
そのまま最後尾につく、という方もいらっしゃるでしょうが、実は、渋滞があったからといって、急に速度を落としたり停車したりするのは、意外と危険なことなんです。例えば、居眠り運転や脇見運転によって、渋滞の最後尾にいたクルマが追突される事故が、よく発生しています。
そのため渋滞の最後尾に付く場合は、前もってハザードランプを点灯させ、後続車にこれから速度を落とすことを知らせるのがマナーです。ただそれでも、追突される危険性がゼロになる訳ではありません。そこでポイントは、最後尾にならない、ということです。
では、どのようにすれば、最後尾になるのを避けることができるのでしょうか?その方法としては、まず前方に渋滞が見えたら、ハザードランプを点けてアクセルをゆるめ、減速を開始、そしてゆっくりと渋滞に近づいていきます。するとその間に、後ろへ2、3台クルマが連なっている状態になれば、自分が最後尾にはなりませんよね。
ただ必ずしも、後続車が連なってくれるとは限りません。やむを得ず、車列の一番後ろにつく場合には、もし追突されても、後続車と前のクルマに挟まれないよう、車間距離を十分に開けておくようにしましょう。
【その他のマナー】4月 29日(金祝)
今週は、「高速道路のマナー」をテーマにポイントをいくつかご紹介していますが、気をつけたい点は、まだまだあります。
例えば運転中、あまりスピードが変化するのはよくありません。特に、上り坂に差し掛かる所では、気が付かないうちにスピードが落ちがちです。すると後続車の車間距離が縮まって、ブレーキの連鎖から渋滞が発生してしまうことがあるんです。
そこで、道路脇に設置された坂道の標識などを見逃さず、時々、速度計もチェックしながら、スピードを一定に保つよう心がけましょう。
そして、スピードが出る高速道路では、車間距離をしっかり取ることが大切です。車間距離が十分でないと、前のクルマが急ブレーキをかけた場合など、追突してしまう危険性があります。
もちろん、前を走るクルマに対して、意図的に車間距離を詰めた「あおり運転」は、重大な交通事故へつながる悪質で危険な行為です。ハンドルを握ったら、思いやり、譲り合いの気持ちを忘れずに運転することが、何よりも肝要ではないでしょうか。ということで高速道路では、交通ルールに従うことはもちろん、マナーを守って、楽しく快適なドライブを心がけてくださいね。