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◆ 夏の運転で気をつけたいこと

2022/7/29 UP!

7月も、のこり一週間ですね。でも暑い夏は、まだまだこれからが本番。


ところでそんな夏の暑さが、思わぬ交通トラブルの原因になるかもしれないということ、みなさんは意識されていますか?そこで今週は、「夏の運転で気をつけたいこと」をテーマに、さまざまな注意点をピックアップしていきたいと思います。

【暑い日にもビールはダメ】7月25日(月)放送


初日のきょう取り上げるのは、暑い夏、お出かけ先でつい誘惑にかられて、手を出してしまう人が後を絶たないモノ・・・。そう、冷た〜く冷えたビールなどのアルコールです!確かに、暑い日に飲む1杯は格別かもしれません。でも、例え少しでもアルコールを口にしたら、クルマを運転してはいけないのは、みなさんご存知の通りです。

アルコールは、ほんの少しでも飲むと、脳の働きを麻痺させ、安全運転に影響が出ます。これは、お酒に強いという人でも同じです。そもそもお酒に強い、弱いというのは、アルコールを分解する速度が速いか遅いかの問題で、強くても酔わないということではないんです。だから、「お酒に強いから、ビール1杯なんて平気!平気!」なんていうのは、まったくデタラメな考えにほかなりません。

飲酒運転は、他人の大切な命を奪うだけでなく、あなた自身の家族や社会的地位まで、一瞬にして失ってしまう最悪の原因となるものです。暑い日、どんなに1杯のビールが魅力的に見えても、そこはグッと我慢して、運転を終えてからのお楽しみに取っておくようにしましょうね!

      
【夏型事故に注意】7月26日(火)放送


今週は、「夏の運転で気をつけたいこと」をテーマにお送りしていますが、みなさんは、「夏型事故」という言葉を、聞いたことがありますか?実はコレ、特に具体的な定義などはないそうですが、アウトラインとしては、運転中、集中力が欠けていたり、疲れによって居眠りしたりといった「漫然運転」の状態が原因となって起こる事故が夏には多いことから、夏型事故と呼ばれているようです。

そうした事故の大きな特徴としては、対向車線にはみ出して、対向車と正面衝突したり、車線の外の電柱などに衝突したりする単独事故が多いといいます。こうした事故では、当然、命にかかわる大事故になることも多いんです。

ではなぜ、夏にそうした事故が増えるんでしょうか?夏場は、屋外にいるだけで、日差しと暑さで体力が奪われますよね。ましてや、仕事やレジャー、スポーツなどで活動となれば、なおさら疲れがたまることでしょう。それに熱帯夜ともなると、睡眠不足だって珍しくありません。そんな状態でクルマを運転すれば、居眠り運転や漫然運転など、危険な状態に陥ることは、容易に想像できます。

ということで、運転中、眠気を感じたりしたら、すぐに休憩をとるのはもちろん、眠気を感じる前からも、こまめに休憩をとることが大切ですよ。特にこうした事故は、お昼過ぎから午後3時頃までが多いそうなので、この時間帯は特に、十分注意してくださいね!

【隠れ脱水に注意】7月27日(水)放送

夏の炎天下、特に屋外では脱水症状に注意が必要ですが、カーエアコンが効いたクルマの中なら、そんな心配はナシ・・・なんて、みなさん思っていませんか?ところが、カーエアコンが効いたクルマの中でも、脱水状態になる危険性があるんです。

快適な温度の車内では、意識していない人がほとんどでしょうが、実は意外なほど、汗をかいているものなんです。というのも、エアコンが効き除湿された車内では汗をかいてもすぐに蒸発してしまいます。そのため汗をかいていることに気付かないものなんです。

また、渋滞に巻き込まれる可能性がある時は、トイレに行けないことを考えて、水分摂取を控えてしまいがちですよね。するとどんどん体の水分が失われてしまうことに。これがいわゆる“隠れ脱水”の状態です。実はこれ、飛行機などでよく耳にするエコノミークラス症候群と同じような状態。ただ、機内と同じように、足などに出来た血栓がすぐさま肺の動脈を詰まらせてしまうということではありませんが、注意しておくに越したことはないでしょう。

そこで運転中は、1、2時間に15分程度休憩し、その際に、100から200ミリリットルの水分を補給することが大切だといいます。もちろん、これはドライバーさんだけではありません。クルマにのっている人全員が、気をつけるべきポイントです。

快適な車内にも、意外な危険があること、覚えておいてくださいね。
        
【履物に注意】7月28日(木)

夏場は、涼しげなファッションを選ぶことが多いと思います。当然足元も、サンダルやミュールなど履く機会があるんじゃないでしょうか。

ただそれがクルマの運転となると、どんなものを履いても良いという訳にはいきません。そこで今朝は、運転に適した履物についてチェックしてみましょう。

運転中の履物については、各都道府県が定めています。「千葉県道路交通法施行細則」をみると、「げた その他、運転を誤るおそれのあるはき物をはかないこと」とされています。その他の都道府県でも、内容はだいたい同じのようです。

では、もっと具体的にいうと、どんな履物を選べばいいのでしょうか?例えば、つっかけやスリッパなどのような足に固定されていない履物は、ペダルを踏んだ時に脱げる恐れがあるため、一般に禁止されています。一方、ビーチサンダルや草履など、鼻緒のある履物は、認められている地域もあるようですが、ブレーキを踏んだ時に、足元が大きくずれることがあり、やはりオススメはできません。また、女性におなじみのハイヒールや厚底靴もブレーキペダルを踏む位置が不安定になり、踏みそこなう危険性があるので、やっぱり不適切です。

理想的なのは、足のサイズに合った脱げにくい靴です。ただどうしても、その日のファッションに合わせて靴を選びたい、という方は、運転しやすい靴を車内に「置き靴」として備えておき、運転する時に履き替えるようにすれば、OKですよ!


【路上で寝ている人に注意】7月29日(金)放送

今週のテーマは、「夏の運転で気をつけたいこと」です。

月曜日に、飲酒運転についてご紹介しましたが、もう一つ、お酒に絡んで、注意して頂きたいことがあります。それが、“路上で寝ている人”です。というのも、お酒を飲んで酔っ払い、路上で寝込んでしまった人がクルマにひかれるという事故が、意外と多く発生しているんです。そうした事故には、ある一定の傾向があります。

まず時間帯は、午後10時から午前4時ぐらいまでの、深い時間帯に多いということ。また繁華街よりも、郊外の住宅街などで多く発生しているといいます。とは言っても、夜間、クルマを運転中、前方の路上に人が寝ていてもそれが人なのか物なのかを一瞬で判断するのは、簡単なことではありません。

そこで、路上に何かあるのを見つけたら、安易にそれを踏み越えないことが重要です。そして、もし路上で寝ている人を見つけたら、事故防止のため、そのまま放置しないようにしてくださいね。まず、その人の手前でクルマを停めて、ハザードランプを点灯。速やかに「110番」へ通報します。そして警察官が到着するまで、できるだけその場で待機するようにお願いします。

今週は、「夏の運転で気をつけたいこと」をテーマにご紹介しました。

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