2022/8/12 UP!
もうすぐ、お盆ですね。
今年のお盆シーズンは、高速道路でも、多くの渋滞の発生が予測されています。そこで今週は、「渋滞時の運転」をテーマに、さまざまなポイントについてお話したいと思います。
【渋滞中の運転の基本】8月8日(月)放送
まず今朝は、渋滞している時の安全運転の基本について確認しておきましょう。
何より大切なのは、脇見運転をしないことです。渋滞中は、低速で走っているので、つい油断しがちですよね。でも、車間距離は通常より短くなっていますので、前のクルマが停止したことに気づくのが少し遅れただけでも、追突する危険性があります。常に前方の確認を怠ることなく、運転してくださいね。
また渋滞中、少しでも早く前に行きたいという気持ちからか、頻繁に車線変更を繰り返すクルマを見かけます。ただ、車線変更を繰り返しても、結果的には、さほど早く進める訳ではありませんし、後続車と接触する危険が大きくなるだけです。むやみに車線変更はしないようにしましょう。逆に、車線変更や合流してくるクルマがいた場合は、譲り合いの気持ちを持って、できるだけ入れてあげるようにしてくださいね。意地になって入れないようにしているクルマも見かけますが、それはトラブルや事故の元です。
渋滞中でイライラする気持ちも分かりますが、気持ちにゆとりをもって、いつも以上に慎重な運転を心がけてくださいね!
【バイクのすり抜けに注意】8月9日(火)放送
昨日渋滞中は、むやみに車線変更をすると、後続車との接触事故につながるので危険です!・・・というお話をしました。他にも、渋滞中の車線変更では、特に気をつけなければいけないことがあるんです。
それが、バイクです。
バイクは、渋滞していても、クルマの間を縫うようにすり抜けて、先へ先へ行こうとすることがありますよね。ただ、クルマのドライバーさんの注意が前だけに向いていると、後方から接近してくるバイクに気づかなかったり、気付くのが遅れてしまったりすることも。そのため、クルマが進路変更する時にバイクと接触してしまうという訳です。
実際、去年6月、兵庫県神戸市で、国道を走行していたパトカーが車線変更をしたところ、後ろから走ってきたバイクと衝突。バイクに乗っていた会社員が鎖骨を折る大けがを負う事故が発生しています。パトカーを運転していた警察官は、「後ろを見ながら車線変更をしたつもりだったが、バイクと衝突してしまった」と話していたそうです。
バイクは、車体が小さいため、クルマの死角に入りやすく、事故の危険性を十分知っている警察官でも、見落としてしまう可能性があるという訳です。こうした事故を防ぐためには、渋滞中のむやみな車線変更は控えると同時に、やむを得ず車線変更する時でも、後方の確認を、十分行うようにしてくださいね!
【渋滞の最後尾に着く時は】8月10日(水)放送
「渋滞時の運転」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
高速道路を順調に走っていたものの、前方に渋滞の車列が見えて来た・・・。そんな時、みなさんはどうしますか?実は、うかつに渋滞の最後尾に着いてしまうと、後続車に高速のまま追突され、大事故へとつながる可能性があるんです。
そんな事態を防ぐためには、まず前方に渋滞が見えてきたら、ハザードランプやポンピングブレーキで、後続車に渋滞が近づいていることを知らせます。そしてゆっくり減速しながら、渋滞に近づいていきましょう。そうしているうち、後ろに2、3台クルマが連なった状態になれば、自分が最後尾にはなりませんよね。
ただ、やむを得ず最後尾に着く時には、バックミラーで後続車の動きや速度を確認しつつ、前のクルマとの車間距離を十分取るようにしましょう。仮に、これで追突されたとしても、サンドイッチ状態になる最悪の事態を防ぐことにつながります。
そしてもう一つ、渋滞の最後尾に着く時のポイントは、左側の走行車線を走ることです。これは万一追突されたとしても、スピードの遅い走行車線の方が、安全な傾向があるからです。それに、もし追突されるのを避けられないと思ったとしても、路肩に避難できる可能性もあります。
みなさんも、高速道路の渋滞の最後尾に着く時には、十分な注意を払うようにしてくださいね!
【渋滞時、安易に抜け道を走らない】
8月 11日(木・祝)
前クレ: 『 千葉トヨペット レガーメ ワンダフル ドライブ
この番組は、新型クラウンの千葉トヨペットの提供でお送りします。 』
今週お送りしているテーマは、「渋滞時の運転」です。ところで、渋滞に巻き込まれた際、 抜け道を利用することがあるという方、少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか?
確かに抜け道は便利ですが、実は安易に利用するのは、オススメできることではないんです。というのも、抜け道として利用される道路の多くが、その地域の人たちが、日常生活で使っている、いわゆる「生活道路」だからです。「生活道路」は、幹線道路などと違って、センターラインのない狭い道路が多く、クルマが行き交うのもギリギリ、ということが珍しくありません。また、多くは住宅街ですので、塀や生垣などによって見通しの悪い交差点が多くあります。さらに、一方通行になっている場所も少なくないでしょう。
それにこうした道路は、地域のみなさんが普段何気なく使っていることもあって、横断歩道がない場所でも横断してきたり、子供が交差点から飛び出してきたりすることもあり得ます。クルマから見ると、危険な要素があちこちに潜んでいるんです。
ということで、渋滞を避けるために、安易にこうした抜け道を利用するのは、できるだけ避けた方がいいでしょう。ただ、仕方なく、そうした道路を走行する場合は、そこが幹線道路と同じか、それ以上に危険な道路だという認識を持って、スピードを十分落とし、慎重な運転を心がけてくださいね。
【渋滞を防止する走り方】8月12日(金)
今週のテーマは、「渋滞時の運転」です。
とかく厄介な高速道路の渋滞ですが、実は、ドライバーさん一人ひとりの心がけで、発生しにくくすることができるんです。今朝は、そんなポイントをご紹介したいと思います。
まず走行中、速度を低下させないことがポイントです。よく、下り坂から上り坂に変わるポイントで、気付かないうちにスピードが落ちることがあります。すると、車間距離が詰まってしまうので、後続車がブレーキを踏み、さらにその後ろがブレーキを踏んで・・・と次々に連鎖していき、それが渋滞へと発展してしまいます。感覚だけに頼らず、時々メーターを確認しながら、スピードを一定に保つようにしましょう。
次に、車間距離を詰め過ぎないことも大切です。車間距離が短いと、先ほどの例と同じように、ちょっとした減速でブレーキの連鎖が起きてしまい、渋滞の原因となります。余計なブレーキを踏まなくていいように、車間距離は十分にとりましょう。
そして三つめは、追い越し車線に集中しないこと!混雑してくると、少しでも先を急ごうという心理から追い越し車線にクルマが集中、追い越し車線から渋滞になってしまうことが多いんです。先を急ぎたい気持ちも分かりますが、混雑してきたら、意識して走行車線を走るようにしましょうね。