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◆ 夏の子供の安全~運転時に気をつけたいこと

2022/8/19 UP!

今、夏休み中ということで、お子さんがいらっしゃるご家庭では、一緒におクルマで外出する機会、何かと多いんじゃないでしょうか?また道路上などでも、日中、子供たちの姿を見かけますよね。

そこで今週は、「夏の子供の安全」をテーマに、さまざまな注意点をピックアップしていきたいと思います。

【夏休み中の子供の事故】8月15日(月)放送

まず一般的に、小学生の交通事故が多いのは、午後2時から午後6時の時間帯です。

これはつまり、子供たちの下校時間であったり、遊びに行ったりする時間帯にぴったりあてはまります。普段なら、ドライバーさんは、こうした学校の登下校の時間を踏まえて、子供たちとの事故に注意することができますよね。ところが夏休みでは、その事情が大きく異なります。

登下校という決まったサイクルがなくなるので、一定の時間帯だけ子供が路上に増える、ということがない訳です。そのため、一日のあらゆる時間帯に、子供との事故リスクがあると考えなければいけなくなります。それにあらゆる場所で、注意が必要です。

というのも、普段なら通学路周辺や公園など、子供が多い場所は、ある程度イメージすることができるでしょう。しかし夏休み期間中は、活動範囲も広がりますので、思わぬところで、子供が飛び出してくることがあるかもしれません。

ということで、特に夏休み中は、「この時間帯なら、この場所なら、子供はいないだろう」という先入観を捨て、あらゆる場面で細心の注意を払って、運転するよう心がけてくださいね。

       
【子供の自転車事故に注意】8月16日(火)放送

夏休み中の子供との交通事故を防ぐためには、時間帯や場所に先入観を持たず、注意することが大切ですがただこれは、歩行中の子供だけとは限りませんよ。同時に注意しなければいけないのが、自転車に乗っている子供たちです。

実はこの夏、警視庁交通部では、夏休み中の8月は、小学生の自転車事故の割合が、他の月に比べて高くなっているとして、注意を呼び掛けているんです。そして、他の月ではそうでもないのに、小学生の自転車事故が特に多くなる時間帯が、8月にはあるといいます。それが、午前10時から午後2時にかけて。つまり、普段なら学校に行っている時間帯です。

そんな時間帯に小学生が自転車に乗って町なかを走っているとは、普段ならあまり考えられないことですが、それこそ夏休み期間の落とし穴と言えるでしょうね。また、そうした小学生の自転車事故では、出会い頭の事故が多いというデータもあるそうです。

子供が遊んでいる公園や住宅街、塾のまわり、交差点の周辺などでは、自転車に乗った子供が、ふいに飛び出してくるかもしれないと考えて、ドライバーさんは、いつでも停まれる速度で、慎重に運転するよう心がけてくださいね!


【子供を車内に置き去りにしてはダメ】8月17日(水)放送

今週は、「夏の子供の安全」をテーマにお送りしていますが、中でもこの季節、毎年のように問題となるのが、小さな子供を車内に置き去りにしてしまう事例です。これは、まさに基本中の基本のやってはいけない行為で、「言われなくても、分かってるよ!」という方も多いでしょう。しかし、お子さんを車内に置き去りにして、熱中症で悲惨な結果を招く事故が、未だに後を絶たないんです。

では、夏場、クルマの中はどのぐらいの気温になるのでしょうか?

JAF・日本自動車連盟が以前行ったテストによりますと、気温35度の中、午後12時から4時間、ミニバンを炎天下に放置した場合、何の対策もしていない白いクルマでは、車内温度は52度に。同じく黒いクルマでは、57度にも達したといいます。そんな中にいたら、大人だって無事ではいられませんよね。では、エアコンを点けたままにしていた場合はどうでしょうか?確かに、エアコンが点いていれば、ある程度、温度の上昇は防ぐことができるようです。でも、運転席は快適でも、子供が座っている後部座席は、直射日光が当たって高温になったり、燃料切れでエンジンが止まってしまったりする可能性もあるでしょう。

ということで、クルマを離れる時には、例え気持ちよさそうに眠っていても、ほんの少しの時間だからと思っても、お子さんを車内に置き去りにしては絶対ダメです!お子さんの命を守るのは、ほかならぬ親の責任だということ、しっかり肝に銘じてくださいね!        

【パワーウインドウなどに注意】8月18日(木)

ところで暑い日の運転で、車内の気温を下げるためや、ところで暑い日の運転で、車内の気温を下げるためや、風を感じたいからと、窓を開けることってありませんか?ただ、もし小さいお子さんが一緒に乗っている場合は、パワーウインドウなどの使用には、十分注意しなければいけません。というのも、パワーウインドウによって、子供が手や首などを挟まれる事故が度々起こっているんです。

各自動車メーカーでも安全対策を行っていますが、しかし、完全に事故を防止するのは、その時々の車内状況などもあり、なかなか難しいもの。そこでパパやママなど、周囲の大人の注意が欠かせません。事故を防止するためのポイントとしては、まず、パワーウインドウをロックして、お子さんがスイッチに触っても開閉できないようにしておくことです。また、運転席からパワーウインドウを操作する場合には、お子さんが窓から顔や手を出していないか、きちんと確認してから操作してください。特に、お子さんが後部座席に乗っている場合は、ちゃんと振り返って確認しましょうね。

さらに、サンルーフも注意が必要です。特に走行中、サンルーフから顔を出すことは大変危険だということ、お子さんたちにしっかり伝えてあげてください。そして開閉する際にも、安全を確認してから操作するようにしてくださいね。

【駐車場での子供との事故に注意】8月19日(金)放送

今週のテーマは、「夏の子供の安全」です。

ところで夏休みには、お子さんなどと一緒に、レジャー施設やショッピングセンターなどへおクルマでお出かけすること、普段以上にあるでしょうね。そんな時、必ず利用するのが、駐車場です。実は、こうした商業施設などの駐車場で、小さい子供が巻き込まれる事故が、意外と多く発生しているんです。

その原因となるのが、死角です。例えば、ショッピングセンターなどの駐車場では、駐車中のクルマの間をすり抜けながら、歩くことがありますよね。その際、クルマより背の高い大人の姿はドライバーさんから見えているものの、背丈がドアミラーにも届かないような子供の場合、その姿が確認できていないことがあるんです。そこで駐車場では、先にお子さんだけクルマから降ろしたり、一人で歩かせたりすることは大変危険です。必ず、大人が先に降りてから、お子さんを降ろすようにしましょう。そしてお子さんがまだ小さいうちは、手をつなぐなどして、勝手に飛び出さないように守ってあげてくださいね。

反対に、クルマを運転しているときは、駐車車両の陰から小さい子供が飛び出してくるかも・・・と考えて、いつでも止まれる速度で、十分注意して運転しましょう。

今週は夏休み時期ということで、運転してときなど、クルマ回りでの子供との事故の注意点をお伝えしました。ぜひ注意して安全運転、そして楽しい夏休みを。

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