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◆ 注目の『車中泊』

2022/10/28 UP!

最近、クルマを使ったレジャーの一つとして、にわかに注目されているのが、車中泊です。

ひと昔前には、車中泊といえば、「お金を節約したい人がするもの・・・」といった風潮もありましたが、昨今では、「オシャレで自由な旅・・・」、というようなイメージも根付いているようです。

そこで今週は、「注目の車中泊」をテーマに、その魅力や注意点など、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。

【車中泊の魅力】10月24日(月)

まず、その魅力についてです。

車中泊は、その名の通りクルマの中に泊るので、テントなどはいりませんし、日頃から乗っているクルマを使えば、キャンピングカーなども必要ありません。またクルマに泊まることで、ホテル代なんかも節約でき、リーズナブルに旅が楽しめるのがいいですね!

そして、自由に旅を計画できるというメリットもあります。

列車や飛行機などを使えば、当然、出発や到着の時刻にスケジュールが左右されます。でも、車中泊なら、ドライブの途中で寄り道をしたり、予定を早めたり、といったことも臨機応変にできます。さらに、渋滞のない夜のうちに出発して、目的地の近くで宿泊すれば、翌朝目覚めたら即、旅を満喫することができますよね。

そんな効率よく旅が楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていいという訳ではありませんよ。注意しなければいけないことも、いろいろあるんです。

明日からは、そうしたマナーや注意点についてもお話したいと思います。

       
【どこで車中泊するか?】10月25日(火)

今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしています。

自由な旅を楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていい訳ではなく、そこには勿論、ルールやマナーが存在します。ここで一番問題になるのが、「どこで車中泊をするか」です。

「駐車場なら、どこに停めたっていいじゃない?」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが、そうではありませんよ。例えば、公園などの一般の駐車場では、車中泊が禁止されている所が多いですし、夜間閉鎖されるようなところも多いので、注意が必要です。そして、全国にある道の駅ですが、24時間営業していて、トイレもあって便利ではあります。しかし道の駅は、そもそも休憩施設。そのため、休憩したり仮眠を取ったりする程度は認められていても、車中泊を前提とした長時間の駐車は、認められていない場所が多いんです。また、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアについても、あくまで「仮眠や休憩のための施設」。決して宿泊が認められているわけではないので、ご注意くださいね。

では、どんな場所なら車中泊ができるんでしょうか?

まず初心者でも使いやすいのが、オートキャンプ場です。中でも、「日本RV協会」が推進している「RVパーク」は、車中泊が公認された駐車場で、料金面もいたって手頃、オススメですよ!

ほかにも、車中泊を認めている駐車場や施設があります。検索サービスなどで、ぜひチェックしてみてくださいね。


【車中泊のアイテム】10月26日(水)

「注目の車中泊」をテーマに、今週はお送りしています

自由な旅が手軽にできると人気の車中泊ですが、始めるにあたって、最低限、揃えておきたいアイテムがあります。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。

まず、車内でしっかり眠れないと、旅も楽しめませんし、安全運転にも影響します。とはいえ、いくらシートをフラットにしてみても、どうしてもデコボコが出来たり、硬い所が当たったりして、寝づらいことがあります。そんな不具合を解消してくれるのが、マットレスです!段差を埋めるのに便利な折り畳み式のウレタン製のものや、厚めのエアマットなどもありますので、おクルマの状態に合わせて選ぶといいでしょう。

快適に眠るためには、寝具も大切です。しかし実際に布団を持ち込むとかさばるので、シュラフ、つまり寝袋があると便利ですね。ただシュラフは、種類によって温度の目安がありますので、使用する場所や環境に合わせて選ぶことが大切ですよ。

そして車中泊では、場所によって外からの視線や、太陽の日差しが気になる場合があります。そこで窓を覆うシェードがあると重宝します。冬なら、窓から入ってくる冷気も、ある程度防いでくれますよ。また、夜間にルームランプをずっと使っていると、クルマのバッテリーが上がる可能性があります。そこで充電式のLEDランタンなどあれば、安心ですよね。

他にも車中泊に便利なアイテムがいろいろ市販されています。興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?


【車中泊は避難にも有効】10月27日(木)

今週お送りしているテーマは、「注目の車中泊」ですが、万一の災害時、自宅が倒壊しそう・・・とか、避難所がいっぱいで入れない・・・といったような場合、クルマの中への避難、いわゆる「車中泊避難」も、有効な避難方法の一つといえます。

でも、車中泊避難をする際は、いろいろ注意しなければいけない点もあります。

例えば、自治体などの支援物資や、様々な情報を得にくいことが挙げられます。その点は、ある程度自分で積極的に情報を取りに行く必要があるでしょう。

そして、体調面でも注意が必要です。例えば、車内で長時間座った状態だと、足の静脈にできた血栓が肺の静脈などを詰まらせる、いわゆる、エコノミークラス症候群になる危険性があります。足首を曲げ伸ばす運動をしたり、着圧ソックスを履いたりするなど、血栓の発生を予防するように気をつけてください。

さらに、トイレを我慢して水分の摂取を控えるのも、エコノミークラス症候群の原因となり危険です。我慢することなく安全に使える場所を選ぶか、携帯用トイレを用意しておくなどの対策が必要です。

また車庫の中など、狭い場所でエンジンをかけ続けると、一酸化炭素中毒の恐れがあります。必ずエンジンを切り、カーエアコン以外の冷暖房を用意するようにしてくださいね。

その他、十分な睡眠をとれるよう、車内環境を整えたり、熱中症や低体温症の予防なども欠かせません。十分な準備や知識のないままの車中泊避難は、とても危険な行為だということを理解しておいてくださいね。


【車中泊のルールやマナーを守る】10月28日(金)

「注目の車中泊」が今週のテーマですが、車中泊の人気が高まる一方、各地でマナー違反が目立つケースもあるようです。

まず、キャンプ場などの施設を利用する場合は、その場所のルールを守るのが大原則です。

車中泊が認められている「RVパーク」のような場所でも、一般にキャンプ行為は禁止されています。ですので、クルマの外にタープを張ったり、イスやテーブルを出したりすることは、もちろんルール違反。火を使って煮炊きをするなどは、もってのほかです。

また、ゴミの処理にも注意しましょう。ゴミ処理OKをうたっている施設を除けば、ゴミは持ち帰るのが基本ですよ。

そしてキャンプ場などは、音にも注意が必要です。遅くまで騒いでいるのは論外ですが、意外と迷惑なのが、ドアの開閉音。ドアの音はかなり大きく響きますので、夜9時以降は、十分注意するようにしてくださいね。

この先、こうしたルール違反が増えてくると、車中泊禁止の場所が広がることにもなりかねません。みんなでマナーやルールを守って、車中泊を楽しんでいけるようにしていきたいですね。

今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしました。

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