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◆ 冬に入るこの時期交換・更新しておきたいもの

2022/11/25 UP!

11月も下旬に入り、本格的な冬も間近ですね。

そんな寒い季節が目前に迫ったこのタイミングこそ、快適で安全な運転のために、おクルマをメンテナンスしておきたいものがあるんです。

そこで今週は、「この時期、交換・更新しておきたいもの」をテーマに、さまざまな情報をお送りしていきたいと思います。

【エンジンオイルの交換】11月21日(月)


まず今朝取り上げるのは、エンジンオイルです。

エンジンオイルは、気温の変化によって、粘度、つまり粘り具合が変わってきます。気温が低くなると、オイルに粘りが出てきて、その状態があまりひどいと、エンジンの始動性にも影響を及ぼします。その結果、バッテリーへの負担も大きくなる可能性があるんです。

そのため一昔前には、冬が近づくとエンジンオイルを対応するものに入れ替える、といったこともよく行われていました。しかし現在は、乗り方や走行距離によって異なりますが、クルマやエンジンオイルの性能が向上し、さらにカーディーラーなどが適性なオイルを選んでくれるので、季節によって、オイルを交換しなければいけない・・・という心配も無くなってきています。

ただし、もちろんエンジンオイルの定期的な交換は欠かせませんよ!特に気温が低くなる冬場は、エンジンの中に結露が出来やすく、その水がエンジンオイルに入ってしまうこともあります。するとエンジンオイルが、「乳化」と呼ばれる状態になり劣化しやすくなりますので、しばらく交換していないという方は、ぜひこの機会に、カーディーラーなどでオイルの交換をしておくようにしましょうね!

【本格的な冬を前にバッテリーの交換】11月22日(火)

きょう取り上げるのは、バッテリーです。

バッテリーというと、多くのドライバーさんにとって「夏場にトラブルが多い」というイメージが、ひょっとしたらあるかもしれませんね。でも、夏場のバッテリートラブルの多くは、カーエアコンなど、電気の使い過ぎが原因。クルマが発電する量を越えてしまったためバッテリーが上がってしまうケースが多いんです。

その点、冬のバッテリートラブルは理由が違います。というのも、バッテリーは気温の影響を受けやすく、特に冬の低温状態では、その性能を、十分に発揮することが出来なくなってしまうんです。

さらに、きのうもお話しましたが、冬場は低温のため、エンジンオイルが粘りを帯び、エンジンが回りにくくなってしまいます。すると、エンジンをスタートする際により多くの電気が必要となり、バッテリーに負担をかけることになってしまうんです。

もちろん、バッテリーがまだ元気な状態であれば、その程度のことでトラブルになったりはしません。しかし、劣化してパワーが低下しているものだと話しは別です。いざエンジンを動かそうとしても、スタートできないという結果になる可能性があります。

バッテリーの寿命は、2年から3年が目安です。

しばらく交換をしていない・・・という方は、トラブルを防止するため、速やかに点検しましょう。そして、もし劣化しているようなら、早めに交換するようにしてくださいね。

【冬用タイヤの準備】11月23日(水・祝)

本格的な冬を前に、この時期交換したいもの・・・、その一つが、冬用タイヤです。

南関東で雪が降るのは、例年、早くても年が明けてからがほとんど。「このタイミングでは、まだちょっと早いんじゃないか・・・?」と思われる方、結構いらっしゃるかもしれませんね。でも、実はそんなに気の早い話ではないんです。

銚子地方気象台のデータでは、銚子の初霜は平年では12月16日、初氷は12月23日、そして初雪は1月5日なんだそうです。特に2021年は、東京で12月26日に初雪が降ったんです。12月の初雪は2017年以来、4年ぶりのことでした。ということで、南関東でも、12月に入れば、いつ路面凍結や初雪が降っても不思議ではありません。

また、このコーナーで先月もご紹介しましたが、冬用タイヤ、いわゆるスタッドレスタイヤは、新品の状態だと、表面は薄い皮に覆われた状態。そのため200キロ程度走り慣らして、その皮を剥いてからの方が、タイヤの性能を100パーセント発揮できるといいます。ということで冬用タイヤの準備は、今からでも、早すぎるということはないんです。このウインターシーズン、冬用タイヤを手に入れたいとお考えの方は、お早目に、お近くのカーディーラーなどにお問い合わせくださいね。

【カーナビの地図ソフトの更新】11月24日(木)


みなさんは普段、知らない場所におクルマで出かける時、その道順など何を頼りにしていますか?

今では、おそらく多くの方が、カーナビを使っていらっしゃるのではないでしょうか。ただ、カーナビは、そのまま使い続けていると、地図ソフトがどうしても古くなっていきます。すると、いろいろおかしなことが起こり始めますよね。

例えば、今走っているはずの道が、カーナビ上では、田んぼの上だったり、山林の中だったり。また目的地まで、変に遠回りのルートを提示されることもあります。これは地図ソフトに、新しくできた道路が収録されていないためです。また、最新の施設を検索してみると、そのスポットが出てこないなんてこともあるでしょう。さらに、市町村合併した土地の新しい住所を入力しても、古いソフトのままなら、対応していないのは当然のこと。

そんな状態を解決するためには、やはり地図ソフトの更新が欠かせません。特に6月と11月は、毎年、多くの新しい地図ソフトが、リリースされる時期。そう、まさに今こそ、更新には絶好のタイミングなんです。

ただ地図ソフトの更新方法は、機種によってさまざまですので、まずは、説明書をご確認頂くか、お近くのカーディーラーまで、お気軽にお問い合わせくださいね!

【冷却水の交換】11月25日(金)

エンジンの冷却水といえば、走行中高温になるエンジンの熱を吸収して、ラジエーターで放熱・・・。そうして、エンジンを冷却する大切な役目があることは、みなさんもご存知だと思いますが、もし、このエンジン冷却水が、劣化したり、液量や濃度が不足していたりすると、オーバーヒートなど、深刻なトラブルの原因となってしまいます。

そんな冷却水ですが、冬を前に、一度見直してみることも大切なんです。というのも、冷却水には、寒冷地でも凍らないように添加剤が入っていて、その効果は濃度によって変わってきます。そのため、冷却水が不足した時に水だけを足したりしていると、いざ寒冷地に行ったり、気温が低い日などに、凍結してしまうことがあるんです。

また水を足していなくても、経年変化によって性能が大きく劣化した場合でも、凍結してしまう可能性があります。そうなると、最悪の場合、ラジエーターの破損につながるおそれがあるんです

ということで、本格的な冬に入る前の今の時期や、寒冷地に出かける前には、冷却液の量と濃度を確認しておきましょう。もし状態が悪ければ、早めに交換しておいてくださいね。

今週は、「この時期、交換・更新しておきたいもの」をテーマに、お送りしました。
ぜひチェックして、冬のワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね!

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