2022/12/30 UP!
ところでみなさんは例年、初日の出を見に行かれますか?一年の健康と幸せを願いつつ拝む初日の出は、やっぱり特別なものですよね。
そこで今週は、「千葉県の初日の出スポット」をテーマに、さまざまな情報をお送りしていこうと思います。
【犬吠埼の初日の出】12月26日(月)
まずピックアップするのが、銚子市にあります「犬吠埼(いぬぼうさき)」です。
関東最東端にある犬吠埼は、山頂や離島を除いて、日本で一番早く初日の出が見られるスポットとしても有名ですよね。ただ、離島を除けば、日本の東の端は北海道根室市の納沙布岬(のさっぷみさき)のはず。でも、元旦前後の10日間ほどは、地軸の傾きの影響で犬吠埼の方が早く日が昇るんだそうです。ちなみに、来年の初日の出は、納沙布岬が6時49分。犬吠埼が6時46分となっています。なんだか不思議ですよね。
そんな犬吠埼灯台は、東関東自動車道の佐原・香取インターからだと、国道356号線などを経由して、およそ42キロの場所にあります。お出かけになる場合は、その場の状況に合わせて、マスクの着用や密を避けるなど、基本的な感染対策をお忘れなく。そして、初日の出前後の犬吠埼周辺の道路は、大変混雑して、交通規制も敷かれます。その指示に従うなど、運転には十分気をつけてくださいね。
【鋸山の初日の出】12月27日(火)
今週は、「千葉県の初日の出スポット」をテーマにお送りしています。昨日の犬吠埼に続いて、今朝ピックアップするのは、鋸南町(きょなんまち)と富津市の間に位置する、標高約329メートルの「鋸山(のこぎりやま)」です。
断崖絶壁の上から見下ろす「地獄のぞき」や、日本一の高さ31.5メートルの大仏など、見どころいっぱいで、ハイキングスポットとしておなじみの鋸山。実は、初日の出のスポットとしても人気で、元旦には、「鋸山ロープウェー」が朝5時30分から早朝営業運転を行います。山頂駅展望台では、先着200名に限り、温かい飲み物を無料サービスしてもらえるそうですよ。
日の出は6時50分ごろ。房総丘陵から昇るまぶしい朝日を望むことができます。年末年始は空気が澄んでいるため、遠くは真っ白に雪化粧した富士山や、眼下に広がる東京湾など、日が昇るにつれて、刻々と色合いを変えていく荘厳な光景を見ることができますよ。
そんな鋸山は、富津館山道路の富津金谷インターからだと、5分ほどの場所にあります。
【清澄寺の初日の出】12月28日(水)
「千葉県の初日の出スポット」三か所目にピックアップするのは、鴨川市の「清澄寺(せいちょうじ)」です。清澄山の山頂近くに建つコチラは、日蓮聖人が出家をし、日蓮宗を開いた名刹として知られています。そして、初日の出の名所としても有名なんです。
というのも、本堂付近の標高は約310メートル。その高さの分だけ、月曜日にご紹介した犬吠埼より、早く初日の出が見られるとも言われていて、毎年多くの人が、ご来光を求めて訪れているんです。
本堂の南には、「旭が森」と呼ばれる日蓮聖人の銅像が建っている場所があって、ここからの朝日は、「日本の朝日百選」にも選ばれています。まさに、初日の出を見るには、うってつけの場所ですね。
またこのお寺には、国指定の天然記念物「清澄の大杉」をはじめ、文化財も多く点在していて見どころもいっぱい。もし天気が悪くて初日の出が拝めなくても、立派な初詣ができますよ。
そんな清澄寺は、館山自動車道の君津インターからだと、房総スカイライン、鴨川有料道路などを経由して約80分の場所にあります。
【太東埼灯台の初日の出】12月29日(木)
今朝はいすみ市にあります「太東埼(たいとうさき)灯台」をピックアップしたいと思います。
九十九里浜の最南端に位置し、南房総国定公園にも指定されている太東埼。そんな風光明媚な場所に立つこの灯台は、白亜の円筒形で、高さは15.9メートル。その放つ光は、22海里、およそ41キロ先まで照らしているそうです。
この灯台脇の広場からの眺めは素晴らしく、九十九里浜から大原の日在(ひあり)海岸まで眼下に見渡すことができます。「ちば眺望100景」にも選ばれているその景色は、太平洋の水平線を一望することができ、まさに絶景という言葉がピッタリ!東に太平洋を一望する断崖に建っているだけあって当然、美しい初日の出を見ることができますよ。山頂や離島を除けば、銚子の犬吠埼に次いで、全国で2番目に早く、初日の出が見られる、とも言われています。
そんな「太東埼灯台」は、千葉東金道路の東金インターからだと、東金九十九里有料道路、九十九里ビーチラインを経由して、40分ほどの場所にあります。
【九十九谷展望公園の初日の出】12月30日(金)
千葉県の初日の出スポット、ラストにピックアップするのは、君津市にあります「鹿野山九十九谷(かのうざんくじゅうくたに)展望公園」です。
マザー牧場がある場所としても有名な鹿野山は、標高379メートルで、千葉県内では、愛宕山(あたごやま)に次いで、2番目に高い山。その山頂に展望公園が設けられています。この公園の眼下に広がるのが、房総丘陵。機重にも連なる山並みはまさに絶景で、それらを「九十九谷」と呼んでいます。
「ちば眺望100景」に選ばれているこちらも、初日の出スポットとしては有名で、とにかくその眺めが素晴らしいんです。というのも、冬の寒い時期には、条件が揃うと眼下に雲海が広がり、山々と雲海が織りなす景色は、まさに墨絵の世界!そんな幻想的な初日の出を見られるスポットは、県内でもそうはありません。
そんな「鹿野山九十九谷展望公園」は、館山自動車道の君津インターからだと、25分ほどの場所にあります。
今週は、「千葉県の初日の出スポット」をテーマにご紹介しました。
お出かけになる場合は、その場の状況に合わせてマスクの着用や密にならないなど、基本的な感染対策をお願いします。
それでは皆さん、どうぞ良いお年を!!