2023/2/3 UP!
2月が近くなると、憂鬱な気分になるという方、毎年多いでしょうね。そう、もうすぐスギ花粉の飛散が本格的に始まる季節です。でも花粉シーズンだって、快適なカーライフを送りたいですよね。
そこで今週は、「おクルマの花粉対策」をテーマにお届けしたいと思います。
【花粉症は危険】1月30日(月)
まず、単に「花粉症」というと、軽く聞き流してしまう方、中にはいらっしゃるかもしれませんが、実はクルマの運転には大きな影響があります。
例えば、代表的な症状である目のかゆみが続いたら、運転自体に集中できませんよね。それに目をかいたりすれば、当然前を見づらくなります。また鼻水が出れば、対処するためにハンドルから片手を離さなければならないこともあるでしょう。
そして、特に危険なのがくしゃみです。
くしゃみが出る時って、どうしても目を閉じてしまいます。前兆から余韻まで入れると、全部で2、3秒ぐらいでしょうか。たったそれだけでも、時速60キロで走行していれば、およそ35メートルから50メートルも、前をほとんど見ないで走ることになってしまいます。さらに、くしゃみが出る時は、かなりの衝撃が体に加わります。そのため、運転中にハンドル操作を誤る可能性だってある訳です。
ということで、花粉症の症状が出ている時には、万一の事態に備えて、速度を落とし、車間距離を十分とって、いつも以上に安全運転を心がけてください。症状がひどい場合には、おクルマの利用を控えることも大事です。積極的に、検討するようにしてくださいね。
【クリーンエアフィルターの交換】1月31日(火)
花粉が多く飛んでいる日は、花粉症の方にとって、本当に憂鬱でイヤなもの。せめてクルマに乗っている時ぐらいは、快適に過ごしたいですよね。
そんな際、車内環境の改善に役立つのが、クリーンエアフィルターです。
クリーンエアフィルターとは、カーエアコンに取り付けられているフィルターのこと。外の空気を取り込んだり、室内の空気を循環させたりする時に、そこに含まれるホコリや花粉などをブロック。さらに、外から侵入する排気ガスのニオイやニオイのもとを、吸着する働きがあります。いわば、「エアコンのマスク」のような存在です。
しかし、汚れた空気が常に通過するため、使っているうちに、どうしても汚れが溜まっていきます。そして汚れがひどくなると、十分な空気が通過できなくなり、エアコンの効きもどんどん悪くなってしまいますので、定期的な交換は欠かせません。
最近のクリーンエアフィルターには、花粉除去や脱臭などに特に優れた効果を発揮する高性能タイプも増えています。花粉症にお悩みの方は、交換の際に、そうしたフィルターを選ぶのがオススメですよ。
本格的な花粉シーズンを前に、クリーンエアフィルターを交換したいという方は、ぜひお近くのカーディーラーにご相談くださいね!
【花粉を車内に持ち込まない】2月1日(水)
今日から2月。本格的な花粉シーズンが、まもなくやってきます。快適にクルマを運転するためには、やはり車内に花粉を持ち込まないのが、なにより肝心です。今朝はそのためのポイントを、いくつか取り上げてみましょう。
まず、クルマに乗り込む時には、洋服に付いている花粉を払い落としましょう。手ではたくだけでも、かなり違うそうですよ。この時、コロコロ転がす粘着クリーナーなど用意しておくと、より確実に花粉を取り除けるでしょう。
またその時、着ている洋服の素材もポイントです。ウールやフリース、ファーなど毛足が長めの生地は、どうしても花粉が付きやすくなります。綿をはじめ、ナイロンやポリエステルといった、表面が滑らかな素材がオススメです。
ただ、生地に静電気が発生すると、花粉が吸い寄せられてしまいます。
特に静電気が発生しやすいウールやポリエステルなどの洋服は、あらかじめ静電気防止スプレーを吹き付けておくと、花粉を落としやすくなりますよ。
ただし、いろいろ気をつけていても、花粉を完全にシャットアウトすることは難しいでしょう。そこで大切なのが、こまめな車内の掃除です。雑巾などで、水拭きすると花粉を取り除くことができます。特にダッシュボードの凹凸部分やエアコンの噴出し口、スイッチ、メーターパネルなど、花粉が溜まりやすいところは、丁寧に拭き取るようにしてくださいね。
【花粉症の薬に注意】2月2日(木)
花粉症でお悩みの方は、症状を抑えるために薬を飲んでいるケースが、多いと思います。
ただし花粉症の薬の中には、副作用で眠気を催すモノがあり、服用後にクルマの運転をしてはいけないタイプもあるので、十分気をつけなければいけません。
特に要注意なのが、抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬は、開発された時期によって、「第1世代」と「第2世代」があって、眠気などの副作用の出方が違っています。
眠気が出やすいのは、「第1世代」の抗ヒスタミン薬ですが、そうした薬の説明書には、服用後はクルマの運転を控えるように書かれていますので、事前によく確認しておきましょう。
一方、眠くなりにくいとされるのが「第2世代」で、薬の成分が脳に回りにくいため眠気が少ないんだそうです。そのため説明書を見ても、運転などについて、注意するような項目は書かれていません。ただ、「眠くなりにくい」と書かれた抗ヒスタミン薬でも、薬の性質上、眠気が全く起こらないとは言い切れないんです。
そこで、花粉症だけど、クルマを運転しなければいけない…という方は、ぜひお医者さんや薬剤師さんに相談してみてください。症状を和らげる他の薬を処方してくれるほか、対策についても教えてくれるはずですよ!
【花粉が付いたら早めに洗車】2月3日(金)
月曜日から、花粉症の方の運転対策について紹介してきましたが、実は花粉は、人間だけでなく、クルマにとっても厄介な存在なんです。
というのも、花粉がボディに付いたまま放置していると、塗装を傷める原因になってしまうことがあるんです。花粉って「粉(こな)」という字を書くため、サラサラしたものを想像する方が、多いと思います。ところが、降ってきたばかりは粉のような状態でも、雨などの水に触れると、外側の膜が割れて、中からペクチンというものが出てきます。このペクチンがベタベタした成分のため、ボディの表面にへばりつくと、それが花粉ジミの原因になってしまうんです。
しかも一度つくと、これがなかなか取れず、そのまま放っておくと、塗装面を浸食して、ダメージを与えることにもつながるんです。
それを防ぐためには、こまめな洗車がポイント!シミになる前であれば、簡単に花粉を落とすことができます。ただ、花粉が付く度に、何度も洗車するのは大変ですよね。そこで対策としては、ボディコートなどを塗っておくと、ダメージを軽減してくれ、落としやすくもなります。花粉が気になる方は、ぜひ試してみてくださいね!
今週は、「おクルマの花粉対策」をテーマにご紹介しました。