2023/2/17 UP!
まだまだ寒い日が続いていますが、暦の上では立春を過ぎ、日中の時間が徐々に長くなってきました。これから少しずつ、春らしくなっていくことでしょう。
そんな春を感じさせてくれるものの一つが、この時期、咲いている花々です。
そこで今週は「早春の花めぐり」をテーマに、千葉県内のお花の名所をピックアップしていきたいと思います。
【菜な畑ロード2023】2月13日(月)
まず今朝は、鴨川市の「菜な畑ロード2023」を、ご紹介しましょう。
千葉県の中でも、一足早く春が訪れる鴨川市の、市役所北側田園地帯に、毎年、1月上旬から3月上旬にかけて、広大な菜の花畑が出現します。それが「菜な畑ロード」です。
その面積は、なんとおよそ1万坪で、敷地いっぱいを彩る黄色い光景は、まさに春らんまん!開催期間中には、花摘みの体験もできます。
そして2月の日曜日には、菜の花畑の中で、ドクターイエローのミニトレインが運行されるほか鴨川市内のホテル宿泊券などが当たるフォトコンテストなど、イベントも盛りだくさんです!
そんな「菜な畑ロード」は、館山自動車道の君津インターからだと、房総スカイライン、鴨川有料道路を経由して、45分ほどの場所にあります。今年の開催は、3月5日・日曜日までです。
★菜な畑ロード公式サイトはこちら
【道の駅おおつの里・花倶楽部】2月14日(火)
二日目の今朝ピックアップするのは、南房総市にあります「道の駅おおつの里・花倶楽部(はなくらぶ)」です!
南房総の代表的な花を始め、四季折々の花とフルーツを栽培しているこちらの道の駅では、総面積4000坪のハウス内で、露地栽培やハウス栽培された豊富な種類の美しい花々を、心ゆくまで観賞することができます。それにお気に入りの花があれば、有料ですが、摘み取りも楽しむことができますよ!
例えばこの時期でしたら、ポピーや、キンギョソウ、スターチス、カーネーション、ストックなどなど。種類にもよりますが、だいたい5月のゴールデンウィークの頃まで、花摘みが楽しめるそうです。
またこちらには、「花の市場」というお花屋さんもあって、地元農家の方が丹精込めて育てた種類豊富な花々を購入し、全国に宅配してもらうこともできるそうですよ。さらに予約制で、フラワーアレンジメントやフラワーリースづくりなどを、体験することもできます!
そんな「道の駅 おおつの里 花倶楽部」は、富津館山道路の富浦インターから、5分ほどの場所にあります。
★おおつの里 花倶楽部 公式サイトはこちら
【坂田城跡・梅林】2月15日(水)
この時期、早春の訪れを告げる花といえば、梅の花を思い浮かべる方、多いかもしれませんね。千葉県内には、梅の名所がたくさんありますが、今朝はその中の一つ、横芝光町の「坂田城跡・梅林」を取り上げてみたいと思います。
15世紀中ごろに、千葉氏によって築城されたといわれる「坂田城」。その後、16世紀以降に井田氏一門が移り住むと、周辺はその城下町として発展していったそうです。県内でも有数の規模を誇る中世のお城で、現在も遊歩道を歩きながら、巨大な土塁や幅広い空堀を見ることができます。そんな坂田城跡にある梅林は、県内最大級!1000本もの梅の巨木が凛とした純白の花を咲かせる様子は、まさに圧巻です!
実は、こちらの梅の木、本来は観賞用ではなくて、農家の方が梅酒や加工品用に育てているもの。見ごろは例年、2月下旬から3月中旬にかけてで、見ごろ情報は、横芝光町の公式Twitterでも発信されます。そんな坂田城跡は、圏央道の松尾横芝インターからだと、10分ほどの場所にあります。
★坂田城跡 梅林について詳しくはこちら (横芝光町HP)
【鋸南町の頼朝桜】2月16日(木)
桜といえば、3月から4月に咲くソメイヨシノなどを思い浮かべる方、やっぱり多いかもしれませんね。でも千葉県には、ひと足早く2月に美しい桜が咲き誇るスポットもあるんです。今朝は、そんな早咲きの桜の名所の一つ、鋸南町をピックアップしたいと思います。
鋸南町の早咲きの桜は、「頼朝桜」と呼ばれています。頼朝というのは、もちろん去年大河ドラマでも注目された源頼朝のことです!その「頼朝桜」、品種としては、早咲きの桜として有名な河津桜なんだそうです。鋸南町は、頼朝が「石橋山の戦い」に敗れたあと、再起をはかった土地としても知られています。それにちなんで、「河津桜」を「頼朝桜」と呼んでいるんだそうです。
現在、鋸南町にはおよそ1万5000本の「頼朝桜」が植えられています。中でも佐久間ダム公園や、佐久間川沿い、そして保田川沿いは、観賞スポットになっていて、2月中旬から3月上旬にかけて、あでやかな濃いピンクの花を楽しむことができますよ。
そんな鋸南町は、富津館山道路の鋸南保田インターから、すぐの場所にあります。
★ 保田川頼朝桜の情報はこちらから (保田川頼朝桜の里づくり実行委員会Facebook)
【白子町のしらこ桜】2月17日(金)
昨日、鋸南町の早咲きの桜「頼朝桜」についてご紹介しましたが、最終日の今朝はもう一つ、
千葉県内で楽しめる早咲きの桜をピックアップしたいと思います。それが白子町の「しらこ桜」です!
このしらこ桜、頼朝桜と同じく、静岡県河津町がルーツの「河津桜」と呼ばれる品種です。例年2月中旬から咲き始め3月上旬にかけて見頃となります。ソメイヨシノより濃いピンクの花を咲かせますよ。この「白子町のしらこ桜」今から約30年前に、町内の宿泊業者でつくる「白子スポーツ振興ホテル組合」が河津町から原木を分けてもらい植樹したのが始まりなんだそうです。
中里海岸通りに沿って、500本ほどのしらこ桜が植えられていて、遊歩道を歩きながら、あでやかな花を楽しむことができますよ。
そんな白子町へは、九十九里有料道路の、白子インターを降りれば到着です!
★ しらこ桜の情報はこちらから (白子町観光協会facebook)
なお、お花見に出かける場合は、その場の状況や指示に合わせた感染対策をお願いします!