2023/3/31 UP!
早いもので、今週末には4月になりますね!
ポカポカと暖かく、新年度を迎えるこの季節、クルマの運転では、いろいろ気をつけたいポイントがあるものです。
そこで今週は、「春の運転のポイント」をテーマに、さまざまな注意点を取り上げていきたいと思います。
【新入生に注意】3月27日(月)
4月になると、街なかでよく目にするようになるのが、ピカピカのランドセルを背負った、新小学1年生ですね。そうした1年生を見かけた時は、その動きに十分注意を払わなければいけません。
これまで大人と一緒に行動することが多かった、新入生たち。それが、小学校に上がると、急に子供たちだけで行動する機会が増えます。しかし、みんなまだ交通ルールに不慣れで、交通安全の教育も、まだまだ十分とは言えないでしょう。
特に注意しなければいけないのが、飛び出しです。子どもたちは、興味のあるものを見つけたり、道路の反対側から友達に呼ばれたりすると、急に飛び出してくることがあります。
そこで登下校時の通学路や、公園の周辺など、子どもが多い場所を通行する場合は要注意!特に子供たちは、大人に比べて視野が狭いといわれていますので、クルマの接近に気づかないことも多いんです。
そんな子供たちの近くを通行する場合は、「クルマに気づいていないかもしれない・・・」と考えて、スピードを落とし、十分に距離をとりつつ、その動きに細心の注意を払いながら通行しましょう。
そして見通しの悪い交差点などでは、十分な安全確認を徹底するようお願いします!
【初心者ドライバーへの気遣い】3月28日(火)
さて年度が替わる春は、就職や進学などもあって、新人ドライバーが街なかに増えるシーズンです。「初心者マーク」をつけたクルマを見かけることも多いでしょう。当然彼らは、まだ運転に不慣れですから、ベテランドライバーからすると、予測できない動きをしたり、必要以上にスピードが遅いと感じたりすることが、あるかもしれません。
でも、そこでイライラして、無理な追越しをしたり、クラクションを激しく鳴らしたり・・・、そんな、新人ドライバーを怖がらせるような運転をするのは、くれぐれもやめましょうね!
そもそも初心者マークを付けているクルマに対して、周囲のクルマは、配慮してあげることが法律によって義務付けられています。具体的には、割り込みや無理な幅寄せをするなどの行為が、禁止されているんです。違反した場合、普通車の場合、違反点数1点、反則金6000円が科せられます。
しかしそうした法律以前に、ベテランドライバーの方々は、自分たちが免許を取ったばかりの頃を思い出してみてください。きっと、「自分にもこういう時があったなぁ」と思い当たることがあるはずです。そんな時に、クラクションを激しく鳴らされたり、威圧的な運転をされたりしたら、動揺して、まともな運転どころではなくなってしまいますよね。
ということで、路上で初心者マークを付けたドライバーを見かけたら、ぜひスペースを空けたり、スピードを抑えたりして、そのクルマが走りやすい環境を作ってあげるようにしましょう。それが、先輩ドライバーとしての思いやりであり、大切な務めですよ!
【春の強風に注意】3月29日(水)
春の天気といえば、ポカポカ暖かい穏やかなイメージがあるかもしれませんね。
でも実際には、「春の嵐」という言葉がある通り、低気圧が急速に発達して、暴風や猛吹雪などが発生しやすい季節です。特に、千葉県など南関東では、この強い風に十分注意しなければいけません。
クルマの運転で、強風そのものが直接事故の原因になることは、それほど多くはありませんが、強風に驚いて運転操作を誤ることで、交通事故につながるケースがあります。
例えば、強風でクルマがふらついた時、驚いて急ハンドルを切ったりすると、車線を逸脱したり、場合によっては横転したりする危険性もあるでしょう。
そこで風の強い日には、ハンドルをしっかりと握って運転するようにしましょう。そして速度が速ければ速いほど、車体が回転する遠心力が強く働いてしまい、横滑りして、車線を外れる危険性が高くなります。まずは速度を落として運転することが、何より重要です。
特に橋の上や、海岸沿い、トンネルの出口付近、山間部や切り通し、ビルの谷間などは、急に強く風が吹くことがあるので要注意です。そしてあまりに風の強い日には、無理をせず、運転を見合わせることも検討しましょう。
【居眠り運転に注意】3月30日(木)
春というと、「春眠暁を覚えず」という言葉がある通り、気候が良くて、皆さんもついウトウトしてしまいませんか?ただ、それが運転中となると、そんなのんびりしたことは言っていられません。居眠り運転は、重大な事故の原因になりかねない危険な行為です。
では、そんな居眠り運転を防止するためには、どんなことに気をつけたらいいんでしょうか?
まず何より大切なのが、日頃からの十分な睡眠です。「睡眠不足は飲酒運転に匹敵するほど危険」と言われるほど、事故のリスクが高くなります。睡眠時間が何時間あれば十分かは、個人差があるためハッキリとは言えませんが、6、7時間の睡眠をとるのが望ましいようです。
でも、しっかり睡眠をとっても、人間は生体リズムの影響で、眠気が強まる時間帯があるといいます。
それが午前2時から4時と、午後2時から4時。そうした眠気を強く感じた時に、我慢して運転するのは大変危険です。
対策としては、パーキングエリアなど安全な場所で、15分から30分程度の短い仮眠を取るのが効果的だそうです。ただ30分以上寝てしまうと、今度は寝ぼけた状態になってしまうので、注意しましょう。仮眠の前にコーヒーなどでカフェインを摂取すると、15分ほどで眠気を抑える効果が表れるので、より目を覚ます効果が高くなるそうですよ。
ただし起きてすぐは、頭がぼんやりしているので、クルマの外に出て軽く体を動かすなどして、目を覚ましてから出発するようにしてくださいね。
【お花見に注意】3月31日(金)
コロナ禍で、ここ3年ほどお花見を自粛した人、多かったと思いますが、今年はたくさんの人が、楽しんでいるかもしれませんね。でも、安全運転に関して言えば、お花見は、いろいろ注意しなければなりません。
まず、桜の名所をクルマで通りかかると、つい花に目を奪われて、わき見運転をしてしまいがちです。すると、お花見に来た歩行者などとの事故につながる可能性があるので、注意が必要です。
特に公園などの近くでは、昼間からお酒を飲んだ人がいるかもしれません。飲み過ぎて、急に道路に出てくる場合も考えられますので、しっかり前方を確認して運転しましょう。また、足取りのおぼつかない人がいたら、十分な距離を取り、その動きに意識を向けるようにしてくださいね。
そして当然のことながら、ドライバーさんは、お花見で絶対にお酒を飲んではいけませんよ!もちろん周囲の人も、ドライバーさんにお酒をすすめるのは絶対NGです!
楽しいお花見の席が、人生を狂わす悲しい結果とならないよう、どなたも十分お気をつけくださいね!
今週は、「春の運転のポイント」をテーマにご紹介しました。