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◆ ウィンカーを正しく使う

2023/4/21 UP!

運転中、右折や左折をする時などに出すものと言えば・・・そう、ウインカーですよね。でも町なかを見ていると、ウインカーの使い方のおかしいクルマが、とても多いんです。そこで今週は、「ウインカーを正しく使う」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。

【ウインカーの出し方の基本】4月17日(月)

まずは、ウインカーの出し方の基本について、改めて確認しておきましょう!

道路上を走るクルマの中には、ウインカーを出しても、曲がり始める寸前に1、2回だけ出したり、また、曲がり始めてからウインカーを出すクルマなんかも見かけます。しかし、道路交通法で定められたルールでは、右折や左折をする場合は、交差点などの30メートル手前、車線変更など、進路変更する場合は、その3秒前が、ウインカーを出すタイミングとされています。

ウインカーを適切に出さなければいけないのは、ウインカーがドライバーの意思を周りのクルマや歩行者などに伝える大切なアイテムだからです。

例えば、走行中にウインカーを出すことで、後続車に「これから曲がるためにブレーキを踏みます」という行為を、予測させることができますよね。ところが、ブレーキを踏んでからウインカーを出したのでは、後続車は前のクルマが減速するなんて思いもしませんから、下手をすると追突事故につながる可能性もある訳です。

みなさんのウインカーの出し方一つが、事故防止につながること、くれぐれも忘れないでくださいね。≪

【右左折する時のウインカーの出し方】4月18日(火)

今週は、「ウインカーを正しく使う」をテーマにお送りしています。

きのう、ウインカーの使い方について、右折や左折をする場合は、交差点などの30メートル手前、車線変更など、進路変更する場合は、その3秒前が、ウインカーを出すタイミングとお伝えしました。今朝はそのルールについて、もう少し詳しくお話したいと思います。

まず、車線変更の3秒前にウインカーを出すというのは、みなさん理解しやすいと思いますが、同じ車線の中でも、大きく進路が変わるようなケースでは、前もって、このルールを守らなければいけません。例えば、左折をする前には、巻き込み防止のため、道路のできるだけ左端に寄せることになっていますよね。この左端に寄せる行為も、進路変更に当たるので、車線が同じだとしても、3秒前にウインカーを出さなければいけないんです。そして左折する地点の30メートル手前で左のウインカーを出さなければいけないのはお伝えした通り。

つまり、交差点などで左折する場合は、進路変更を始める3秒前、プラス、左折する30メートルの間は、ずっとウインカーをつけておく必要がある訳です。もちろん、交差点を右折するとき、できるだけ道路の中央に寄ってから、右折する時も同じです。

いかがでしょう?路上で見かけるクルマのウインカーを出すタイミングが、いかに遅いかということが、改めて分かると思います。みなさんも早めの合図、心がけてくださいね!

【あおりハンドルはウインカーも出せない】4月19日(水)

「ウインカーを正しく使う」がテーマですが、時々、ウインカーを出さずに、交差点などを右折や左折するクルマを見かけることがありますが、その原因になりかねない、危険な運転があります。それが、いわゆる「あおりハンドル」です。

最近は、「あおり運転」という言葉を耳にする機会も多いと思いますが、みなさんは、「あおりハンドル」をご存知でしょうか?

これは、左折する時に、ハンドルを一旦右に切ってから、左折するという行為を指します。これは迷惑で危険な運転の一つとされ、自動車教習所では「絶対にやってはいけない」と習うはずです。しかし日々の道路上では、意外と多くのクルマが、この「あおりハンドル」をしているのを見かけます。

後続車や周囲のクルマからすれば、左に曲がると思ったクルマが、急に右に曲がるというフェイントのような運転なので、一瞬驚きますし、非常に迷惑でもありますよね。特に、道路の左端を走っている原付きバイクなどにとっては、危険行為以外の何ものでもありません。

しかも「あおりハンドル」をするクルマは、ウインカーを出さないで左折するケースが多いんです。たしかに、一旦ハンドルを右に切った後で左折するため、あらかじめ左にウインカーを出していても、途中で切れてしまうんでしょうね。

ルール違反の上に危険な「あおりハンドル」、これがクセになっている人は、ぜひ改めるようにしてくださいね。

【ハイフラッシャーについて】4月20日(木)

ウインカーを正しく使用するためには、云うまでもなく、ウインカーが正しく作動することが前提です。しかし走行中、ウインカーのバルブが、切れてしまう可能性だって、もちろんあります。

そんなウインカーの異常を、運転中のドライバーはどのように知ったらいいんでしょうか?実はクルマには、そのことに気づかせてくれる仕組みがあります。それが、「ハイフラッシャー」、略して「ハイフラ」です。これは、ウインカーのライトのバルブが玉切れした時に発生する現象なんです。

どんな現象かといいますと、通常、ゆっくり点滅するウインカーが、ものすごく速いスピードで点滅するようになります。例えば、左前のウインカー・バルブが切れた場合、右のウインカーは通常のままですが、左の後ろのウインカーの点滅が速くなります。

もちろん、メーターパネルの中の方向指示表示灯の点滅も速くなりますので、運転席に座っていても、ウインカーに異常があったことがすぐに分かります。

ハイフラッシャーが表れたら、すぐにウインカーのバルブを点検してください。そしてバルブが切れていたら、そのまま放置してはいけませんよ。速やかにお近くのカーディーラーなどで、交換してもらってくださいね。

【ウインカーが故障したら】4月21日(金)

ウインカーのバルブが切れた場合に起きる「ハイフラッシャー」についてご紹介しましたが、その他にも、ウインカーのヒューズが切れたり、ウインカーリレーの故障、接触不良などが起きたりすると、ウインカーが使えなくなる可能性があります。

運転中、そんなトラブルが発生したら、みなさんはどうしますか?

周囲に対して何の合図もしないで右左折などするのは大変危険ですし、もちろん交通違反です。そんな時に、思い出して欲しいのが、「手信号」です。

教習所でも習うはずですが、覚えていない人も多いと思います。そこで今朝は、右ハンドルのクルマを例に、手信号のやり方をおさらいしておきましょう。

まず右折をする時は、窓から外に右腕を出して、水平に真っすぐ伸ばします。反対に左折する時は、窓から外へ右腕を出して垂直に曲げ、てのひらを左の方向に向けます。もちろん、合図を出すタイミングはウインカーと同じで、右左折する場合は、曲がる地点の30メートル手前から。進路変更する場合は3秒前からです。左ハンドルの場合は、左右が逆になります。

みなさんも、いざという時の手信号、改めて確認しておいてくださいね。

「ウインカーを正しく使う」を正しく知って、楽しいドライブを!

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