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◆ 子供を守るチャイルドシート

2023/9/1 UP!

お子さんのいるご家庭では、おクルマに乗る時、もちろんチャイルドシートを利用されていると思います。チャイルドシートは、万一の事故の時に、お子さんの命を守る、いわば安全装置です。

そこで今週は、「子供を守るチャイルドシート」をテーマに、さまざまなポイントをご紹介していきたいと思います。

【子供の命を守るチャイルドシート】8月28日(月)

ところでみなさんは、チャイルドシートの着用率って、どのぐらいだと思いますか?

警察庁とJAF・日本自動車連盟が、去年の4月22日から6月30日までに、合同で行った「チャイルドシート使用状況」の全国調査があります。その結果によりますと、全国平均の使用率は74.5%で、2019年に行われた前回の調査に比べて4ポイント増えていました。この使用率は、年々増加傾向が続いているそうです。

では、チャイルドシートを使用していれば、どれぐらい子供の安全を守ることができるんでしょうか?

6歳未満の子供がクルマに乗っている時、チャイルドシートを使っていたかどうかで、「事故の際の致死率」がどのぐらい違うかを調べたデータがあります。平成30年から令和4年までの合計で見てみると、なんとチャイルドシートを使っていない場合、適正使用者より、なんと4.6倍も致死率が高いそうなんです。

かけがえのない小さな命を守るのに、いかにチャイルドシートが大切か分かりますよね。お子さんのいるみなさん、チャイルドシートは必ず使用してくださいね!

【適切な取り付けと着座】8月29日(火)

チャイルドシートの全国平均の使用率が、74.5%だったというお話をしましたが、ただ使っているとは言っても、それだけでは十分ではありません。その効果を発揮するためには、適切な方法で取り付け、お子さんを正しく座らせることが肝心です。

しかし実際のところ、不具合は多く、取り付けられたチャイルドシートのうち、適切な取り付けが出来ていた割合は65.2%、そして適切に座らせることができていた割合は、半分以下の49.5%だったそうです。これでは、せっかく用意したチャイルドシートがもったいないですよね!

正しい取り付け方、座らせ方は、製品によっても違いはありますが、多くの製品にも共通する、大事なポイントがあります。

まず、取り付けたチャイルドシートがグラグラしていませんか?これは最も多い、間違った取り付け方です。体重をかけてシートベルトのゆるみを取り、しっかりと据え付けるようにしましょう。

さらに、シートベルトを通す場所の間違いもよく見られます。取扱説明書をよく確認して、正しく通してくださいね。そして座らせ方ですが、子供用ベルトを緩めにしている場合が、多いようです。それでは実際の事故の時、大変危険です。

また、子供用ベルトの高さが低すぎる例もよく見られます。これは小さい頃に合わせて、そのままにしているケースがあるようで、お子さんの成長に合わせて調節するようお願いします。

ということで、今一度、取扱説明書をよく確認して、正しく取り付けるとともに、お子さんを正しく座らせてあげてくださいね!

【チャイルドシートをどこに取り付けるか?】8月30日(水)

チャイルドシートの正しい取り付け方と、着座の仕方について取り上げましたが、取り付ける時には、
「車内のどこに取り付けるか!?」ということも、とても重要なんです!

まず、避けて欲しい場所があります。それは助手席です。

というのも、最近はほとんどのクルマに、助手席にもエアバッグが装備されています。エアバッグって、ふわふわした風船のように思っている人もいるようですが、実際に開く時には、ものすごい勢いで開くんです。しかも助手席のエアバッグは、運転席のモノより大きめ。そこにチャイルドシートを取り付けていると、お子さんがエアバッグとチャイルドシートで挟まれ、重大な事態に陥る危険性があるんです。ということで、助手席へのチャイルドシートの取り付けは、お子さんの安全のために、決してオススメできません。

続いて、後部座席の中央です。

こちらは前後左右からの衝突では、衝撃が届きづらい場所ではありますが、シートの形状やシートベルトの方式から、しっかり取り付けられないことがほとんどです。

ということで、クルマのタイプや乗車する人数にもよりますが、オススメの設置場所は、後部座席の助手席または運転席の後ろです。詳しくは、おクルマやチャイルドシートの取り扱い説明書を、よくご確認くださいね。

【だっこはダメ?】8月31日(木)

町なかを見ていると、時々、小さなお子さんをチャイルドシートではなくて、お母さんなどが車内で抱っこしているのを見かけることがあります。ひょっとしたら、チャイルドシートに座るのをお子さんが嫌がるので、抱っこをしてあげているのかもしれませんね。そして、小さいお子さん程度なら、事故などがあっても、十分抱きとめられると思っているのかもしれません。

でもそれでは、もしも交通事故が起きたとき、大切なお子さんを守ることはできないんです。

例えば、こんなデータがあります。

時速40キロで壁に正面衝突した場合、ぶつかる瞬間に体重5.5キロの赤ちゃんが、なんと110キロもの重さになってしまうというんです。急激に飛び出す重さ110キロのものを、みなさんはしっかり抱きとめておくことができますか?それに、きのうも助手席のエアバッグのお話を紹介しましたが、助手席で抱っこしていたら、事故によってエアバッグが展開すると、その爆発的な衝撃で、お子さんが致命傷を負う可能性もあるんです。

ということで、クルマで万一事故にあった時、お子さんの命を守れるものは、チャイルドシート以外にありません。ご家族のみなさん、ぜひ正しく、そして確実に装着するようにしてくださいね。

【ジュニアシートも大切】9月1日(金)

今週は、「子供を守るチャイルドシート」がテーマです。

6歳未満のお子さんは、クルマに乗る際、必ずチャイルドシートを使用するのがルールです。
では、6歳の誕生日を迎えれば、チャイルドシートは使わなくていいのでしょうか?

もちろん、そんな訳はありませんよね。

そもそも、クルマに乗っている人は全員、シートベルトを使用することが義務付けられています。
でも、この大人用のシートベルト、身長が140センチ程度から安全に使えるように設計されているんです。では、身長が140センチ未満の子供の場合はどうしたら良いでしょうか?そこで欠かせないのが、シートベルトを子供の体に合わせて、安全に使用できるように調整する学童用のチャイルドシート、いわゆる「ジュニアシート」です。

ジュニアシートには、背もたれが付いたタイプと、ブースタータイプと呼ばれる座面だけのモノの2種類があります。ブースタータイプは、ベルトによるお腹の圧迫を防いでくれますが、体格によっては、肩ベルトが首にかかってしまう可能性があります。その点、背もたれ付きには、シートベルトを適切な位置に調整するガイドが付いているので、背もたれ付きを選べば、なにかと便利ですね。

大切なお子さんの安全を守るため、6歳になっても、大人用のシートベルトがフィットするまでは、ジュニアシートを使用しましょう!

今週は、「子供を守るチャイルドシート」をテーマにご紹介しました。
内容は、ベイエフエムのホームぺージや、
ラジコのタイムフリーでも確認できます。
ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね!

≪  後CM 40秒  ≫

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