2023/11/24 UP!
暖かかった今年の秋。
12月まであと十日にせまり、やっと秋が深まって来た・・・と感じるようになりましたね。
ところで、クルマの運転でいえば、秋だからこそ、気を付けたいポイントがいろいろあります。
そこで今週は、「秋の落とし穴」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきましょう!
【落ち葉や枯草での火災に注意】11月20日(月)
まず、これからの季節、おクルマでお出かけした時には、ちょっと気を付けて欲しいことがあるんです。それが、車両火災です!
秋とクルマの火災に、どんな関係があるの?と思う方、ひょっとしていらっしゃるかもしれませんね。そのポイントとなるのが、季節が進むこれからの時期、目立つようになる落ち葉や枯草です。実は、こうした落ち葉や枯草が、何かのはずみで、ボンネットのすきまなどからエンジンルームへと入り込み、火が出てしまうことがあるんです。
また停車した場所によっては、高温の排気管に落ち葉や枯草がふれたり、また排気管の近くに落ち葉などがあるだけで、アイドリングを続けているうちに火が付く可能性があります。この時期、お出かけになる際は、行楽地に限らず街なかでも、未舗装の道や落ち葉が降り積もった場所などにクルマを停める時は、十分注意するようにしてくださいね。
【落ち葉は滑りやすい】11月21日(火)
きのうは、落ち葉や枯草が、クルマの排気管などに触れると、火災が発生する可能性がある、というお話をしました。実は落ち葉には、他にも注意したいポイントがあるんです。
落ち葉は、1枚・2枚くらいではそれほど問題ありませんが、道路に降り積もった状態になると、ちょっとした厄介者になることがあります。というのも、濡れた落ち葉をタイヤで踏むと、スリップしてしまう危険性があるんです。
多くの植物の葉の表面には、ワックスのような油を含む「クチクラ層」と呼ばれる層があります。それは、植物にとっては乾燥から守ってくれる、大切な働きをしているものなんですが、一旦水に濡れると分解され、それが表面に浮き出して滑りやすくなってしまうんです。
条件にもよりますが、その滑りやすさは、凍結した道路や雪道に近いとさえいわれています。
そこでクルマを運転中、前方に落ち葉が積もった場所を見かけたら、なるべく落ち葉を踏まないように走行しましょう。それが難しい場合は、スピードを落とし、ハンドル操作やブレーキ操作は控えて、慎重に通行するよう心掛けてくださいね。決して、たかが落ち葉と軽く考えず、くれぐれも、安易に突っ込むようなことのないようにしましょう!
【野生動物との事故に注意】11月22日(水)
秋の運転で、山あいやその付近を通行している時、特に注意しなくてはいけないのが、野生動物との交通事故です。
今年、全国各地でクマの出没が頻発したように、寒い冬に備えて食料を探しまわったり、繁殖期に入ったりと、秋は、多くの動物が活発に動き回る季節です。その傾向は、10月から12月にピークを迎えます。中でも、日没から日の出までの夜間は、動物たちが活発に動き回りますし、視界も悪くなるので、十分な注意が必要です。
そこで、「動物注意」と書かれた黄色いひし形の標識が出ているような地域では、早めのヘッドライトの点灯を心がけましょう。野生動物は、照明が当たると目が光りますので、より発見しやすくなります。
また、もし野生動物が飛び出してきたときなど、慌てて急ハンドルを切るのは、可能な範囲で避けてください。山道は狭いので、斜面やガードレールに衝突したり、道路から転落したりと、かえって危険な場合があります。
そんな状況では、まず動物を発見したら、ブレーキを踏むのが最優先です。少しでもスピードが落ちれば、動物が避けてくれる可能性があります。万一衝突したとしても、スピードが落ちていれば被害を減らすこともできるでしょう。そして、急な飛び出しにも対応できるよう、あらかじめスピードを落として走行することも大切ですよ!
【濃霧の発生に注意】11月23日(木・祝)
ところで、秋から初冬にかけては、霧が多くなるということ、みなさんもご存知ではないでしょうか?
秋に多いのが、移動性高気圧に覆われて天気のいい日、放射冷却によって、気温が低下し、地表近くに発生する「放射霧(ほうしゃぎり)」と呼ばれる霧です。特に、風の弱い盆地などでよく見られます。クルマを走らせていて、もしそんな濃い霧に出くわしたら、みなさんはどんなことに気を付けて運転しますか?今朝は、そうしたポイントをチェックしてみたいと思います。
まず大切なのは、スピードを十分に落とし、前の車との車間距離をしっかりとることです。
そして視界を確保するため、ヘッドライトを点灯しましょう。ただし、遠くまで照らしたいからと、ヘッドライトをハイビームにすると、光が乱反射して、余計前を見づらくなるので注意してくださいね。
フォグランプを装備しているなら、そちらも点灯しましょう。
ただ、霧の中で、いつものように前を見て運転しようとすると、自分のクルマが、車線のどこを走っているか分からなくなることがあります。;そこで、道路上の白線やガードレール上の反射板など、近くのものへも視線を置きながら、徐行して走るようにしましょう。
あまりに霧が深い場合は、無理して運転を続けるのは大変危険です。
一般道なら駐車場、高速道路であればサービスエリアなど、安全な場所にクルマを停めて、様子を見るようにします。ただし、路肩や道路脇などに停車すると、後続車に追突される危険性が高くなるのでやめてくださいね。
【カーナビの地図ソフト更新】11月24日(金)
「秋の落とし穴」をテーマにお送りしてきた、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
夏から秋にかけて気温が高かった今年は、全国的に紅葉が遅れ気味。まだまだモミジ狩りなどを楽しみに、遠くまでお出かけを予定されている方、多いことでしょう。そんな時、知らない土地を運転するなら、やっぱりカーナビが欠かせないですよね。ただ、そんな頼みの綱のカーナビですが、みなさんのナビは、ちゃんと正しく表示されていますか?
最近できた新しい施設を検索しても、見つからなかったり、道路を走っているはずなのに、カーナビの画面の中では、田んぼの真ん中を走っているように表示されたり・・・。もし、そんな状態になっていたらカーナビの地図ソフトが古くなっている証拠。なるべく早く、地図ソフトを更新することをお勧めします。
地図ソフトが新しくなれば、最新の道路を利用した、効率のいい道案内をしてくれます。また登録されている電話帳も新しくなるので、目的地の検索も簡単ですね。毎年11月は、新しい地図ソフトが多くリリースされる時期です。まさに今こそが、更新には絶好のタイミング。どうぞお気軽に、お近くのカーディーラーへお問い合わせください!
今週は、「秋の落とし穴」をテーマにご紹介しました。