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◆ 冬場の高速道路で注意すること

2023/12/29 UP!

いよいよ今年も、押し詰まってきましたね。この年末年始、みなさんはどのように過ごされるご予定ですか?中には、帰省や旅行、レジャーなどを目的に、高速道路で遠出されるという方も、たくさんいらっしゃるでしょう。でも、冬場の高速道路って、突然雪が降るなど、普段とは違った問題も起こりがちですよね。寒冷地の運転に慣れている方ならまだしも、慣れていない方にとっては、いろいろな注意しなければいけないことがあるものです。

そこで、年内最後のテーマとなる今週は、「冬場の高速道路で注意すること」を取り上げ、さまざまなポイントをご紹介していきたいと思います。

【冬の高速道路で欠かせない準備】12月25日(月)

先週の「クルマの冬支度」の中でも触れましたが、まず何といっても大切なのが、冬用タイヤなどの用意ですね。冬用タイヤを履いていれば、余ほどのことがない限り、雪が降ってもだいだいの場所は通行することができます。冬用タイヤでない方は、タイヤチェーンの用意をお忘れなく。

ただ、冬用タイヤを履いていても、走行できないケースがあります。それは「大雪特別警報」や「大雪に対する緊急発表」が出されるような、異例の大雪が降った時です。そんな時には、4輪すべてが冬用タイヤであっても、チェーンを装着しないと走行できない、「チェーン規制」がおこなわれることがあります。

そのため、冬の高速道路、特に寒冷地をドライブするような時は、冬用タイヤの装備はもちろん、必ずチェーンを携行してくださいね。

【高速道路で凍結に気をつけたい場所】12月26日(火)

「冬場の高速道路で注意すること」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

冬場、高速道路で特に注意したいのが、スリップの危険性のある、凍結しやすい場所です。高速道路は、その特性上、どうしても凍結が発生しやすい場所があります。二日目の今朝は、その辺りをチェックしておきましょう。

まずその一つと言えるのが、橋や陸橋の上です。下も空中なので、風通しが良く、冷えやすい。それに、道路が地上と接していないので、地面からの熱の影響も受けず、凍結しやすいんです。

また、高速道路に多いトンネルの出入り口付近も要注意ポイントです。トンネルの出入り口も、強い風に吹かれやすく、日陰になっていることも多いため、凍結しやすくなります。さらにトンネルの中は、路面が乾いているので、ついスピードを出しがちです。しかしそのままのスピードでトンネルを出ると、急に路面の状態が変化し、スリップする恐れがあるので十分気を付けましょう。

そして高速道路は、山あいを通る区間が多いので、日陰になっている所が少なくありません。そうした場所は、雪や氷が溶けにくく、アイスバーンになっていることもあるので気を付けてください!

加えて、滑りやすい冬場の路面では、スピードの出し過ぎは非常に危険です。特に長い下り坂は、知らないうちにスピードが出てしまうので、スピードと、前のクルマとの車間距離には十分注意しましょう!

【路面の状況は時間と共に変わる】12月27日(水)

きのうは、高速道路で特に凍結しやすい場所について、ピックアップしましたが、凍結については、時間の経過による変化にも、注意を払わなければいけません。

例えば、要注意なのが朝晩の時間帯です。

昼間は、路面が濡れているだけの状態の場所でも、夜になって気温が下がると、凍結する可能性があります。「昼間は大丈夫だったから・・・」と過信することなく、同じ場所でも、夜間などは十分に気を付けて通行してくださいね。

そして積雪がある場合も、その路面の状況は、刻々と変化します。まず、積もった雪が踏み固められてできる「圧雪」は、雪が積もったばかりよりも、滑りやすくなるので注意しましょう。

一方、気温が高い時には、降った雪が溶けて水分を多く含んだシャーベット状態になります。この状態では、溶けかけた雪にハンドルが取られて、やはり滑りやすくなるので、慎重に運転するようにしてくださいね。

また、雪が溶けた水が再び凍ると、さらに滑りやすいアイスバーンと呼ばれる状態になります。中でも注意しなければいけないのが、道路表面に薄い氷が張って黒く見える、「ブラックアイスバーン」です。このブラックアイスバーンは、一見すると、路面が濡れて黒くなっているだけに見えるため、凍っていることに気が付かないことが多いんです。そのため、路面が黒く見える時には、「凍結しているかも!?」と考え、細心の注意を払って通行してくださいね!

【除雪車は追い越さない】12月28日(木)

「冬場の高速道路で注意すること」をテーマに、今週はお送りしています。ところで、寒冷地の高速道路を走行していると、出くわすことがあるのが、除雪車です。首都圏では、あまりお目にかかれないと思いますが、道路の雪を取り除き、凍結しないように凍結防止剤を散布するなどの作業を行っています。

そんな除雪車ですが、数台で斜めに並んで車線をふさいだり、時速50キロ以下の低速で走行したりしていて、出会えば、やきもきすることがあるかもしれませんね。でも、作業中の除雪車は、なるべく追い越さないようにした方がいいでしょう。

というのも、除雪車が巻き上げた雪や、凍結防止剤が飛んで来て、ボディに当たることがあるんです。そして凍結防止剤がボディに付着すると、サビの原因になることもあります。また作業中の除雪車の周りは、雪が舞って視界が悪くなっていますし、追い越した先は、路面状況が急に変化するので、うかつに追い越すのは危険です。

ということで、追い越しや追い抜きはせず、車間距離を十分に取って、除雪車などの後を走行した方が無難です。ちなみに除雪車は、一定時間ごとに作業を中断して、後続のクルマが走行できるよう、道路脇の退避場所などに避けてくれることがあります。その時は、安全に十分気を付けて、追い抜くようにしましょうね。

【情報収集をしっかりと】12月29日(金)

冬場、特に雪道の高速道路を走行する時には、事前の情報収集がとても大切です。天気予報や、交通情報などはもちろん、ネクスコなど道路管理者のホームページやSNSでは、大雪に関する情報や、通行止めの予想される区間などが案内されていますので、お出かけ前に必ずチェックするようにしましょうね。

そしてお出かけ中も、こまめに情報を収集することが大切です。インターチェンジの手前や、料金所入口、高速道路上にある「情報版」では、交通情報などがお知らせされています。また、AMラジオで聞くことができる「ハイウェイラジオ」でも、5分ごとに更新された多くの情報が得られますので、積極的に活用して欲しいですね。

さらに、サービスエリアに設置してある「ハイウェイ情報ターミナル」でも、目的地までの交通情報や所用時間などが、分かりやすく表示されています。情報収集を怠らず、ゆとりを持った計画を立て、状況が悪くなった場合には、計画を見直すなど、より安全でゆとりあるドライブをお願いします!

今週は、「冬場の高速道路で注意すること」をテーマにご紹介しました。ぜひチェックして、年末年始のワンダフルなドライブ、どうぞ楽しんでくださいね!

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