2024/4/5 UP!
きょうから4月!この先は暖かい日が多くなり、外出しやすくなる季節です。
また、進学や引っ越しなどによって環境が変わり、慣れない場所を運転したり、歩いたりする方もいらっしゃるでしょう。そんな春は、交通事故に注意しなければいけません。
そこで今週は、「春の運転の注意点」をテーマに、お送りしていきたいと思います。
【こどもを事故から守る】4月1日(月)
まず、今週土曜日・6日から15日・月曜日までの10日間、「春の全国交通安全運動」が行われます。運動の重点として、千葉県で筆頭に挙げられているのが、「こどもの交通安全」に関する項目です。
もうすぐ、新しい小学1年生が入学してきますが、1年生にとっては、道路は危険がいっぱいです。 というのも、警察庁が2018年から2022年に起きた交通事故の分析を行っているんですが、それを学年別にみますと、小学1年生の死者や重傷者数は、6年生に比べると、およそ3.2倍も多く、死者にしぼると10倍に上るといいます。
これまで一人で外出することが、ほぼなかった新1年生。しかし入学後は、その行動範囲は急速に広がります。
そんな、まだ登下校に不慣れな彼らを見かけたら、まずは クルマに気づいていないかもしれないと考えて、スピードを落としましょう。そして、その横を通過する時には、十分な間隔をあけ一時停止するなど、配慮してあげることが大切です。
また通学路や住宅街などでは、子供が急に飛び出してくることがあります。見通しの悪い交差点などでは、特に要注意です!こどもが道路を横断しようとしている時は、安全に横断できるよう一時停止するとともに、渡り切るのを確認してから、発進するようにしてくださいね!
【初心者ドライバーに注意】4月2日(火)
今週は、「春の運転の注意点」をテーマにお送りしています。
この時期は、新社会人や転勤された方、さらに学生さんたちが、新たな生活に合わせて、免許を取ったり、クルマを買ったり、また、他の街から引っ越して来たりしますよね。その結果、付近の道路に慣れていないドライバーさんや、運転そのものに慣れていない人が、路上に多くなるのは仕方ありません。
でも、みなさんはそうした不慣れな運転を見て、イライラしたり、クラクションを激しく鳴らしたりしていませんか?もちろん、あおり運転したりするなんて、もってのほか!絶対にやってはいけませんよ。
まず、初心者マークを付けているクルマに対して、周囲のクルマは配慮することが法律で義務付けられています。割り込みや無理な幅寄せなどを行うことが、ハッキリと禁止されているんです。これに違反した場合は、「初心運転者等保護義務違反」となり、普通車であれば違反点数1点、反則金6000円となります。
でも、そうした法律以前に、先輩ドライバーさんは、ご自分が免許を取ったばかりの頃を思い出してみてください。そもそも誰だって、運転免許を取ったばかりの、初心者だった頃があるはずです。当時はきっとみなさんも、ガチガチに緊張してハンドルを握っていたことでしょう。しかしそんな時に、クラクションを激しく鳴らされたり、威圧的な行動をされたら、動揺して、まともに運転できなくなり、より危険な状況になりかねませんよね。
ということで、路上で初心者ドライバーや道に慣れていないドライバーを見かけたら、ぜひスペースを空けたり、スピードを抑えたりして、そのクルマが走りやすい環境を作ってあげてくださいね!
【春も飲酒運転はNG】4月3日(水)
「春の運転の注意点」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。春といえば、何かとお酒を飲む機会が多い季節です。お花見もそうですし、歓送迎会などが行われることもあるでしょうね。
でも、このコーナーでは何度もお話していますが、お酒を少しでも飲んだら、クルマを運転しては絶対にダメですよ!
お酒を少しでも飲むと、安全運転に必要な情報処理能力や注意力、判断力などが低下。スピードを出し過ぎたり、車間距離の判断を誤ったり、危険に気づくのが遅れたりします。
これはお酒に弱い人だけでなく、強い人も例外ではありませんよ。というのも、例え低濃度のアルコールでも、運転操作などに影響が出ることは、さまざまな調査研究によって明らかになっているんです。
最近、アルコール度数が2、3%という低濃度のお酒が流行っていますが、それでも飲んだら、絶対に運転してはダメですからね。
一方、グループでクルマに乗って飲食店に行った場合は、お酒を飲まない人、いわゆる「ハンドルキーパー」を決めましょう。その人はお酒を飲まないで、仲間を自宅まで送り届けることを、徹底するようにしてくださいね。
飲酒運転によって死亡事故に至る比率は、お酒を飲んでいない場合のおよそ7.1倍にも上るといいます。飲酒運転は、人の命を奪いかねない、悪質で、危険な犯罪だということ、決して忘れないでくださいね!
【居眠り運転を防ぐ】4月4日(木)
今週お送りしているテーマは、「春の運転の注意点」です。
ポカポカと暖かい春は、つい眠気に襲われがちな季節ですよね。でも、それが運転中の場合は、大事故につながりかねない非常にキケンな事態です!
「公益財団法人 交通事故総合分析センター」では、1996年から2006年までの10年間に起きた2000件の交通事故の中から、「居眠り運転が原因の一つになった交通事故」を100件ほど抽出しました。すると、前日の睡眠時間が4時間以下になると、居眠り運転の発生率が、急上昇することが分かったそうです。
居眠り運転を防ぐためには、十分な睡眠が欠かせません。必要な睡眠時間は個人差があるのでハッキリとは言えませんが、6、7時間は眠るようにした方がいいようですよ。
そして、運転中に眠気を感じたら、ガムを噛んだり、声を出したりしてみましょう。アゴを動かすと、大脳の覚醒レベルをつかさどる「脳幹網様体」に信号を送って、脳の覚醒につながるんだそうです。
それでも眠気がとれないようなら、無理をしないで、休憩・仮眠を取りましょう。ただ、仮眠は15分から30分程度が目安。あまり眠り過ぎると、起きてからかえって眠気が取れにくいことがあります。
また仮眠明けで、しっかり覚醒していない状態で運転するのは危険です。仮眠を取ったら、運転に戻る前に、必ずクルマから出て、体を動かし、外の空気を吸ったりして、頭をスッキリさせてから出発するようにしてくださいね。
【風が強い時】4月5日(金)
今週は、「春の運転の注意点」をテーマにお届けしてきましたが、春といえば、「春の嵐」と言う言葉があるように、風が強く吹くことが多いですよね。風速が10メートルから15メートル程度になると、クルマの運転に影響が出始め、高速道路などでは、風に流される感覚があるでしょう。
中でも車高の高い、ボックスタイプのクルマは、風の影響を受けやすいので、注意してください。
特に、トンネルの出口やビルの谷間などは、強風が吹きやすい場所なので、十分気を付けましょう。
ただ、風の強い日に一番危険なのは、強風でふらついた時に驚いて、急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりして、運転操作を誤ることです。そこで、風が強い時の運転では、普段よりも、ハンドルをしっかりと握るように心がけることが大切です。そして同じ風速でも、クルマの速度が速い方が、ふらつきが大きくなります。ふらつきを感じたら、慌てずに減速するようにしてください。
また、今の時期では、桜の花びらなどが風でフロントガラスに向かって、一気に吹き付けることも考えられます。そうした際は、スピードを抑えて慎重に運転し、あまりにも状況がひどい時は、安全な場所にクルマを停めて、落ち着いてから出発するようにしてくださいね。
今週は、「春の運転の注意点」をテーマにご紹介しました。