2024/5/31 UP!
今週末には、6月に入ります。今年もそろそろ、梅雨のシーズン到来ですね。
雨の日は、いつも以上に慎重な運転が求められます。ただ、そのためには、雨の中を安全に走れる整備が欠かせません。そこで今週は、「梅雨を前にクルマの準備」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【タイヤの交換は早めに】5月27日(月)
まず、雨の日の運転で気を付けたいのが、濡れた路面のせいで、滑りやすく、さらにブレーキをかけても、すぐには停まれないということです。ここで大切になるのが、タイヤの状態です。
タイヤの表面についている溝は、雨の日、路面とタイヤの間にある水を排水し、タイヤのグリップ力を取り戻す働きをしています。しかし、タイヤの溝が摩耗していると、その能力が低下してしまい、スリップしやすくなってしまうんです。そのため法律では、溝の深さが1.6ミリ以下になると、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。
ただ、1.6ミリ以上あれば安全なのかというと、そういう訳ではありません。新品のタイヤは銘柄にもよりますが、溝の深さはおよそ8ミリあります。それが半分の4ミリまで摩耗すると、濡れた路面での制動距離、つまり、ブレーキを掛けてから停止するまでに進む距離が、長くなり始めるんだそうです。
特に雨の季節では、摩耗したタイヤは想像以上に危険です。まだ使える・・・などと限界まで使い込むのではなく、早めの点検・交換を心がけるようにしてくださいね。
【ワイパーのメンテナンス】5月28日(火)
今週は、「梅雨を前にクルマの準備」をテーマにお送りしています。
雨の日に困ることの一つが、視界の悪さじゃないでしょうか?クリアな視界をキープすることは、安全運転において大前提であり、とても大切です。そのためには、ワイパーの働きが重要なのはいうまでもありません。
ところで、みなさんのおクルマのワイパーは、きれいに水をふき取れていますか?スジ状の線が残ったり、おかしな音がしたり、拭きムラが出たりしていませんか?そんな時には、早急にワイパーのメンテナンスが必要です。
とはいっても、決して難しく考えることはなく、特にワイパーラバーは手軽に交換できますので、異常を感じたら、すぐに付け替えるようにしてください。ちなみに、フロントガラスの面にワックスなどの油分が付いた場合も、すぐキレイに清掃するようにしましょう。というのも放っておくと、ゴムに油分が付いて劣化が進み、より拭きムラが大きくなってしまいますからね。
また、ワイパーラバーを支えているフレームの部分、いわゆるワイパーブレードも、経年劣化により、次第に性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。ただワイパーラバーやブレードには、車種によって種類も多くあります。付け替えるにあたり不安という方は、お近くのカーディーラーのスタッフに、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
【油膜を取り除く】5月29日(水)
「梅雨を前にクルマの準備」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
雨の日、視界の良し悪しに関わる大きな要因の一つが、油膜です。油膜は、大気中の排気ガスに含まれる油分が雨と一緒に落ちてきたり、車がはね上げた路面の油分がフロントガラスなどに付着して、乾いてこびりついたものです。クルマのコーティング剤が劣化して油膜になることもあります。つまり、どんなクルマにも、必ず付いてしまうものです。
そんな油膜がクルマのガラスに付着すると、特に雨の日の夜、対向車のヘッドライトに照らされた時など、ギラギラとガラス面が反射してしまうことがあります。すると、視界が悪くなって、運転しにくいだけでなく、歩行者や自転車を発見するのが遅れてしまうこともあります。油膜が気になる時は、油膜取り剤などを使ってきれいに除去するようにしましょう。
この油膜取りには、シートタイプやスプレータイプ、そして研磨剤タイプなど、さまざまなものが市販されています。油膜の程度が軽い場合には、シートタイプやスプレータイプでも大丈夫ですが、ガンコな油膜には、研磨剤タイプが一番確実です。
でも、ガラスの全面を丁寧に磨いていかなくてはいけないので、意外と手間がかかるものです。そんな作業が面倒という方には、カーディーラーなどに任せてしまうのもいい手ですよね。自分の労力はかかりませんし、プロの技できれいに油膜を除去してくれます。日頃から油膜が気になっていた・・・という方は、梅雨を控えたこの機会に、ぜひキレイにして、クリアな視界を確保してくださいね。
【ガラスコートで視界くっきり】5月30日(木)
今週お送りしているテーマは、「梅雨を前にクルマの準備」です。
雨の日の安全運転で、何より大切なのが、クリアな視界を確保することです。そのためのポイントとして、初回のタイヤの溝につづき、火曜日からは、ワイパーの交換や油膜取りについて、ご紹介してきました。そしてもう一つ、さらに今朝お伝えしたいのが、ガラスコートです。
ガラスコートは、ご存知のとおり、ガラスの表面にコーティング剤を塗って水をはじいて視界を確保するものです。今やこうしたコーティング剤は、カー用品店やホームセンターなどで、実にいろいろな種類が販売されていますよね。実際にご自分で、ガラスコートを購入し、ガラスに塗っているという方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。ただ、その時に一つ問題になることがあります。それがきのうもご紹介した油膜です。油膜が付いたままの状態でガラスコートをしても、本来期待できる効果や持続期間を、発揮できない可能性があるんです。さらには、余計に視界が悪くなってしまった・・・なんていう逆効果になりかねないこともあり得ます。
とはいっても、油膜取りをした上に、ガラスコートをするのでは、なかなか手間がかかりますよね。そんな時は、やっぱりカーディーラーなどに全て任せてしまうのがオススメです!コーティングする前に、ガラスの汚れや油膜をキレイに落としてくれるので、その効果も倍増しますよ!皆さんもしっかり対策して、雨の日の安全運転を心がけてくださいね!
【カーエアコンのメンテナンス】5月31日(金)
「梅雨を前にクルマの準備」をテーマにお届けしてきた今週ですが、ジメジメした雨の季節は、どうしてもクルマの中の湿度も高くなりがちですよね。そんな車内を快適な環境に整えてくれるのが、そう、カーエアコンです。
でも久しぶりに使ってみたら、イヤな臭いが噴き出して来たり、冷房の効きが悪かったりしたこと、皆さんはありませんか?イヤな臭いの原因となるのが、カーエアコンの中の「エバポレーター」というパーツ。エアコンガスで空気を冷やす役割があって、そのため結露も出来やすく、カビやダニが、その周りで繁殖しやすいんです。そうしたカビの菌やダニの死骸などが、イヤな臭いの原因になるといいます。
一方、エアコンの効きが悪い時、その原因の可能性として高いのが「クリーンエアフィルター」です。コレは空気に含まれるホコリやニオイなどをカットする、エアコン用のフィルターのこと。使い続けるうちに、汚れが溜まっていき、だんだん十分な空気が通過できなくなってしまいます。その結果、エアコンの効きが悪くなってしまうんです。
近づく雨の季節、快適なドライブを実現するためにも、この機会に、お近くのカーディーラーなどで、
カーエアコンの点検・メンテナンスをしてもらっておきましょう。
今週は、「梅雨を前にクルマの準備」をテーマにご紹介しました。