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◆ 雨の日の運転で気をつけたいもの

2024/6/14 UP!

雨の日の運転では、視界の悪さ、そして路面の滑りやすさに注意しなければいけませんね。でも、それだけではありません。雨が降っていると、事故の原因につながりかねない、さまざまな要素があちこちにあるものです。そこで今週は「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。

【濡れた靴】6月10日(月)

まず、今朝取り上げるのは、濡れた靴です。「どうして濡れた靴が、事故につながるの?」不思議に思った方、いらっしゃるかもしれません。

実は、靴の裏が濡れていると、ブレーキペダルを踏んだ時に、滑って踏み外してしまうことがあるんです。必要な時に、ちゃんとブレーキを踏めないのも問題ですし、さらに、踏み外した勢いでアクセルを踏み込んでしまい、建物へ突っ込むという事故も、実際に起きています。

ということで、雨の日に運転する場合は、できるだけ素材や形状など、滑りにくい靴を選ぶことが大切。特に革靴は、濡れると滑りやすいモノが多いようで、注意しましょう。

また、濡れた道路を歩いてからクルマに乗り込む時は、車内に布などを用意しておいて、靴の裏についた水をふき取ったり、フロアマットで靴の裏を拭いたりすることも重要です。

そして普段から、ブレーキペダルの端を踏むのが習慣になっている人は、雨の日にペダルを踏み外しやすくなります。日ごろから、ペダルの中央を踏むよう心がけてくださいね。

【カサ差し運転の自転車に注意】6月11日(火)

今週は、「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお送りしています。

昨日の「濡れた靴」につづいて取り上げるのは、雨の日に走っている自転車についてです。

まず自転車は、雨が降り始めたら、少しでも濡れないようにと、先を急いで運転する人が増えます。その結果、信号無視をしたり、安全確認を十分せずに道路を横断したりするケースもありますので、その動きには十分注意してくださいね。

また、雨がしばらく降り続けると見かけるのが、カサを差して走っている自転車です。そもそも、自転車のカサ差し運転は、道路交通法や各都道府県の条例で禁止されている行為です。その理由は、もちろんカサ差し運転が、非常に危険だからですよね。

そもそもカサがあると、周囲の安全確認が十分にできません。そのためクルマが近づいてきていても気づかずに、クルマの前にふらふら出て来る可能性があります。さらにはカサを差しているため、当然、片手運転になりますよね。するとハンドル操作も不安定ですし、ブレーキも片手でしかかけられませ。そうなるとキケンに気づいてブレーキをかけても止まり切れず、クルマの前に飛び出してくる・・・なんてことも起こり得ます。

ということで、雨の日にカサ差し運転している自転車を見かけたら、クルマの接近に気づいていないかもしれない、そしてブレーキをかけても止まれないかもしれない、ということを頭に入れて、可能な限り距離を取って走行するようにしてくださいね。

【雨で薄暗い時にはライトを点灯】6月12日(水)

「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

雨が強く降る時は、昼間でも、辺りが暗く、見えづらくなることがありますよね。そんな時に大切なのが、ヘッドライトを点灯することです。といっても、それは自分の視界を確保するため、だけではありませんよ。周りの人に、自分の存在をアピールするためでもあるんです。

というのも、大雨が降っている時は、ただでさえ辺りの視界が悪くなります。落ちてくる雨粒だけでなく、ガラスやドアミラーに水滴が付着して、後方など周囲を確認しづらくなります。さらに高速道路などでは、クルマによって巻き上げられた水しぶきも加わって、ミラーだけでは、後続車の位置も確認できないほどです。

そんな時に助けになるのが、ヘッドライトです。ヘッドライトが点いていれば、周囲のクルマや歩行者などに、自分の存在をしっかりアピールできます。

ただ、街を走っているクルマの中には、せっかくライトを点けているのに、スモールライトだけを点灯しているドライバーさんも多いようです。これは、昼間にライトを付けることへの抵抗感が、無意識のうちに作用しているのかもしれませんね。でも、スモールライトだけでは、少し距離が離れると、確認しづらくなることがよくあります。

安全のためには、ぜひヘッドライトを点けるようにしましょう。

【ハイドロプレーニング現象】6月13日(木)

今週お送りしているテーマは、「雨の日に気を付けたいモノ」です。

今日取り上げるのは「ハイドロプレーニング現象」です。免許をとるときに自動車学校などでも習ったことがあると思いますが、改めておさらいしておきましょう。

ハイドロプレーニング現象というのは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かず、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう現象です。ちょうど、タイヤが水に浮いて滑っているような状態になるので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまいます。

その時に、不用意にハンドルを切ったり、急ブレーキを踏んだりすると、グリップが戻った時にクルマの挙動が大きく変化することになり、大変危険です。そこで、もしクルマが滑り始めたら、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせず、タイヤのグリップが回復するのを待つようにしてくださいね。

ただ、出来ればハイドロプレーニング現象を、起こさないようにすることが大切なのは、云うまでもありません。そのためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。摩耗したタイヤは、早めに交換しておきましょう!また、空気圧が不足している状態でも、接地面積が増えて排水しづらくなり、グリップを失いやすくなるそうです。

その他、スピードの出し過ぎも、ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。雨の日、特に高速道路などでは、意識的にスピードを落として、慎重な運転を心がけてくださいね!

【蒸発現象】6月14日(金)

「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお届けしてきました今週、最後のポイントとしてお伝えするのは、夜間に注意して欲しい「蒸発現象」についてです。

雨の日は、視界が悪くなるのはご存知の通りですが、夜になると、さらに見えづらくなる、ある現象が起こりやすくなります。それは、対向車のヘッドライトの明かりと自分のクルマのヘッドライトが重なる部分で、お互いの光が反射し合い、その間にいる歩行者が見えなくなってしまう現象です。「蒸発現象」や「グレア現象」と呼ばれます。

これは、天気に関係なく起こる現象なのですが、とくに雨の日は、路面の水たまりなどにライトの光が乱反射して、余計に起こりやすくなるんです。さらには、ライトの反射によって、センターラインや横断歩道、停止線などの道路標示が見えづらくなったという経験をした方も、多いのではないでしょうか。これも蒸発現象の一つです。

ということで、雨の日の夜の運転において、道路標示が見えづらいと感じたら、蒸発現象が起きていると踏まえることが重要です。その上で、歩行者がいるかもしれないと用心して、光の中の「何か動いたかも!」といった違和感を見落とさないようにしてください。そこに歩行者がいるかもしれませんからね。もちろん、歩行者などに気づいた時に、速やかに対応できるよう、スピードを落として慎重に運転することも大切ですよ!

今週は、「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにご紹介しました。

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