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◆ 豪雨への対策

2024/7/5 UP!

きょうから、7月。これからの季節は、梅雨前線の影響やゲリラ雷雨、そして台風と、大雨に見舞われることが多くなるシーズンです。

そこで今週は、「豪雨への対策」をテーマに、さまざまな対処法や注意点などを、取り上げていきたいと思います。

【豪雨の際の運転の基本】7月1日(月)

では、おクルマの走行中、急な豪雨に出くわしたら、どんなことに気を付けて運転すればいいんでしょうか。

まず、豪雨になると、急激に視界が悪くなります。降ってくる雨そのものも激しいので、ワイパーが追い付かなくなることもあり得ます。また、地面からの跳ね返りや、他のクルマが起こす水しぶきも、視界を妨げますよね。さらには、ガラスやミラーに付着した雨水も、周囲を確認するのにとても邪魔になります。

そこで、まずはヘッドライトを点灯して、自分のクルマを雨の中でも目立つようにすることが大切。そして、急な危険に遭遇しても避けられるように、スピードは控え、できるだけ車間距離をあけて走行しましょう。そして、先ほども言いましたが、大雨の日は、水しぶきが頻繁に発生します。他のクルマがはね上げた水しぶきを浴びるだけでなく、自分が想像以上の水しぶきを上げたりすることもあるでしょう。それに慌ててしまい、運転操作を誤ることがないよう、あらかじめ心構えしておくことが肝心です。

豪雨の際には、思わぬ危険に遭遇する可能性があります。慎重な運転を心がけ、本当にひどい雨の時は、決して無理をせず、安全な場所に停車して雨が弱くなるのを待ちましょう。

【雨量が50mm/h以上になったら】7月2日(火)

今週は、「豪雨への対策」をテーマにお送りしています。

ひと口に豪雨と言っても、その降り方は、その時々で大きく違います。例えば、雨量が1時間当たり30ミリを超える「激しい雨」の時には、ワイパーを速くしても前方は見づらく、道路にも水たまりが出来てしまいます。それが、1時間に50ミリ以上の「滝のような大雨」になると、辺り一面水しぶきで白っぽくなり、視界も非常に悪くなって、マンホールから水が噴出するような状況となります。そんな時には、クルマの運転自体がキケン。とにかくクルマを止め、豪雨が過ぎるのを待つことが最善策です。

その際、安全な場所に停められれば一番いいですが、そうしたスポットが近くにない場合、ダラダラ運転を続けるのは、非常に危険です。すみやかに、ハザードランプを点滅させ、クルマを路肩に寄せて止めるようにしましょう。

しかし、そうした大雨の中で路肩に停車した場合、後続車に追突される危険性があります。そこで停止中は、テールランプを点けた状態で、さらにブレーキペダルを踏み続け、ブレーキランプの強い光で後続車に自分のクルマの存在を示すようにしましょう。

最近では、テレビやラジオの天気予報に加え、ウェブサイトやアプリなどで、雨雲の動きを、あらかじめかなり正確に知ることができるようになっています。最新の気象情報を入手して、激しい豪雨が予測されるようなら、クルマの運転を避けることも大切ですよ。

【豪雨の時に近づかない方がいい場所】7月3日(水)

「豪雨への対策」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。普段であれば、何気なくクルマを走らせているいつもの道が、豪雨の時には一変し、危険な場所と化すことがあります。

例えば、道路の下などをくぐるアンダーパスがそうです。こうした低い場所は周囲から水が集まりやすく、冠水すると水深が深くなりがち。しかし「クルマなら越えられるだろう」と甘く考えて突っ込んでしまうと、クルマが動かなくなってしまう恐れがあります。さらに、立ち往生した状態のまま、水圧でドアを開けることも出来ず、増水した結果、運転していた人が溺れて亡くなる事故も発生しているんです。

また、「河川のそば」の道路も注意が必要です。特に、最近よく耳にする「線状降水帯」など、集中した大雨が続き、氾濫危険情報が出ているような状況では、いつ・どこで、河川があふれ出して巻き込まれるか分かりません。河川の水位情報などをチェックし、危険と感じる場合には、近づかないようにしましょう。

その他、「崖のそば」の道も要注意です。大雨によって地盤が緩み、落石や土砂崩れ、土石流などが発生する可能性があります。特に山あいの道は、そうした崖が多いうえ、カーブが連続していて先の道路状況を見通すことができません。そのため、落石や土砂に衝突する危険性もあります。十分にスピードを落として、運転することが重要です。

やむを得ず、山あいの道などを通る場合は、ぜひ事前に、自治体などが発表している「土砂災害ハザードマップ」などで、通行する地域の危険度を確認しておきましょうね。

【冠水路に出くわしたら】7月4日(木)

今週お送りしているテーマは、「豪雨への対策」です。

豪雨の時に街なかでもよく見かけるのが、道路に水があふれた冠水路です。では運転中、目の前の道路が冠水していたら、どのようにするのがいいのでしょうか。

よくテレビのニュースなどで、冠水した道路を、水しぶきを上げながら走っているクルマを見かけますが、そのような行為は、決してすすめられることではありません。

というのも、濁った水の下は、何があるか分かりませんよね。フタの開いたマンホールがあるかもしれませんし、タイヤをパンクさせる何かが落ちている可能性もあります。それに、水深が一定以上になると、クルマがコントロールできなくなるかもしれません。さらに、吸気口やマフラーから水が入り、エンジンの内部まで達してしまうと、深刻なエンジンの故障につながる恐れもあるんです。

とはいえ、近年の異常気象のせいもあり、急なゲリラ豪雨などで身動きが取れないままに、周辺道路の水かさがあっという間に増えてしまう状況に、皆さんもいつ遭遇するかもしれません。

そこで、不運にも水没してしまった場合に備えて、緊急時の対応方法を、日ごろから具体的に想定しておくと安心です。また、緊急脱出用ハンマーなどの用意や、すぐに救助やレッカーを手配できるよう、連絡先をあらかじめメモしておくのもいいでしょう。

いずれにせよ、冠水した道路は、可能な限り迂回するようにしましょうね。

【豪雨があらかじめ予測されている時には】7月5日(金)

「豪雨への対策」をテーマにお届けしてきた今週ですが、最近では天気予報の精度が向上して、災害になるほどの大雨だと、ほとんどのケースで事前に予測されています。ということで、大きな災害クラスの豪雨が予測されている際は、あらかじめ備えておくことが大切です。

例えば、普段自分がクルマを停めている場所に、どんな危険があるのか確認しておきます。

地方自治体などが公表しているハザードマップで、事前にチェックしてみましょう。浸水や土砂災害などの危険度が高い地区では、豪雨が予測される時、そうした場所を避け、安全な場所に退避させるといいでしょう。

ただ、クルマは大切な財産ですし、愛着もあるので、イザという時もクルマを何とかして守りたい・・・と考えるかもしれませんね。でもその結果、ドライバーさんなどが災害に巻き込まれるようでは本末転倒です。いうまでもなく、人間の命のほうが最優先なので、もしも「このままではキケンかも・・・」と判断したら、ためらわずにクルマを置いて避難するようにしましょう!

最近では、ニュースなどで云われるように、雨の降り方が以前よりも激しくなったと実感している方、多いと思います。それだけにドライバーの皆さんも、どうぞ慎重な対応を心がけてくださいね!

今週は、「豪雨への対策」をテーマにご紹介しました。

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