2024/11/29 UP!
経済産業省や、国土交通省、環境省、そして警察庁が連携して設置する「エコドライブ普及連絡会」では、毎年11月を「エコドライブ推進月間」と位置付けています。エコドライブの具体的な方法を示したものとしては、2003年に策定された「エコドライブ10のすすめ」が有名です。でも実はこれ、時代の変化に合わせて、その内容も見直されているんです。
そこで今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」の各ポイントを、ご紹介していきたいと思います。
【燃費を把握&ふんわりアクセル】11月25日(月)
まず、一つ目のポイントは、「自分の燃費を把握しよう」です。
みなさんは、ご自分のおクルマの燃費が、どのぐらいかご存知ですか?日々の燃費を把握するのを習慣にしておくと、マイカーのエコドライブの効果を実感することができます。燃費を把握するには、昔のように給油時に計算する必要はありません。今は、おクルマに装備されている燃費計やエコドライブナビゲーション、さらに、インターネットによる燃費管理などの、エコドライブ支援機能を使うと便利ですよ。
続いて二つ目のポイントは、「ふんわりアクセル『e(イー)スタート』」です。
これは発進する時の、アクセルの踏み方のこと。じんわり穏やかにアクセルを踏み込んで発進しましょう。だいたい、最初の5秒で時速20キロが目安です。日ごろからこのやさしい発進を心がけることで、10%程度、燃費が改善するといいます。また、穏やかな発進は、安全運転にもつながりますので、ぜひみなさんも、ふんわりアクセルを心がけてみてくださいね。
【加速・減速の少ない運転&早めのアクセルオフ】11月26日(火)
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」についてご紹介しています。
ではきのうに続いて、3つ目のエコドライブポイントに参りましょう。それが、「車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転」です。
走行中は、一定のスピードで走ることがエコドライブのコツ。そのためには、十分な車間距離を取ることが大切です。車間距離が短くなると、前のクルマがちょっとブレーキを踏んだだけでも、減速しなければならなくなり、無駄な加速や減速をする機会が多くなります。その結果、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化するといいます。交通状況に合わせて、速度変化の少ない運転を心がけましょう。
続いて、4つめのポイント。それは「減速時は早めにアクセルを離そう」です。
前方の信号が変わった時など、前もって停止することが分かったら、周りの状況をみてアクセルから足を離し、惰性で進みましょう。ギリギリまでアクセルを踏んでいても、そのエネルギーは無駄になります。早めにアクセルをオフにすれば、その間エンジンブレーキが作動して、2%程度、燃費が改善するといいます。
また、ハイブリッドカーや電気自動車の場合は、早めにアクセルを離してやさしくブレーキを踏み、なるべく長い距離をかけてゆっくり停車するのが、特にオススメ。その間、モーターで発電した電力がバッテリーに充電されます。その電気は、以降の発進や加速時に利用されますので、燃費の改善につながりますよ。
【エアコンの適切な使用&アイドリングストップ】11月27日(水)
「エコドライブのすすめ」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ということで、「エコドライブ10のすすめ」の5つ目です。それは「エアコンの使用は適切に」です!
カーエアコンは、車内を冷却したり、除湿したりする機能です。暖房だけ必要な時は、エアコンスイッチをオフにしておくようにしましょう。例えば、車内の温度設定が外気と同じ25度の場合、エアコンスイッチをオンにしたままだと、12%程度燃費が悪化するそうですよ。
ただ、冬場フロントガラスが結露で曇った時には、曇りを取るために、エアコンの除湿機能が有効ですから、暖房と併せて上手に活用してくださいね。また、冷房が必要なときでも、車内を冷やしすぎないようにしましょう。
そして、エコドライブのポイント6つ目は、「ムダなアイドリングはやめよう」です。
駅などで人を待っている間や、荷物の積み下ろしなどでクルマを停めている間は、アイドリングはストップするようにしましょう。10分間アイドリングをしていると、その間に130ccほどの燃料を消費してしまうそうですよ。
また、エンジンをかけてからしばらくアイドリングをしてエンジンを温める暖機運転を今もしている方、いらっしゃるかもしれませんね。でも、現在のクルマでは、暖機運転は基本的に不要です。エンジンをかけたら、すぐにスタートしましょう!
【余裕をもって出発&点検・整備】11月28日(木)
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」についてお送りしています。四日目の今朝は、7つ目と8つ目のポイントをご紹介します。まず7つ目、それは…「渋滞を避け、余裕をもって出発しよう」です。
おクルマでお出かけする前には、渋滞や交通規制などの道路交通情報や、地図やカーナビなどを活用して、行先やルートを、あらかじめ確認しておきましょう。1時間ほどのドライブで、道に迷って10分ほど余計に走ったとすると、17%程度、燃料の消費量が増加するそうですよ。
もちろん発進した後でも、随時、道路交通情報をチェックして、渋滞を避けるようにすると、燃料や時間の節約になりますよ!
続いて、「エコドライブ10のすすめ」、8つ目のポイントは「タイヤの空気圧から始める点検・整備」です。
手軽に出来て、エコドライブに大きく関わる点検・整備のポイントといえば、タイヤの空気圧があります。タイヤの空気圧が適正値より不足していると、市街地で2%程度、郊外で4%程度、燃費が悪化するといいます。日ごろから、タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう。
また、エンジンオイルやオイルフィルター、エアクリーナエレメントなども、定期的な交換を行うことで燃費が改善します。おクルマの各部分の点検・整備を、普段からお忘れなく!
【不要な荷物をおろす&迷惑駐車はやめよう】11月29日(金)
「エコドライブのすすめ」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。さて、「エコドライブ10のすすめ」の9つ目は、「不要な荷物はおろそう」です。みなさんはおクルマに、ゴルフ道具やアウトドアグッズなど、すぐに使わない荷物を積んだままにしていませんか?そうしたものは、降ろすようにしましょう。
というのも、クルマの燃費は、荷物の重さによって大きな影響を受けるからです。例えば、100キロの荷物を載せて走ると、3%程度、燃費が悪化するんですって。ちなみに燃費は、空気抵抗によっても影響を受けます。ルーフボックスやスキーキャリアなども、使用しない時には、取り外すようにしましょう。
そして「エコドライブ10のすすめ」、ラストは、「走行の妨げとなる駐車はやめよう」です。
迷惑駐車の少ない道路では、平均速度が上がり、燃費の悪化を防ぐことができます。ところが、交通の妨げになる場所で迷惑駐車をしてしまうと、渋滞をもたらすことに。すると、他のクルマの燃費を悪化させるだけでなく、交通事故の原因にもなりかねません。お出かけの際は、駐車場やパーキングメーターなど、適切な場所に駐車するようにしてくださいね。
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマにご紹介しました。