2025/1/3 UP!
明日は、大みそか。あさってには、新しい年がスタートします。
一年を締めくくるこのタイミングに、改めて安全運転の基本をおさらいしておきましょう!
ということで今週は、「安全運転5則(ごそく)をチェック」をテーマに、
その各項目を取り上げていきたいと思います。
【安全速度を必ず守る】12月30日(月)
まず、「安全運転5則」とは何かといいますと、1980年、無謀な運転による交通事故防止を徹底するために警察庁によって定められたスローガンです。教習所や免許更新の講習などで耳にしたことのある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今朝は、その一つ目、「安全速度を必ず守る」について考えてみましょう。
みなさんは、「安全速度」ってどんなものか、正しく分かっていますか?「法定速度」や「制限速度」とは、違いますよ。実際の道路上では、定められた速度以下でも、道路や交通の状況、天候・視界の良し悪しによって、安全に運転できる速度って変わりますよね?それを踏まえて走るのが、「安全速度」です。
例えば、とても激しい雨が降っていて、視界や、路面の状況が悪い場合を想像してみてください。走行している道路の制限速度が時速50キロだったとしても、無理をしてそのスピードで走ることは、さまざまなリスクを負う可能性があります。そんな時には、安全のために、もっとスピードを抑えて慎重に運転するべきですよね。
ということで、安全に走行できる「安全速度」は、その時その場の状況で、どんどん変わるということを、日ごろから常に意識して、それをしっかり守るようにしてくださいね!
【カーブの手前でスピードを落とす】12月31日(火)
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマに、安全運転の基本についてお送りしています。ということで、今朝取り上げるのは、「安全運転5則」の二つめ、「カーブの手前でスピードを落とす」です。
カーブを曲がる時、スピードを出し過ぎると遠心力が大きくなり、カーブを曲がり切れず、反対車線にはみ出すなどの危険性がありますよね。遠心力は、速度の2乗に比例して大きくなるといいます。つまり、速度が2倍になると遠心力は4倍に、速度が3倍になると、遠心力は9倍になるんです。カーブを安全に通過するためには、スピードを抑えることが重要だということが、分かりますよね。
でも、カーブの手前でスピードを落とさなくても、カーブの途中で、速いと感じたらブレーキをかけてもいいのでは?と思うドライバーさんが、中にはいるかもしれませんね。実は、カーブを曲がっている最中に急に減速すると、クルマが非常に不安定な状態になり、スリップする危険性があるんです。そのため、カーブの手前で減速することが推奨されています。
ただ、最近ではクルマやタイヤの性能が向上しているため、少しぐらいブレーキをかけたからといって、そうした危険性は少なくなっていると言えるでしょう。しかし、カーブにオーバースピードのまま突っ込めば、途中で急ブレーキを踏まなければいけない可能性も高くなります。そうした危険を防ぐためにも、カーブの手前でしっかりスピードを落としておくことが、やっぱり大切ですよ!
【交差点では必ず安全を確かめる】1月1日(水・祝)
さあ、2025年最初の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」です。今年も、安全で快適なカーライフをサポートするさまざまな情報をご紹介していきたいと思います。
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマに、安全運転の基本についてお送りしています。ということで、新年一回目の今朝も、「安全運転5則」の三つめ、「交差点では必ず安全を確かめる」について考えていきましょう。
内閣府が公表した『令和6年交通安全白書』によりますと、去年1年間に発生した交通死亡事故を、道路の形状別に見ると、一番多く事故が発生していたのは、「交差点内」で全体の34.6%を占めていました。それに加えて、「交差点付近」が14.2%。つまり全体の約49%、ほぼ半数の交通死亡事故が、交差点内外で発生していることになります。
さまざまな角度から人や乗り物が集まる交差点やその付近は、実にさまざまなリスクが潜んでいます。
代表的なのが、交差点を右左折する時です。右折の際、対向車などの距離やスピードを十分確認し、無理な右折をしないよう気を付けてください。そして交差点を左折する際は、左後方から原付きバイクや自転車などが接近していないか、ドアミラーや目視で、必ず確認するようにしましょう。
また、一時停止の標識や表示のある交差点では、もちろん皆さん、きちんと停まって、安全確認していると思います。一方、そうした標識や標示のない場所でも、クルマや自転車、歩行者などが接近しているかもしれません。安全のためにも、できるだけ一時停止などをしてから通過するようにしてくださいね。
【一時停止で横断歩行者の安全を守る】1月2日(木)
今週お送りしているテーマは、「安全運転5則をチェック」です。今朝取り上げるのは、「安全運転5則」の4つめ、「一時停止で横断歩行者の安全を守る」です。
ここで、みなさんに問題です。運転中、前方の信号のない横断歩道を、歩行者が横断していたり、横断しようとしていたら、ドライバーさんはどうしなければいけないか分かりますか?このシチュエーション、この番組では何度も取り上げていますので、リスナーのみなさんなら、きっと正解はお分かりでしょう!
そう、正解は、横断歩道の手前で一時停止をして、歩行者を先に横断させてあげなければいけません。これは、マナーではありませんよ。道路交通法で定められる、れっきとしたルールなんです。
さらに、横断する歩行者がいないことか明らかでない場合は、横断歩道の手前でいつでも停止できるように、速度を落として進まなければならない、というルールもあります。横断歩道を見落とすことがないよう、ハンドルを握っている間は、集中力を欠かさずに、気を付けて運転してくださいね。
そして、横断歩道がない場所でも、気を抜いてはいけませんよ。というのも、横断歩道がない交差点やその付近を歩行者が横断していたとしても、クルマはその通行を妨げてはいけない決まりになっているんです。一時停止か徐行をして、先に渡ってもらうようにしましょう。クラクションを鳴らすなんてもってのほか。あくまで歩行者優先が、交通社会のルールですよ。
【飲酒運転は絶対にしない】1月3日(金)
「安全運転5則をチェック」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最後に取り上げるのは「安全運転5則」の5つめ、「飲酒運転は絶対にしない」です。飲酒運転の危険性については、この番組で再三とり上げましたし、みなさんもよくご存知のことと思います。
アルコールは例え少しの量だとしても、飲むと脳の機能をマヒさせます。その結果、情報処理能力や注意力、判断力が低下。交通事故に結びつく危険性を一気に高めてしまいます。
警察庁の調査によりますと、飲酒運転での死亡事故率は、飲酒していない場合のおよそ6.1倍にもなるといいます。それだけ飲酒運転が、悲惨な事故を引き起こす原因になっていることが、誰にだって分かりますよね。
また、飲酒運転で罰せられるのは、運転した本人だけではありませんよ。クルマを運転する人にお酒を飲ませたり、飲酒した人が運転するクルマに乗ったり、さらにお酒を飲んでいる人にクルマを貸したりしても、同じように罰せられることになります。
飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。
飲酒運転は重大な犯罪行為だということを、決して忘れないでくださいね!
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマにご紹介しました。