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◆ 大雪に備えて

2025/1/10 UP!

真冬でも、あまり雪が積もることのない、千葉県をはじめとした南関東ですが、時折、南岸低気圧の接近などによって、びっくりするほどの雪が降ることがありますよね。そんな時、慣れない雪道に、首都圏ではクルマの事故が多発します。

そこで今週は、「大雪に備えて」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきたいと思います。

【ノーマルタイヤで雪道を走るのは法令違反】1月6日(月)

南関東での突然の降雪によって発生する、多くの事故。その主な原因は、雪によるスリップと見られています。中でも目立つのが、ノーマルタイヤのまま走ったことによる事故や立ち往生です。

「雪の予報が出ていたけど、こんなに降ると思わなかった」とか、「このぐらいの雪なら大丈夫と思った」などなど、ノーマルタイヤで雪の中を走ってしまった理由は、いろいろあるかもしれませんね。しかし、積雪や凍結がある道路を、何も対策せずに運転することは、そもそも、沖縄県を除く46都道府県で法令違反だということ、皆さんはご存知だったでしょうか?

違反した場合、反則金は大型自動車等で7000円、普通乗用車等で6000円です。これを支払わない場合、5万円以下の罰金となります。

というワケで、雪道を走る時には、冬用タイヤやタイヤチェーンなどを装着する必要があります。仕事などで冬場、クルマがないと困るという方は、ぜひとも早めに、そうした装備を用意しておいてください。

ただ、大雪の時には決して無理はせず運転を見合わせることも、検討するようにしましょうね!

【雪道の運転】1月7日(火)

今週は、「大雪に備えて」をテーマに、お送りしています。二日目の今朝は、雪道での運転について、そのさまざまな注意点を、改めて取り上げていきましょう。

雪道を運転する時の大前提は、冬用タイヤやタイヤチェーンなど、適切な滑り止めを装着することです。その上でまずは他のクルマや人が少ない場所で、アクセルやブレーキの具合をしっかりとチェックしましょう。普段の道路とは運転する感覚が異なります。その感覚を十分確認してから、慎重に運転するようにしてくださいね。

そして雪道での運転の基本は、「急」のつく運転を避けることです。

「急発進」「急加速」「急ハンドル」「急ブレーキ」など、いずれも思わぬスリップの原因になります。車体のコントロールを失いかねません。十分に注意しましょう。

さらに雪道では、ブレーキをかけてから停止するまでの制動距離が、普段の路面よりも長くなります。
走行する時は、前のクルマとの車間距離を長めにとるようにしてくださいね。そして赤信号などで停止する時は、いつもより手前からブレーキをかけ始め、ゆっくり止まるように心がけましょう。

また、道路でより滑りやすいのが坂道です。特に上り坂では、途中で止まってしまうと、再発進しづらくなります。できるかぎり、坂の途中で停車するのは避けるようにしてくださいね。

【駆動方式による坂道の注意点】1月8日(水)

雪道を走行する時の注意点の中で、坂道は、特に滑りやすい場所としてご紹介しました。

さらに坂道については、おクルマの駆動方式によって、注意するべきポイントに違いがあるんです。
三日目の今朝は、代表的な駆動方式それぞれの、坂道での注意点を取り上げてみたいと思います。

まず、一番該当するクルマが多い、『FF=エフエフ=前輪駆動車』の場合です。

雪の上り坂では、アクセルを踏み込むと、駆動輪が滑って、坂を上れないということがあります。特にFF車の場合、上り坂では前輪の荷重が減少して、そうした状況に陥りやすくなるんです。そこでスムーズに坂を上るために、平坦なところから助走をつけ、アクセルの踏み込みを一定にして、上るようにしましょう。

反対に下り坂は、前輪に荷重がかかりやすく、カーブなどでは、ハンドルを少し切り過ぎたり、急にアクセルを踏み込んだりすると、スピンしやすくなります。アクセルを一定に保ち、カーブの曲がり具合に合わせて、少しずつハンドルを切るようにしてください。

続いて、『FR=エフアール=後輪駆動車』の場合です。

FR車は、雪道で急なアクセル操作などを行うと、とてもスピンしやすくなります。特に上り坂では、後輪に荷重がかかることで、その傾向が強くなりますので、気を付けてくださいね。また、上り坂での停止時に、後輪が空転すると発進できなくなることがあります。アクセルの踏み方には、十分注意しましょう。

【大雪後の注意点】1月9日(木)

大雪が降ったあと、その後の道路の状況は、ずっと一緒ではありませんよね。除雪されたり、雪の性質が変わったりと、どんどん変化していきます。そこで今朝は、そうした大雪の後に注意したいポイントを、いくつか取り上げてみたいと思います。

交通量もあって、クルマがある程度通る道では、大雪の後、道路は除雪などされて、比較的通行しやすくなっていることでしょう。ただ、除雪されて路肩などへ積みあがった雪により、道幅は狭くなっているかもしれません。そんな場所では、対向車とすれ違う際など、接触しないよう、十分注意してくださいね。

一方、歩道は、除雪が十分でないことが多いので、雪道を避けた歩行者が、道路側へ急に出て来ることもあるでしょう。また歩行者が、車道付近ですべって急に転倒するかもしれません。歩行者の動きからは、目を離さないようにしてください。

そして、大雪の後に注意しなければいけないのが、路面の凍結です。除雪が行われていない道路はもちろん、除雪された道路でも、昼間の間に周囲の雪が溶け出し、夜間にその水が凍ってしまうことが、千葉などでもよくあります。

溶け残って凍った雪や、路面が黒く濡れているだけに見えて、実は凍っているブラックアイスバーンなど、大雪後はあちこちに危険な場所があると考えて、スピードを落とし、より慎重に運転するよう、努めてくださいね!

【クルマに乗り込む前に】1月10日(金)

「大雪に備えて」をテーマにお届けしてきました今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

大雪が降ったあと、最初にクルマに乗り込む時、みなさんはどんな所に注意しますか?実は、意外に見落としがちなポイントがありますので、今週ラストは、その辺りをチェックしておきましょう。

まず、いきなり運転席のドアを開けてしまうと、屋根に積もった雪が、ドサッと車内に入り込んでしまいます。運転席の上の雪を取り除いてから、ドアを開けるようにしましょう。

続いて、フロントガラスの雪を取り除きます。もし凍結している場合は、溶かさなければいけません。
そのためには、エアコンのデフロスターを使うと便利です。スイッチを入れると、5分もたたずに溶けて来るでしょう。そして、クルマの屋根に積もった雪を、全て取り除いておくのも大切です。というのも、雪が残ったままだと、走行中にブレーキをかけた時など、その雪がフロントガラスの方に落ちて来て、視界を塞いでしまう危険性があるんです。

その他、運転席に乗り込む際、靴の裏に付いた雪も落としておきましょう。そのまま運転すると、ブレーキペダルなどを踏んだ時、滑って踏み外す可能性があって、大変危ないですからね。

今週は、「大雪に備えて」をテーマにご紹介しました。

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